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トイレのウォシュレットが故障した！対処方法と修理のポイント

2021.05.23

現代のトイレに欠かせないウォシュレットですが、「水が出ない」「ボタンを押しても反応しない」といったトラブルに悩まされることがあります。「これって故障？」と思った際に役立つ、基礎知識を紹介します。
修理や交換に関する注意点を、ぜひ参考にしてみてください。

1 ウォシュレットの故障の種類
2 ウォシュレット修理、自力対処は難しい
3 修理業者に依頼する際のポイントは？
4 ウォシュレットの不具合も、おおさか水道職人にご相談を

ウォシュレットの故障の種類

ウォシュレット使用時に「あれ？」と思ったら、まずはその症状が、故障によるものなのかどうかを判断しましょう。
ウォシュレットの主な故障パターンと症状例は以下のとおりです。

1.ウォシュレットから水が出ない
ボタンを押すとノズルは出るものの、水が出ない。
このような場合には、まずは水道元栓や止水栓をチェックしてみましょう。閉まっている場合は故障ではありません。
栓を開けて問題が解消するかどうか、確かめてみてください。

また「一応水は出ているが勢いがない」という場合、水の量や勢いに関する設定が変更されている可能性もあるので、こちらもチェックしておきましょう。

元栓や設定を確認しても異常がない場合、ノズルの故障、もしくは給水システムのどこかで水漏れトラブルが発生している可能性があります。
人感センサーが故障している可能性もあるので、こちらも意識してみてください。

また「ウォシュレットから水は出るが、お湯にならない」という場合は、温度設定を確認してみましょう。
気温が低い時期に節電モードに設定していると、お湯が冷たく感じられることがあります。
設定を見直して、問題が解決するかどうかをチェックします。
設定に問題がない場合、サーモスタットという温度調節するための部品が壊れている可能性がありますので、修理・交換を依頼しましょう。

2.ウォシュレットのボタンが反応しない
ウォシュレットのボタンを押しても反応がない場合、内部の電子基板の故障が疑われます。

・電源プラグは刺さっているか？
・電源スイッチは入っているか？
・停電していないか？
・漏電保護プラグが作動していないか？

これらの項目をチェックして問題がなければ、故障の可能性が高いでしょう。
ウォシュレットは電子機器のため、電気がなければ動作しません。
電気の流れを意識しながらチェックするのがおすすめです。
漏電保護プラグとは、漏電を防ぐための設備です。

停電が明けたあとに、便器横に設置されたプラグに赤いランプが点灯している場合、この安全装置の働きによってウォシュレットが使用不可になっています。
焦って修理業者を呼びがちですが、リセットボタンを押すだけで、再度ウォシュレットを使用可能です。
落ち着いて対処しましょう。

3.ウォシュレットの水が止まらない
「ウォシュレットのストップボタンを押しても水が止まらない」「常にノズルからポタポタと水が落ちている」という場合、タンクやバルブ類の故障や劣化の可能性が考えられます。
部品同士の接続部分をチェックして、緩んでいるところがあれば、モンキーレンチを使ってしっかりと締め直します。
「緩んでいないが水は漏れる」「接続部分以外から水が漏れている」という場合は、故障の可能性が高いでしょう。

4.ウォシュレットのノズルが出ない、戻らない
ウォシュレットのノズルは、使うときだけ出てくるシステムです。
ノズルが出てこない・戻らないのは、ノズルユニットやリモコンの故障が疑われます。システムに異常はなくても、ノズルに蓄積した汚れが邪魔で、スムーズな動作を妨げてしまうケースもあります。
ノズルの動きを変に感じたら、まずは徹底的にお掃除してみるのもおすすめです。

ウォシュレット修理、自力対処は難しい

ここまで紹介してきたとおり、ウォシュレットの故障のパターンは実にさまざまです。
どこにどんな症状が発生しているのかによって、対処方法は大きく異なります。
簡単な掃除・部品交換を除いて、自力で修理するのは難しいでしょう。
自力で部品交換をする場合、以下の準備を忘れないでください。

・止水栓を止める
・電源コードを抜く
・アース線を取り外す

安全性確保のためのポイントとなります。

ウォシュレット内部部品の交換は素人では難しく、安全のためにも無理は禁物です。修理業者やメーカーサポートに相談してみましょう。

修理業者に依頼する際のポイントは？

修理業者にウォシュレットの修理を依頼した場合、故障個所に応じた修理費用が発生します。
たとえば水漏れトラブルの修理相場は、15,000円～25,000円です。
人感センサーの修理となると、30,000円程度の修理費用がかかるケースも少なくありません。

ウォシュレットの寿命は約10年と言われていて、設置から6～7年ほど経過すると、トラブルが発生しやすくなってきます。
ウォシュレットのどこかで不具合が生じたということは、設備そのものの老朽化が進んでいるということ。
今特定の場所のみを修理しても、すぐにまた別の場所で故障が起きる可能性もあるでしょう。
だからこそ重要なのは、費用対効果の見極めです。

修理費用と使用実績によっては、修理ではなく新品への交換を選択した方が良い場合もあります。
信頼できる業者と相談の上で、ベストな方法を選択するのがおすすめです。