ディスポーザーを使用する際に注意するべきポイントについて解説!
ディスポーザーを取り入れて、快適にキッチンを使えるようにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、ディスポーザーの具体的な使用方法や注意点を解説します。キッチンにディスポーザーを取り入れることを検討中の方は役立ててください。
ディスポーザーの仕組みを理解しよう!
ディスポーザーとは、シンクの下に設置できる生ゴミ粉砕器です。どのようにゴミを処理するのか、手順を簡単にお伝えします。
まず、シンクの下にある「バスケット」と呼ばれるスペースに生ゴミを入れます。次に、水道の蛇口を回して水を流します。その後、蓋をして電気スイッチを入れます。すると、中にある粉砕刃が生ゴミを処理してくれるのです。
水を流しながら粉砕処理を行うため、粉砕された生ゴミが水と一緒に流れていくという仕組みになっています。しかし、生ゴミがそのまま流れているわけではありません。下水に流れる前に、排水処理槽で浄化処理を行い、生ゴミを取り除いた後に排水されるので、環境にも配慮しているといえるでしょう。
ディスポーザーの使用方法
ディスポーザーには、電源を入れると作動する「連続投入方式」と止水栓の蓋が電源となる「一括投入式」の2種類があります。使い方が違うので、それぞれ使用方法を説明します。
まず、「連続投入方式」の使用方法です。初めに水道水を出し、ディスポーザーのスイッチを入れましょう。次に、ディスポーザーの粉砕室に生ゴミを入れます。粉砕処理が終わったら、15秒ほど運転を続けてからスイッチを切りましょう。スイッチを切った後に、水道水も止めてください。
続いて「一括投入式」の使用方法です。まず、ディスポーザーの蓋を外して、粉砕室に生ゴミを入れてください。次に、水道水を出して蓋をします。その後、スイッチを入れて運転を開始しましょう。
粉砕する音が小さくなってきたらスイッチを止めて、最後に水道水も止めます。メーカーや機種によっては、使用方法が異なる場合もあるでしょう。説明書通りに利用してください。
ディスポーザーを使用する際に注意するべきポイント
ディスポーザーにゴミを流す際の注意点を5つ取り上げます。
■水を流し続ける
1つ目は、水をしっかり流し続けることです。水を流し忘れると、ディスポーザーが反応しないこともあります。また、生ゴミの粉砕が終わる前に水を切ってしまうと、生ゴミが流れ切れないこともあるでしょう。動作停止後も、10〜20秒ほど水を流すようにして下さい。
■熱湯は使わない
2つ目は、熱湯を流さないことです。ディスポーザーや排水管は、プラスチックでできていることがほとんどです。カップ麺の熱湯などをそのまま排水溝に捨てると、プラスチックが変形してしまって正しく機能してしまわなくなることも。
お湯を捨てるときは、冷まして捨てるか水と一緒に流すようにしましょう。
■流すゴミの硬さや量に気をつける
3つ目は、生ゴミの硬さや量に気をつけることです。まず、大きくて硬い貝類や、芯などはディスポーザーにできるだけ入れないようにしましょう。あまりに硬すぎたり大きすぎるとディスポーザーの故障の原因にもなりかねません。
また、ゴミを一度で大量に流すこともおすすめできません。たとえば、枝豆の皮などは一度に流してしまいそうになります。しかし、大量に同じものを流すと排水管のつまりにつながる可能性があるため、ディスポーザーには何種類かの生ゴミを混ぜて適量を入れましょう。
■すぐ止めてしまわない
4つ目は、ディスポーザーの処理が終わるまで待つということです。ディスポーザーが粉砕し始めて、生ゴミが無くなったとしても、自動で止まるまでは電源をつけたままにしておきましょう。
生ゴミを粉砕した後も、粉砕したゴミを排水管に流すためには、ディスポーザーを動かしておく必要があるのです。もし途中で止めてしまうとディスポーザー内にゴミが残ってしまい、悪臭だけではなく、機械の劣化原因につながります。
■塩素系洗剤に弱いので注意
5つ目は、塩素系洗剤に弱いことです。キッチンでよく使用される洗剤は問題ありませんが、塩素系の成分をディスポーザーに流すと金属疲労を起こしてしまい腐食につながります。
さらに深刻化すると、穴や亀裂が発生して漏水することもあるかもしれません。また塩素系の洗剤は、パッキンなどゴム樹脂などにも影響を与えやすいため、ディスポーザーを使用した後は必ず水を流して成分が付着していないように注意しましょう。
まとめ
すぐに生ごみを粉砕できるディスポーザー。ディスポーザーには、電源を入れると作動する「連続投入方式」と止水栓の蓋が電源となる「一括投入式」の2つの種類があります。
またディスポーザーを使う際は、水をしっかり流しながら、生ゴミを流し過ぎないように気をつけて使うことが大切です。ディスポーザーを長く使い続けるために、注意点を守ることが大切です。