おおさか水道職人

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家庭内のトイレがCOVID-19の感染源になることも

2021.04.29

1 トイレはなぜ危険視されている？
2 手洗い効果を高めるための意識
3 トイレで手の触れる場所とは
4 公衆トイレと家庭内トイレの違い
5 家庭内のトイレでもマスクは着用するべき？
6 感染リスクとなる意外な行為

トイレはなぜ危険視されている？

COVID-19感染者の糞便から新型コロナウイルスに感染するリスクがあります。他人の排泄物に触れる機会はほとんどなく、トイレ掃除をするときくらいだと思うかもしれませんが、実際はエアロゾルを介してわずかに接触している可能性があります。

なぜ排水レバーを引くときに便器のフタを開けているとダメかというと、排泄物がエアロゾル化して浮遊する可能性があるからです。汚水は数10cmも飛んでしまうので、流すときはフタを閉めましょう。
そして当然ながらフタの裏には汚水がついているので、トイレ掃除をするときは表面活性剤でよく洗浄してください。ウイルスさえ除去してしまえば、感染源をシャットアウトできるのです。

手洗い効果を高めるための意識

漠然と手洗いをしていても、十分な洗浄効果を発揮できません。新型コロナウイルスに感染しないためには、正しい手洗いが必要になるのです。指先や指間、手首などは洗い残りが生じやすいので注意してください。肌が露出している部分はウイルスがつく可能性があります。

なかでも手はモノを触れる部位ですから、念入りに洗っておきましょう。石鹸には固形タイプと液体タイプがあり、衛生面を考えると液体タイプがおすすめです。殺菌作用のある石鹸であれば、菌やウイルスを除去するのに効果的です。

トイレで手の触れる場所とは

人が手を触れる場所には、新型コロナウイルスが存在するかもしれません。無症状の感染者がおり、そうした人が周りに感染させてしまうケースはあります。それゆえ家族全員が無症状だから、100％感染していないとは言い切れないのです。

新型コロナ対策において重要なのは、「もしかしたら」と考えることです。適度な恐怖感を抱くことにより、気持ちを引き締められます。気持ちの緩みが感染リスクを上げるのは間違いありません。トイレでよく触れるポイントは、照明スイッチやドアの取っ手、洗浄レバーなどでしょう。ほかにも便座とフタ、ペーパーホルダーなども接触します。

こうした場所を介してウイルスが皮膚に接触するので、消毒用のアルコールや次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒しておきましょう。アルコール消毒をするときは、手にアルコールを噴射する方法もありますが、それより大切なのは共用部分を消毒することです。

公衆トイレと家庭内トイレの違い

公衆トイレは不特定多数の人たちが使用するので、新型コロナウイルスの大きな感染源となっています。家庭内のトイレの場合はそれほど危険性はありませんが、家庭内に感染者がいる場合は話が別です。特に和式トイレの場合は洋式トイレと違ってフタがないので、エアロゾルが飛散しやすくなります。

家庭内のトイレを安全に使用するには、換気をこまめにする予防対策が大切です。またトイレを使用する数分前に消毒スプレーを使用する方法もあります。空気中に散布すればエアロゾルに含まれるウイルスを撃退できます。

消毒スプレーは新型コロナウイルスに効果があるものを選びましょう。常に換気されているトイレであれば、室内消毒をしなくてもエアロゾル感染のリスクは低いです。二人以上で生活している家庭であれば、浴室の換気も行いたいです。

家庭内のトイレでもマスクは着用するべき？

トイレに長居する状況ですと、マスクを着用したほうが安心できるでしょう。たとえばトイレ掃除をするときは、床や壁に付着したウイルスが空気中に浮遊する可能性があります。それゆえマスク着用をしていたほうが安心できます。普通にトイレを使用する状況においてマスクはなくても大丈夫ですが、家庭内に感染者または感染が疑われる人がいる場合は、マスクを着用したほうがいいでしょう。

また掃除をするときはゴム手袋を着用し、ウイルスとの皮膚接触を避けてください。汚水には下痢が含まれている可能性があり、たとえば便器の死角に潜んでいることが多いです。トイレ掃除が終了したら、速やかに水道水で手を洗ってください。石鹸を使用してから流水で洗い、それからアルコール消毒をしておけば完璧です。なおトイレ使用後や食事前などの手洗いに関しては、アルコール消毒は必要ありません。