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水のコラム

トイレの水位が低い・ゴボゴボ音がする!対処法を覚えよう

トイレの異常は、異音や水位により現れることが多いです。また、原因の判断もこれらで行います。異音や水位の状態により発生している異常を見極められれば、的確な修理ができます。

この記事では、トイレに異常が発生しているときの症状を解説しつつ、修理方法や不具合・故障を発生させないための対策をご紹介します。トイレの管理やメンテナンスの参考にしてください。

トイレの水位が低い・異音がする場合に考えられる原因

トイレの水位がいつもと違う位置にあったり「ゴボゴボ」などの音が聞こえたりする場合、3つの原因が考えられます。

配管内で詰まりが発生している
よくある原因のひとつです。便器や配管の中に水溶性の紙類や排せつ物が詰まり、中が塞がれると、水が十分に流れず、水位に異常をきたしたり、異物がある中水流が通ることで音が鳴ったりします。

また、配管内には下水からの臭いや虫を防ぐために封水と呼ばれる水が溜められています。風水がたまっているところにトイレットペーパーなどが引っかかると、毛細管現象で中の水が抜けてしまうことがあり、水位異常などを引き起こす原因となります。

配管内を塞ぐのは、トイレに流せるものだけではありません。おもちゃや文房具などをうっかり落としてしまったために、不具合や故障が発生することもあります。詰まりは原因となったものにより対応方法が違うため、ご注意ください。

配管内の気圧変化
大量の水を一気に流すと、配管内の空気が引っ張られ気圧が変化します。この変化に便器や配管内の水が引っ張られると、異音や水位の低下につながります。特に集合住宅で発生しがちな異常です。

配管内の気圧変化は、通常めったに起こる現象ではありませんが、中の通期に異常がある場合に発生します。詰まりのように原因となるものがなく、配管そのものに問題が起きている状態です。

雨水などの逆流
大雨や台風が起きているときに異音や水位の異常が起きた場合、雨水が逆流しているかもしれません。雨水が入り込むことで配管内の空気が押し出され、音が鳴ります。

また、水が大量に流れれば、先ほど解説した気圧変化による水位異常も発生するケースもあります。この場合、逆流が止まれば解決します。雨が止むまで待ちましょう。

気圧変化や異物を詰まらせたときは業者の力を借りる

配管の異音や便器の水位変化は、ときに配管などの設備の問題が絡んできます。このような場合、家庭では修理できません。業者を呼び、配管を修理・交換してもらいましょう。集合住宅で発生した場合は、管理者に故障を伝え、指示を仰いでください。

また、配管内が塞がれることによる故障でも、本来トイレに流すべきでないものを流してしまった場合、家庭では修理できません。便器や配管を分解して取り除く必要があるためです。このような場合も、業者に連絡しましょう。

詰まりによる水位や音の異常があるときの修理方法

水位の異常や異音は、業者に依頼しないと修理できないものがありますが、家庭でも修理できる原因もあります。トイレに流すべきものがつまったときは、特殊な道具などは必要ありません。家庭でもできる方法の中でも、比較的取り組みやすい方法をご紹介します。

しばらく放置してからもう一度流す
トイレに流せるものの多くは、水溶性です。詰まってしまうとビックリしてしまいますが、落ち着いてしばらく放置してみましょう。大体30分から1時間ほど放置し、その後いつもと同じように流してください。

便器の中のものがある程度溶けていれば、問題なく流せます。再度詰まってしまった場合は、この後解説する方法を実施してください。

ぬるま湯を注ぐ
放置するだけでなく、ぬるま湯で配管を塞ぐものを溶かすのもよい方法です。ぬるま湯を使う場合は、40~50℃程度の、手で触れられるくらいの温度で用意しましょう。

お湯を用意したら、排水口に向かって注ぎます。その後、30分~1時間ほど放置しましょう。時間が経ったら、いつもと同じようにレバーを操作して流します。きれいに流れれば完了です。うまくいかないときは、別の方法を試しましょう。

ラバーカップや真空ポンプを使う
ラバーカップや真空ポンプは、配管内を真空にした状態で引き抜くことで中を塞ぐものを取り除く道具です。中のものが取れたとき汚水が噴き出す可能性があるため、止水栓を閉めるのと便器とその周りを養生するのを忘れないでください。

下準備が終わったら、道具のカップ部分を排水口にあてます。このとき、水位がカップ部分より低いなら、バケツなどで水を汲み足してください。水位の調節ができたら、カップを押し付け、力を込めて引き抜きます。中のものが取れるまで繰り返しましょう。

配管内を塞いでいるものが取れたら、止水栓を開けて水を流します。正常に動いたら完了です。うまくいかないときは、再度止水栓を閉めてやり直してください。養生は異常を改善できてから外しましょう。

また、便器の中に入れた道具は水洗いと天日干しをしてからしまわないと、臭いやハエが湧きます。必ずきれいにしてからしまってください。

ワイヤーブラシを使う
ワイヤーブラシは、名前の通りワイヤーの先端にブラシがついた道具です。便器の排水口からワイヤーを入れ、配管内の汚れをかき出せます。ラバーカップのような操作がいらないため、使いやすいです。

汚れをかき出したら、水を流して異常が改善されたか確認しましょう。改善できたらワイヤーブラシを洗ってください。こちらも天日干しして完全に乾いてからしまわないと、臭いやハエが湧きます。使用後そのまましまわないようにしましょう。

トイレで水位の異常や異音を発生させないための対策

トイレに起こる異常は、普段から対策していればある程度予防できます。思わぬトラブルに遭遇しないためにも、水位の異常や異音を発生させないための対策を行っておきましょう。

一度に大量のものをトイレに流さない
トイレの詰まりは排水機能を超える量のものを流すと発生します。トイレに物を流すときは、一度に大量のものを流してはなりません。たくさんのものを流すときは、数回に分けて流しましょう。

また、掃除用シートなどの中には、水に溶ける成分で作られているものがあります。トイレットペーパーと同じように使えますが、実際はペーパーよりも分厚く、配管内につまりがちです。掃除用シートなどをトイレに流さないようにしましょう。シートは使い終わったらごみ箱などに捨ててください。

定期的に配管掃除を行う
故障や不具合は、配管内の汚れが原因で起こることが多いです。定期的に掃除をすれば、中を塞ぐものが留まりにくくなるため、トラブルの予防になります。定期的に配管掃除を行いましょう。

パイプクリーナーなど、配管内をきれいにする洗剤を用意しておきましょう。トイレ用のものを使うようにしてください。

なお、配管用洗剤の多くは、強力な薬剤が含まれています。使用中はもちろん、使用後もしっかり換気してください。ほかの薬剤と反応する場合もあるため、配管掃除を行うときは、ほかの洗剤などは使わないようにしましょう。

まとめ

便器の中の水位が低い場合や、ゴボゴボ音がする場合、配管で故障が発生しているかもしれません。原因は複数あり、それぞれ対応方法が違います。家庭で修理できるものなら自分で修理し、難しい場合は業者の力を借りましょう。

集合住宅など、自分の判断だけで修理ができないところに住んでいる方は、業者を呼ぶ前に管理者に指示を仰いでください。

水位異常や異音などのトラブルは、普段から配管内にものが残らないように対策をしていれば、ある程度防げます。いざというときの対策を覚えておくだけでなく、定期的に配管内をきれいにする対策も実施しておきましょう。

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