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水のコラム

マンションでトイレの流れが悪いのはなぜ?原因と修理時の対応方法

マンションなどの集合住宅では、まれにトイレの流れが悪くなることがあります。原因には故障によるものもありますが、集合住宅の仕組みが関係しているケースも多いです。故障や不具合の改善には、原因を正確に理解し、そのうえで対応しなくてはなりません。

また、集合住宅で発生した故障は、管理者に報告する必要があります。この記事では、集合住宅でトイレの流れが悪くなったときの対応方法を解説します。

マンションなどの集合住宅でトイレの流れが悪くなる原因

マンションなどの集合住宅でトイレの流れが悪くなる場合、主な原因は配管の詰まりです。集合住宅は戸建てとは違うため、発生個所により対応が異なります。流れの悪さを生み出す詰まりがどこで発生するのかを把握しましょう。

配管内の詰まり
一番多い原因です。便器や配管の中がもので塞がると、水の流れが狭まるために流れが悪くなります。一度に大量のものを流したときや、おもちゃなどの異物を詰まらせてしまったときは、すぐに修理しましょう。

配管内の狭まりは、原因のものを取り除かない限り修理できません。心当たりがあるなら、すぐに修理しましょう。

ほかの階や共有部分で詰まりが発生している
自分の部屋で特に詰まりの原因となることに思い当たらない場合、ほかの階や共有部分に該当する配管で詰まりが発生しているかもしれません。これは集合住宅特有の原因といえます。

集合住宅は、給配管をほかの人と共有している部分があります。ここが詰まると、自室に何の問題がなくても水の流れが悪くなるなどの不具合が発生するのです。

明らかな異常がないのに不具合や故障のような症状があるなら、管理者にその旨を伝えましょう。

マンションでトイレを修理したときの費用はだれが持つ?

マンションやアパートで故障が発生した場合、だれが修理費を持つのでしょうか。この区分は、故障が発生した箇所により異なります。故障したときに、まず業者よりも管理者に連絡するのは、この費用負担の問題があるためです。スムーズに対応するためにも、費用負担の区分に関する知識も覚えておきましょう。

専有部分は借主・共有部分は管理者が持つ
集合住宅の配管は、専有部分と共有部分により分かれています。便器やそのすぐ近くなど、自分の部屋に該当する部分は専有部分となり、修理費は自分で負担しなくてはなりません。

一方、各階を結ぶように通っている・集合住宅全体の給排水を行っている配管などは、共有部分に当たるため管理者が修理します。区分ごとに支払いを受けもつ人が変わるため、ご注意ください。

なお、共有部分に問題があり、専有部分で詰まりが発生することもあります。この場合、根本的な原因は専有部分にあるため、管理者が費用を負担します。

ケースごとに対応が違ううえに、賃貸契約書の内容により対応方法が細かく異なるため、故障したときは必ず管理者に連絡し、指示を仰いでください。

ほかの部屋の人の被害を受けたときは保険で対応
集合住宅では、自分の部屋で異常がなくても、ほかの部屋で発生した不具合や故障により被害を受けることがあります。このような場合は、加害者に当たる詰まりの原因となった部屋の人が加入している損害保険が使える可能性があります。

マンションでトイレの故障を修理するときの流れ

マンションで故障が発生したときは、戸建てのときとは違う対応が必要です。修理までの手続きを解説します。万が一の時の備えとしてお役立てください。

発生原因や箇所を確認する
まずは故障が発生した原因や場所を特定します。流れが悪い場合だと、トイレを詰まらせるようなものを流したかを調べましょう。心当たりがないなら、ほかの部屋または共有部分で異常が発生しているかもしれません。

発生原因や箇所が分かればその旨をメモに取り、次の段階に進みます。

ほかの人に被害が出ていないか確認する
集合住宅では、一か所の故障で複数の部屋に被害者が出ることも多いです。自分以外に被害を受けている人がいないか確認しましょう。

管理者へ連絡する
不具合や故障の原因・被害状況などを確認したら、管理者へ連絡します。これまで調べた情報をまとめて伝え、指示を仰ぎましょう。

管理会社により、故障の際専用の修理業者と提携していることがあります。特定の業者を指定されたり、連絡先を教えてもらえたりすることもあるので、メモを用意しておきましょう。

必要があれば保険会社へ連絡する
管理者に連絡すると、状況により保険会社へ連絡するよう指示を受けることがあります。このようなときは、一旦電話を切り、加入している火災保険の保険会社へ連絡しましょう。

ちなみに、火災保険には、無料で水周りの修理をしてもらえる特約が付帯しているものもあります。管理者により、この保険で対応する場合も多いです。うまく活用できれば、無料で不具合や故障を改善できます。

自分でトイレの流れが悪い状態を修理するときの対処法

トイレの詰まりが起きている原因が自分であるのが明らかな場合、特に軽度の詰まりなら、自分で修理できる場合があります。ごく軽度の不具合なら、まずは自分で対応してみましょう。有効な方法の中でも、比較的安全な方法を解説します。

ぬるま湯を入れる
排水口などにつまりがあるようなら、ぬるま湯を入れると修理できる可能性があります。40~50℃くらいの、触れても熱くない程度のお湯をご用意ください。熱湯を注ぐと便器が割れるため危険です。必ずぬるま湯を使いましょう。

お湯を用意したら、排水口の中に注ぎ込み、30分~1時間程度待ちます。その後、いつもと同じように流してください。この方法で解消できない場合は、別の方法で修理しましょう。

中性洗剤を入れる
食器用洗剤などの中性洗剤も詰まりを解消するのに有効です。中性洗剤100㏄と、40~50℃のぬるま湯をご用意ください。

中性洗剤を排水口の中に入れ、その後ぬるま湯を注ぎます。あとは30分~1時間ほど待つだけです。時間になったら便器の中を洗浄します。いつもと同じように流れれば、修理は完了です。

ラバーカップや真空ポンプを使う
配管内の詰まりが原因である可能性が高いなら、ラバーカップや真空ポンプが活用できます。これは、配管内を真空にした状態でものを引っ張ることで、詰まりを解消する道具です。

ラバーカップなどを使う際、中のものが取れると汚水が噴き出ることがあります。使用前に、止水栓を閉め、便器とその周りを養生しましょう。下準備ができたら、排水口にカップを押し付け、力を込めて引き抜きます。中のものが取れるまで繰り返してください。

配管内を塞いでいるものが取れたら、あとは止水栓を開け、水を流します。いつもと同じように使えるようになったら、作業は完了です。異常や不具合が改善できていないようなら、再度栓を閉めて修理しましょう。養生は完全に修理できてから外すようにしてください。

共用部分の修理や自分での修理が難しい場合は業者を活用しよう

集合住宅の専有部分は、ごく軽度の不具合なら家庭でできる範囲の修理で対応できます。しかし、不具合や故障の原因が共有部分で発生している場合、管理者に連絡し業者を呼んでもらわなくてはなりません。

また、状況により自分で修理するのが難しい場合もあります。このようなときも、無理せず業者の力を借りましょう。

まとめ

マンションでトイレの流れが悪くなる場合、専有または共有部分で詰まりが発生している可能性が考えられます。まずは管理者に連絡して侍史を仰ぎ、対応してもらいましょう。

なお、原因が明らかに自分であり、ごく軽度の詰まりなら家庭でも対応できます。管理者や業者へ連絡するほどではない故障・不具合は、自分でも修理に挑戦してみましょう。

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