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水のコラム

自宅で楽しむ本格梅酒の作り方!手間を惜しまぬひと手間で極上の一杯を【水道職人:公式】


春から初夏にかけて、スーパーや青果店に梅の実が並びはじめると、そろそろ梅酒を仕込もうかなと考える方も多いのではないでしょうか。
 
梅酒は、日本のご家庭で古くから親しまれてきた保存酒の一つ。
自分好みの味を追求できるのが魅力で、近年では若い世代や海外の人々にも人気が高まっています。
 
梅酒をご家庭で仕込むのは一見ハードルが高そうに感じるかもしれませんが、基本的な材料と手順さえ押さえておけば、誰でも簡単においしい梅酒を作ることができます。
 
今回は、初心者でも挑戦しやすい上手な梅酒の作り方や、よりおいしく仕上げるためのポイント、注意点についてご紹介します。
 

梅酒に必要な基本の材料


梅酒造りに必要な材料は、たったの4つだけです。
 

  • 青梅(南高梅や古城などお好きなもの):1kg
  • 氷砂糖:500g〜1kg
  • 20度以上のホワイトリカー:1.8L
  • 梅酒を作るための保存瓶

 
ポイントは、青梅の品質とアルコール度数です。
青梅は傷がなく、できるだけ新鮮なものを選びましょう。
ホワイトリカーは、雑味がなく癖のない味わいで、梅の風味を活かすのに最適です。
 
また、氷砂糖を使うことで、青梅の旨味と氷砂糖の甘みが一緒にじっくりと抽出されるため、おいしい梅酒に仕上がります。
甘さ控えめがお好みの方は、砂糖を少なめに調整することもおすすめ。
 

梅酒造りの基本的な手順


基本的な梅酒の作り方をご紹介します。
 

Step1:青梅の下処理

最初に青梅を水でしっかりと洗い、2〜3時間ほど水に浸けてアク抜きをします。
なお、この作業は完熟している梅を利用する場合には不要です。
 
その後、水気をしっかり拭き取り、竹串や爪楊枝で「ヘタ(なり口)」を丁寧に取り除きましょう。
ここに残留物があると、梅酒の雑味や濁りの原因になります。
 

Step2:瓶の消毒

梅酒造りに使用する保存瓶は、梅酒造りで最も大切なアイテムの一つ。
雑菌の繁殖を防ぐために、必ず熱湯やアルコールで消毒しておきましょう。
 
瓶の大きさは、余裕を持たせるために4L以上のガラス製がおすすめです。
密閉できる蓋付きであれば、なお良いでしょう。
 

Step3:青梅と氷砂糖を交互に詰める

消毒した瓶に、青梅と氷砂糖を交互に重ねて入れていきます。
 
「梅→砂糖→梅→砂糖」と層をつくることで、全体にまんべんなく味が馴染みやすくなります。
この際、ぎゅうぎゅうに詰めすぎないように注意しましょう。
 

Step4:ホワイトリカーを注ぐ

瓶の中身が浸るように、ホワイトリカーを静かに注ぎ入れます。
最後に蓋をしっかり閉めたら、梅酒の仕込みは完了です。
 

梅酒の保管と熟成


仕込んだ梅酒は、直射日光を避けた冷暗所に保管しましょう。
温度変化の少ない、風通しの良い場所がベストです。
 
仕込みから約3カ月後には飲み始めることができますが、半年〜1年熟成させることで、よりまろやかな味わいになります。
 
なお、漬け込んだ梅の実は、1年ほどで取り出すのがおすすめ。
長期間入れっぱなしにしていると、苦味が出ることがあります。
 

さらにおいしく仕上げるコツ


梅酒は「待つ時間」も楽しみの一つ。
3カ月目のフレッシュな酸味も良いですが、1年、2年と寝かせることで深みが増します。
できたての梅酒と数年寝かせた後の梅酒の味を比べてみるのも、梅酒造りの醍醐味です。
 
また、お好みに合わせてアレンジすることも、梅酒をより美味しくするポイント。
梅酒は、材料を変えることで自分好みの味にアレンジできます。
 
焼酎やブランデーだとコク深くなり、はちみつでやさしい甘さを追加でき、黒糖やきび砂糖だとコクのある仕上がりになります。
自分だけのオリジナルレシピを見つけてみましょう。
 
さらに、中身が見えるガラス瓶を使用することで、熟成具合を目視で確認できるという楽しみが生まれます。
梅が浮いてきたり、砂糖が溶けていったりする様子を見るのも楽しいですよ。
 

梅酒造りの注意点


梅酒を作る際には、いくつかの注意点があります。
 

法律違反のなる可能性

梅酒を作るときは、必ずアルコール度数20度以上のお酒を使用してください。
酒税法により、20度未満のお酒での梅酒造りは禁止されています。
なお、製造免許をお持ちの場合には、この限りではありません。
 
参考:【自家醸造】┃国税庁
 

カビの発生に注意

梅や瓶が濡れたままの状態で仕込むと、カビが出ることがあります。
水気はしっかり拭き取りましょう。
とくに、瓶の水気は残さないように注意を払ってください。
 
また、すでにカビてしまっている青梅を使用すると、瓶の中でカビが広がる可能性があるため、梅酒を作る前に青梅のチェックもしておきましょう。
 

密閉と温度管理は徹底的に

密閉が不十分だったり、直射日光が当たる場所に置くと、風味が落ちたり雑菌の繁殖の原因になります。
 
梅酒造りに適した季節は5~6月だと言われており、気温が上昇する季節でもあります。
温度管理に注意を払い、梅酒を飲む前には念のため、異臭がしないか、不純物が浮かんでいないか、確認した方が良いでしょう。
 

梅酒造りは大人の楽しみの一つ


市販の梅酒も手軽でおいしいですが、自宅で仕込む梅酒には格別の魅力があります。
 
ご自宅で仕込んだ梅酒は時間とともに深みを増し、飲むたびに季節の記憶がよみがえります。
 
ご家族や友人と飲んだり、来客時のおもてなしに出したり、おしゃれな瓶に詰めてギフトにするのも素敵ですね。
 
今年はぜひ、自分だけの「マイ梅酒」に挑戦してみてはいかがでしょうか?

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