「ウォシュレットの調子がおかしい…」このような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。ウォシュレットから水が止まらなくなると、思わず焦ってしまいますよね。

そこで今回は、ウォシュレットの水が止まらなくなる原因や対処法などについてまとめていきます。いざというときに行動できるように、ぜひ参考にしてみてください。

ウォシュレットの水が止まらない原因

まずはウォシュレットの水が止まらなくなる原因について見ていきましょう。

原因に合わせた対処が取れるように、まずはなぜウォシュレットの水が止まらなくなったのかその原因を突き止めることが大切です。

ウォシュレットの水が止まらなくなるのには、2つの原因が考えられます。1つ目は、電源トラブルです。電源にトラブルが起きていればウォシュレットのノズルから出る水が止まらなくなる症状が見られます。

ウォシュレットが稼働した後に水が止まらなくなったのであれば、電気系統の原因を疑った方が良いでしょう。

2つ目はリモコンの電池切れです。ウォシュレットにはリモコンが便座の横に付いているものと、壁に取り付けられているものがあります。壁に取り付けられているタイプは、ウォシュレットの機器を遠隔操作する仕組みになっています。

壁に取り付けられているウォシュレットの水が止まらなくなった場合は、リモコンが電池切れを起こしているのかもしれません。電池が切れると遠隔操作できなくなるので、ノズルから水が止まらなくなることが起こりえます。

ウォシュレットで水漏れしやすい箇所

ウォシュレットで水漏れしやすい箇所は4つあります。1つ目は給水ホースや配管です。ウォシュレットは様々なパーツで接続された水路を通って水が流れる仕組みになっています。

もシュレットの水の通り道には分岐金具が使用されています。分岐金具はナットで固定されているのですが、何らかの理由で緩んでいるとそこから水漏れしてしまうのです。

2つ目は給水口です。給水口にもナットが使われているので、何らかの理由で閉まりが緩くなっていればそこから水漏れする場合があります。

ちなみに、給水口部分に給水フィルターが付いているウォシュレットもあります。給水フィルターが汚れやゴミなどで詰まることで水漏れを引き起こす場合もあるのです。

3つ目は洗浄ノズルです。洗浄ノズルから水漏れしやすいのはノズルにつけられた部品の劣化や、バブルユニットの不具合が原因に考えられます。

4つ目は温水タンクです。場所を特定しにくい水漏れ箇所でもあるのですが、温水タンクから水漏れを引き起こすケースもあります。

温水タンクは電気系統に近い場所にあるので、もし水漏れしていた場合は迅速に対応しなければいけません。場合によっては漏水や感電する危険性があるので、発見次第すぐに対応することが大切です。

ウォシュレットの水が止まらない場合の対処法

ウォシュレットの水が止まらなくなった場合は、すぐに対処する必要があります。ここからはウォシュレットの水が止まらなくなった場合の原因ごとの対処法をご紹介します。

電気系統に問題がある場合
電気系統にトラブルが起きて水が止まらなくなった場合は、ウォシュレットの電源を確認してみてください。電源プラグをもう一度抜いて、再度差し込んでみましょう。

また、電源プラグのリセットボタンを押したり、主電源のスイッチを再度入れたりするのも効果的です。

電気系統に軽いトラブルが起きている場合は、上記の方法を試すだけで改善できる可能性が高いです。電気系統をリセットして水が止まった場合は問題ないので安心してください。

複数回電源のリセットを試しても水が止まらない場合は、業者に相談することをおすすめします。電気系統は複雑な仕組みになっていることも多いので、自分で無理矢理対処しようとするとトラブルが広がってしまうかもしれません。

無理に自分で直そうとせず、まずは業者に相談することが大切です。

リモコンの電池が切れている場合
リモコンの電池が切れている場合もまずは電気プラグを抜いたり、主電源のスイッチを切ったりして電源を落としてください。電源を切ったら電池を入れ直しましょう。

プラスマイナスの位置を間違えず正しく入れ直したら、再び電源を入れます。電池を新しいものに変えて遠隔操作ができるようになれば、水も止まるでしょう。

水が止まらない以外の原因

ウォシュレットには水が止まらなくなる以外にも、いくつかのトラブルが起きる可能性があります。最後に水が止まらなくなる以外のウォシュレット故障についてまとめておくので、参考にしてみてください。

ノズルが正常に作動しない
水が出るどころか、ノズルが正常に作動しないトラブルもよくあるケースです。正常に作動しないのは電源に問題があるか、ノズルに汚れが溜まっているかの2つが考えられます。

まずは、コンセントがしっかり挿さっているか、電源は入っているかを確認してください。電源プラグが「切」になっている場合はリセットボタンを押してください。

また、ノズルの接合部分に汚れが溜まっていてうまく動かないこともあります。ノズル部分は手でやさしく引っ張れば出てくるので、接合部分を使い古した歯ブラシなどで掃除しましょう。

汚れをきれいに拭きとったらもう一度スイッチを押して作動するか確認してみてください。

水が出ない
ノズルから水が出てこないのは、設定水圧が低いこと、リモコンが電池切れしていること、フィルターが目詰まりしていること、機器が寿命を迎えている事の4つの原因が考えられます。

まずは、設定を確認してみてください。設定水圧が低いと水が出なくなる場合があるので、再設定をすれば直る可能性が高いです。

リモコンの電池が切れている場合は、上記で説明したように電池を新しいものに交換してあげてください。

ウォシュレットの種類によってはフィルターがつけられているものもあります。このフィルターに汚れやゴミが詰まると水の通り道を塞ぐことになるので、水が出なくなってしまうのです。
給水フィルターが目詰まりを起こしている場合は、取り外して使い古した歯ブラシなどで洗うことで症状が解消されるでしょう。トイレの裏にある止水栓を閉めてから作業するようにしましょう。

止水栓を閉めて吸水フィルターを取り出したら、後はきれいに掃除するだけです。汚れやゴミを落としたら再度取り付けて、止水栓を開いて水が正常に出るか確認してみてください。

ウォシュレットは一般的に7年から10年が寿命だとされています。使用頻度にもよりますが、7年以上使用している場合はウォシュレットが寿命を迎えているのかもしれません。

ちなみに、毎日何回もウォシュレット機能を使っている場合は、7年を迎えなくても寿命が来る可能性があります。7年以上使用していて、不具合が続くようであればウォシュレットの交換を検討した方が良いでしょう。

まとめ

ウォシュレットはとても便利ですが、使い続けるうちにさまざまなトラブルが起きる可能性があります。ウォシュレットが使えなくなると不便なので、迅速に対応しなければいけません。

ウォシュレットから水が止まらなくなるのは電気系統もしくはリモコンの電池切れが原因の可能性が高いです。コンセントを入れ直したり、リモコンの電池を新しいものに変えたりなどして対処しましょう。

また、基本的にウォシュレットの寿命は7年から10年と言われています。長く使い続けてトラブルがよく起きるようになったのであれば、ウォシュレットの買い替えをおすすめします。