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水のコラム

キッチンにコバエが発生する原因は?コバエに関する基礎知識

温かくなると、キッチン周辺で目にする機会も増えるコバエ。
いつの間にか大量に飛んでいる姿を見て、「いったいどこから…?」と思った経験はありませんか? 

コバエ対策を効率よく行うためにも、コバエに関する基礎知識を身につけておきましょう。種類や発生メカニズム、注意するべき場所や原因についてわかりやすくお伝えします。

コバエの種類と発生メカニズム

「コバエ」と言えば、キッチンやお風呂場など、水回り周辺でぶんぶん飛ぶ小さな虫を思い浮かべる方も多いことでしょう。
しかし実際には、「コバエ」という虫は存在しません。
体長数ミリ程度の小さなハエをまとめて「コバエ」と呼びますが、以下のような種類が含まれています。

・ショウジョウバエ
・ノミバエ
・キノコバエ
・チョウバエ

ショウジョウバエ・ノミバエ・キノコバエの体長は、すべて2ミリほど。
チョウバエは少し大きめですが、それでも5ミリ程度です。
網戸を閉めていても、網の目の隙間から室内に侵入してきてしまいます。
4種類のコバエは、それぞれ異なる特徴を持っています。

たとえばショウジョウバエやノミバエは、台所の生ごみを好みます。
このため、キッチンのゴミ箱や排水口付近で見かけるケースが多いです。

一方でキノコバエが好むのは観葉植物です。
腐葉土の中に卵を産み付け、そこから大量発生してしまいます。
チョウバエは石鹸カスや皮脂汚れを好むコバエです。
台所はもちろん、浴室でも見かける機会が多い種類です。

4種のコバエは、発生する場所だけではなく対処方法もそれぞれで異なっています。
市販の捕獲タイプの殺虫剤は、コバエが好む香りを使って引き寄せますが、そもそもコバエによって、効果が期待できる香りが違います。
特にチョウバエやキノコバエの中には、効果が見られないものもあるので、購入時には注意しましょう。
注意書きをよく読んで、どんなコバエに効果があるのか確認するのがおすすめです。

発生する季節や条件は?

気付いたときには発生している、煩わしいコバエ。
繁殖力に優れてはいますが、大量発生が起きる際にはいくつかの条件があります。

まずコバエが発生しやすい季節は、4月から10月ごろです。
気温25〜30℃、湿度70%の条件を満たすと、特に注意が必要です。
5月ごろになると気温が上がり始め、梅雨時になると一気に湿度も上昇します。
7~8月の真夏の時期には、気温が高すぎて繁殖しにくくなりますが、9月、10月になるとまた気象条件が整ってしまいます。
1年のうち、約半分の時期は注意が必要です。

ただ気象条件を満たしたからといって、すべての家でコバエが大量発生するわけではありません。
1匹のコバエが産み付ける卵の数は数十個~数百個。
あっという間にふ化して成長していきます。
ただ、産卵・ふ化・成長という一連の流れがうまくできない環境では、コバエが大量に発生することはありません。

コバエが引き寄せられ、産卵するのは住宅の汚れです。
腐敗した食べ残しや水回りのぬめり、汚れたままの空き缶や空き瓶に、お手入れされていない排水溝など…。
コバエ対策をするなら、家の中の汚れを除去し、コバエの産卵・成長サイクルを阻害するのが一番です。

駆除よりも「予防」が重要

繁殖力の強いコバエは、「発生したコバエをその都度退治する」という方法では、処置が追い付きません。
コバエの寿命は約1~2ヶ月。
この間、その数を確実に増やしながら繁殖し続けます。
秋から冬の季節になれば、コバエは自然にいなくなりますが、また次のシーズンには、同様のトラブルに悩まされてしまうでしょう。

コバエ対策は、駆除よりも予防に意識を向けるのがおすすめです。
網戸をすり抜けてしまうコバエですから、「自宅内に1匹も入れない」というのは難しいでしょう。
ただ、産卵に適した場所がなければ、その数が増えることはありません。

またたとえ産卵しても、ふ化・成長するまでに汚れごと除去できれば、やはり大量発生の予防につなげられるでしょう。
気温が高い時期に腐敗した食べ残しやぬめり汚れを放置すれば、悪臭トラブルに悩まされやすくなります。
定期的に汚れを除去し、コバエにも悪臭にも悩まされない環境を手に入れましょう。

コバエの予防のため、積極的にメンテナンスしたいのは以下のような場所です。

・キッチンの三角コーナー
・キッチンの排水口内部
・キッチンのゴミ箱
・浴室の排水口
・浴槽カバーの下
・トイレの便器やタンク

どこも汚れが蓄積しやすい場所ですが、日常的にお掃除しておきたい場所でもあります。
特に夏の時期には、汚れを放置しないように注意しましょう。
また台所のコバエで悩まされている場合、生ごみの処理方法に気をつけるだけでも効果が期待できます。

生ごみはできるだけ早く処分し、ゴミ箱に捨てる際にはきっちりと密封することを心掛けてみてください。
春から夏の暑い時期にも、コバエに悩まされない生活を目指していきましょう。

水回りの異常かも…と思ったときは?

コバエが発生する原因は主に汚れ。しかし中には、水回りのトラブルが原因で、しつこいコバエに悩まされてしまうケースもあります。
この場合、該当トラブルを見つけ出し、正しく対処することがコバエ予防の最大のコツと言えるでしょう。

どこに異常があるかわからない…という場合でも、おおさか水道職人におまかせいただければ大丈夫です。
経験豊富なスタッフが現場に急行し、「なぜコバエが大量発生してしまうのか?」を突き止めていきます。

豊中市や池田市、吹田市、東大阪市、茨木市、八尾市、阪南市などで水回りのトラブルにお悩みのときは、ぜひ遠慮なくお問い合わせください。

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