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水のコラム

風呂釜の交換を依頼する業者選びのポイントについて解説!


現代のお風呂はユニットバスが主流になっていますが、昔からある戸建て住宅やアパートには風呂釜タイプのお風呂があります。

浴槽の横にお湯を沸かす機器として設置されている風呂釜をバランス釜といいます。耐用年数は10年ほどとされており、この期間を超えて使用していて不具合が発生した場合は、風呂釜の交換を検討した方がいいです。

今回は、風呂釜を交換する際にかかる費用や業者選びのポイントについて解説します。

風呂釜の交換にかかる費用とは?

風呂釜の耐用年数は約10年といわれています。10年以上使用していて不具合が起きた場合は風呂釜を交換した方がいいです。不具合の症状はさまざまですがお湯が沸かなかったり、沸かしてもぬるかったりする場合は、電気系統の不具合や部品の劣化が考えられます。

着火時にボンッという音がする場合は、熱交換機に不具合が起きている可能性があります。風呂釜の交換にかかる費用は風呂釜本体の価格と工事費用です。

その他に業者によって撤去した風呂釜の処分費用がかかったり、他に修理部分が発生したりした場合は別途費用がかかります。風呂釜の種類別に交換にかかる費用を説明していきます。

■バランス釜
バランス釜は浴槽の横に設置されている風呂釜です。お風呂の横に設置する関係で浴槽が狭くなりがちです。空気の給気と排気を屋外でバランスよく行なうので、不完全燃焼が起きにくいのが特徴です。

追い炊き専用やシャワー付などの種類があります。本体価格は追い炊き専用が4.5万円~、シャワー付が6.5万円~です。交換工事費用は4万円前後です。

■屋外設置型のガス風呂釜(RF式)
屋外に設置される風呂釜には、据え置きタイプと壁掛けタイプがあります。据え置きタイプは浴槽から壁を隔てた地面に設置し、壁掛けタイプは外壁などに設置します。

本体価格は据え置きタイプが5万円~6万円、壁掛けタイプは9万円~15万円です。交換工事費用は据え置きタイプが3万円前後、壁掛けタイプが4万円です。

■ホールインワン給湯器への交換
バランス型の風呂釜をより高性能のホールインワン風呂釜に変える方法もあります。

バランス型風呂釜を撤去すると壁に貫通孔が開いたままになります。その貫通孔を活かしてホールインワン給湯器に交換できます。ホールインワン給湯器に変えることで使える湯量が増えたり、浴室内の使えるスペースが広がったりします。本体費用が11万円~19万円、交換工事費用は4万円前後です。

風呂釜の交換を依頼する業者選びのポイント

風呂釜の交換は風呂釜を購入する会社に工事を行ってもらうことになります。ここではどういった会社に交換をお願いするのかと、業者選びのポイントを説明していきます。

■風呂釜メーカー
ノーリツやリンナイ、パロマなどのガス機器メーカーは風呂釜のメーカーでもあります。交換工事はメーカーから委託された業者が行うことになりますが、信頼性が高く安心感があります。

そのメーカーの商品からしか選べない点と割引幅が小さい点がデメリットとして挙げられます。

■風呂釜の販売業者
近所にノーリツやリンナイ、パロマなどメーカーの看板を掲げているガス機器の販売工事店があると思います。これらの販売業者は複数メーカーの風呂釜を取り扱っています。

地域密着のため急な対応にも迅速に対応してくれたり、競争が激しいので値引き率が高くなったりする可能性があります。逆に業者によって工事やサービスの品質が低く信頼性に欠ける業者もありますので、しっかりとした業者を選ぶ必要があります。

■ガス会社
風呂釜選びはガスの種類に合わせて選ぶ必要があります。都市ガスかプロパンガスか、また発熱量の違いなど種類に応じた機器を選びます。ガスの検針票に自宅のガスの種類が記載されています。

信頼性が高い反面、割引率はそれほど高くはありません。

■リフォーム会社
リフォーム会社は住宅工事を幅広く行っており、風呂釜の交換工事ができる業者もあります。

風呂釜の交換以外に浴室のリフォームを考えている方は、リフォーム会社にお願いすると1度でできます。しかしリフォーム会社は技術力やサービスの質が会社によって差がありますので、慎重に選ぶ必要があります。

■資格を持っているか
ガスの取り扱いは危険を伴います。お願いする業者がしっかりと資格を持っているかどうかを確認しましょう。

資格には、ガス機器の設置や施工に必要な知識・技術を証明する「機器設置スペシャリスト」、風呂釜など特定のガス機器の設置や交換工事の知識・技術を証明する「ガス消費機器設置工事監督者」、ガス機器とガス栓の接続の知識・技術を証明する「ガス可とう管接続工事監督者」、LPガスを使った設備の設置工事などの知識・技術を証明する「液化石油ガス設備士」、都市ガス配管の工事に必要な知識・技術を証明する「簡易内管施工士」などがあります。

■対応スピード
お風呂は毎日使うので早く対応してくれるかどうかは重要な要素です。業者のフットワークの軽さは問い合わせへの対応などでも確認します。

■施工実績
業者の技術力を事前に確認する方法はやはり施工実績です。近所の評判やネットの口コミ、ホームページやSNSなどの確認も有効な方法です。

■アフターフォロー
長く使い続けるものなので不具合や故障はつきものです。施工後何カ月まで保証があるのか、保証期間外でも対応の早さや丁寧さが重要になります。

■相見積もりを依頼する
相見積もりを依頼することで業者ごとの価格や施工方法の違いを確認します。相場がわかりますし、業者の対応力の早さなども把握できます。

風呂釜を交換するまでの具体的な流れ

ここまで風呂釜交換にかかる費用や業者選びのポイントを説明してきました。ここからは、風呂釜交換の具体的な流れを時系列で解説します。

■リサーチ
価格やスピード、技術力や信頼性などを考慮して業者を選定していきます。
いくつかの業者を絞り込み見積もりを依頼します。ネットの一括見積りサイトを使う方法もあります。

■設置場所の確認
見積価格の算定には設置場所や配管などの現場の確認作業が必要です。

風呂釜本体の設置場所やガスの配管、吸排気管の経路などを確認して必要な部材を把握し見積もりに反映されます。

■風呂釜選び
風呂釜選びは本体価格だけでなくランニングコストや風呂釜のエネルギー効率の高さなども考慮します。また使用人数に合った湯量が沸かせるかどうかも考えて選びましょう。

■業者の選定
見積もり内容を確認しながら業者を選定していきます。

相見積もりを行った業者同士の差などを確認して不明点を明確にしていきます。追加費用が発生するケースやアフターフォロー体制などを確認してから選びましょう。

■交換日時の確定
業者が確認したら交換日時の調整を行います。同じ種類の風呂釜を交換する場合は2時間以内ですべて完了します。

バランス釜から屋外設置に変える場合は1日かかることもありますし、浴室のリフォームなどを同時に行う場合は何日もかかります。工事に必要な日数を業者に確認しておきましょう。

■支払い
工事が完了すると本体代金と工事費用を支払います。現金一括払いが一般的ですが、クレジットカード払いや分割払いに対応している会社もありますので事前に確認を行いましょう。

まとめ

風呂釜交換にかかる費用と業者選びのポイントを解説しました。交換費用は浴槽の隣に設置するタイプのバランス釜か屋外設置型の風呂釜かによって価格は変わります。

風呂釜交換に対応している業者は風呂釜メーカーや風呂釜の販売業者、ガス会社やリフォーム会社などがあります。交換業者の選びは施工実績や資格の有無、スピードやアフターフォローの充実度などを考慮して複数の業者に相見積もりを行ってください。

業者による設置場所の確認作業や見積もりの内容や対応で総合的に判断して業者を選定します。業者を選定したら日時を確定したり、工事にかかる時間を確認したりします。
ぜひこの記事を参考にして自分に合った業者を選んで納得のいく工事を行ってください。

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