洗面ボウルにメラミンスポンジは大丈夫？清掃前に知っておきたい基礎知識

2021.06.25

洗面ボウルの黒ずみや水垢まみれになった鏡など…。
洗面所は頑固な汚れに悩まされやすい場所の一つです。

とはいえ家族が毎日身支度を整える場所だからこそ、清潔感をキープできるよう意識したいところです。
洗面所の掃除で大活躍してくれるのがメラミンスポンジですが、使用する際に注意するべき点も少なくありません。
メラミンスポンジの特徴や注意点を解説します。

1 メラミンスポンジで汚れが落ちる仕組み
2 洗面ボウルに使う場合の注意点
3 マイクロファイバークロスとの併用がおすすめ
4 洗面所の水漏れ・詰まりはおおさか水道職人が対処します

メラミンスポンジで汚れが落ちる仕組み

百円ショップなどでも手軽に購入できるメラミンスポンジ。
真っ白でシンプルなスポンジですが、水につけてこするだけで、さまざまな汚れをすっきり除去できます。
非常に手軽で驚くほどきれいになるので、「日々の掃除に欠かせない！」と感じている方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、非常に効果が高い清掃アイテムだからこそ、その取り扱いには注意が必要な一面も。
メラミンスポンジを正しく扱うためには、汚れを落とすメカニズムについて知る必要があります。

メラミンスポンジは、メラミン樹脂と呼ばれる素材で作られたスポンジです。
きめ細やかな網目状の構造になっていて、適度な硬さがあります。
この構造と硬さによって、頑固な汚れもからめとり、まるで消しゴムのように除去してくれる仕組みです。
メラミンスポンジで落とせる汚れの種類は以下のとおりです。

・油汚れ
・黄ばみや黒ずみ
・水垢汚れ
・皮脂汚れ

洗面所の汚れで多いのは、水垢汚れや皮脂汚れ、黒ずみや黄ばみなどです。
メラミンスポンジを上手に使えば、頑固な汚れも手間なくスッキリ除去できるのではないでしょうか。

洗面ボウルに使う場合の注意点

洗面所の各種汚れとの相性も良いメラミンスポンジ。
洗面所のお掃除方法を紹介するサイトでは、メラミンスポンジの使用をおすすめしているケースも少なくありません。

ただし残念ながら、メラミンスポンジにもデメリットはあります。
こちらにも目を向けて、注意深く扱いましょう。

メラミンスポンジは手間なく手軽に汚れを除去してくれますが、それは物の表面を研磨しているから。
つまり汚れだけではなく素材の表面を削り取ることで、きれいにしているというわけです。メラミンスポンジの使用に適していない素材もありますし、適している素材であっても、使い過ぎはトラブルの原因になってしまうでしょう。

洗面ボウルをメラミンスポンジでこすれば、購入時のような真っ白な状態を取り戻せるかもしれません。
しかしメラミンスポンジでこすればこするほど、その表面には目には見えないほどの細かな傷が増えていきます。
メラミンスポンジで洗面ボウルを毎日掃除していると、「以前よりも汚れが付着しやすくなった」と感じてしまう可能性も。
これは、メラミンスポンジによって付けられた細かな傷の奥に汚れが侵入することで、汚れやすく落としにくい状態になっていると考えられます。

また水垢汚れにも強いメラミンスポンジですが、洗面台の鏡に使用するのもやめておきましょう。
洗面所の鏡には、曇り止めや汚れ防止のためのコーティングが施されています。
メラミンスポンジでこすると、表面のコーティング剤を剥がしてしまうでしょう。

メラミンスポンジによってついた小さな傷は、自然に修復することはありません。
鏡のコーティング剤も同様です。
「丁寧に掃除していたつもりが、かえって逆効果になってしまった！」なんて事態にならないよう、十分に注意して使用しましょう。

マイクロファイバークロスとの併用がおすすめ

扱いに注意が必要なメラミンスポンジですが、汚れを落とす効果が非常に高いのも事実です。
そのメリット・デメリットを知った上で、賢く活用するのがおすすめです。
素材へのダメージを防ぐため、日常的な掃除でメラミンスポンジを使用するのはやめましょう。

代わりに用意したいのが、マイクロファイバークロスです。
メラミンスポンジと同様に、百円ショップやドラッグストアで手軽に購入可能なので、ぜひチェックしてみてください。
マイクロファイバークロスは極細の繊維で作られた布地で、さっと拭くだけで、さまざまな汚れをからめとって除去してくれます。
洗面所の汚れも効率よく除去してくれるので、「使ったあとにさっと拭く」だけでも十分に効果が期待できるでしょう。

さまざまな汚れが蓄積しやすい洗面所では、気を付けていても、頑固な汚れが付着してしまうことも。
こんなときに使用したいのがメラミンスポンジです。
洗面ボウルや洗面台など、掃除予定場所の素材や特殊なコーティングが施されていないことを確認しましょう。

目立たない場所で試しに使ってみて、異常がないかどうかを確認します。
問題なければ、汚れが気になる部分に最小限で使用します。
スポンジには水をたっぷりと含ませてから使用しましょう。
最後の仕上げには、またマイクロファイバークロスを使用するのがおすすめです。