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水のコラム

【トイレの修理交換の基礎知識】ダイヤフラムとはどんな部品?交換方法は?

トイレタンクの不調で困っているときに、目にする機会も多いのが「ダイヤフラム部の交換」というキーワードです。
ダイヤフラムとはどのような部品で、いったいどんな役割を果たしているのでしょうか?
交換の目安や方法、修理のプロに依頼した場合の費用相場をお伝えします。

ダイヤフラムの役割とは?

ダイヤフラムとは、トイレタンク内部で使われている部品のひとつです。
浮き球レバーの下のナット内部に使われています。
非常に小さな部品ですが、こちらが故障すると、以下のような不具合が生じてしまいます。

・タンク内に水は供給されているが、手洗い管からは水が出ない
・レバーハンドルの動きは正常だが、トイレの水が止まらない
・タンク内への給水が行われない

ダイヤフラムは、トイレタンク内部で調整弁の役割を果たしている部品です。
水の圧力や流量を自然に調整するための部品で、正常時であれば、空気圧で作動しています。
設置してから故障するまで、私たちが意識する機会はほとんどありませんが、「トイレタンクに水をためる→流す」という作業を問題なく行うために、非常に重要な役割を果たしています。

以前は、浮き球の浮力をテコの原理のように使って、水の流れを調整するスタイルが一般的でした。
それに代わるスタイルとして登場したのがダイヤフラム式であり、以前よりも水を止める能力に優れていると言われています。

ダイヤフラム交換の目安

小さな部品で、自動で圧力や流量のコントロールをしてくれるダイヤフラム。非常に優れたステムですが、問題もあります。
それは、「ダイヤフラムはゴム製のパッキン部品であり、劣化しやすい」という点です。

水道修理経験がある方ならわかるとおり、ゴム製パッキンは、経年劣化による交換を前提として作られている部品です。
ダイヤフラムも例外ではなく、トラブルが気になり始めたタイミングで交換するのがベストです。
劣化しづらいゴムで作られてはいますが、その寿命は約5年と言われています。
「意外と短い」と感じる方も多いのではないでしょうか。

もちろん5年が経過したからといって、すぐに不具合が生じるわけではありません。
ただ、経年劣化による部品機能低下は、目立たないところで少しずつ進行していきます。
「何かがおかしい」と感じた時点で、ダイヤフラムの劣化についても考慮し、必要に応じて部品交換を検討しましょう。

ダイヤフラムの交換方法

ダイヤフラムの交換は、決して難しい作業ではありません。
トイレメーカーの公式サイトでも、自力交換の手順が紹介されていますから、参考にしてみてください。
ひとつひとつの作業を、確実にこなしていきましょう。

【用意するもの】
・マイナスドライバー
・ダイヤフラム

ダイヤフラムは、自宅のトイレの型番を調べた上で、適合する部品を用意しておきます。
インターネット通販でも購入可能ですが、メーカーサポートに連絡するのが確実です。

小さな部品ですが、本体型番によって微妙に形が違っています。
合わない部品を無理に取り付けると、水漏れ・破損といったトラブルにつながる可能性がありますから、正しい部品を準備してください。

【交換手順】
1.マイナスドライバーで止水栓を閉める
2.タンク内の水を流す
3.タンクのふたを開け、中を確認する
4.ボールタップカバーを取り外す
5.浮き玉レバーを取り外す
6.ナットを手で回し、取り外す
7.古いダイヤフラムを取り外し、新しい部品を取り付ける
8.外した部品を、先ほどと反対の手順で取り付けていく
9.カバーとタンクのふたを元にもどす
10.止水栓を開け、トラブルが解消していることを確認する

トイレタンクのふたは、想像以上に重いもの。取り外し・再取り付けの際に、落として割ってしまう方も少なくありません。
ケガ予防の意味でも、慎重な作業を心掛けてください。
新しいダイヤフラムを取り付ける際には、ボールタップの形に合わせて差し込みましょう。
溝の大きさには違いがあり、それぞれがぴったりと合う方向で取り付けます。
取り付けが甘いと水漏れトラブルが発生する可能性があるので、注意しましょう。

自信がない場合は修理業者への依頼がおすすめ

基本的には、先ほど紹介した流れで交換できるダイヤフラム。
とはいえ、トイレの型番によっては、細かな手順に違いがあるケースも少なくありません。

・トイレのふたを開けてみたが、お手上げだった
・トイレの型番がわからず、新しい部品が用意できない

このような場合は、無理をせず、水回りの修理業者に依頼しましょう。
トイレ修理実績豊富な業者であれば、ダイヤフラムの交換もお手のものです。
多少コストはかかりますが、自分で修理するよりも安心・確実に修理完了できるでしょう。

ダイヤフラム交換を業者に依頼した場合、必要となる費用の内訳は以下のとおりです。

部品代+施工料金+出張料

ダイヤフラム交換の場合、部品代の相場は1,000円~2,000円です。
全て合わせて、10,000円前後で対応してもらえるケースが一般的です。
トイレの修理メニューの中では、それほど高額ではありませんが、依頼する際には事前見積もりをしてもらった上で、納得して契約するようにしましょう。

おおさか水道職人なら、小さな作業も喜んで承ります

毎日使うトイレだからこそ、素早く確実に修理したいと思うのは、当然のこと。セルフ修理に自信がないときは、ぜひ私共おおさか水道職人を頼ってください。
ダイヤフラムをはじめ、小さな部品ひとつでも喜んで交換させていただきます。
もちろん作業前には無料見積もりを実施。
ご納得いただけた上で、作業をスタートしています。

大阪市・堺市・東大阪市・豊中市・岸和田市など、人口が多いエリアでは、「業者到着までに時間がかかるのでは…」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
おおさか水道職人は、スピーディーな対応を心掛けておりますので、安心してご相談ください。

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