水漏れ?漏水?雨漏り?水漏れの種類による違い【矢野】
こんにちは、水道職人の矢野です。
屋内が水で漏れている水漏れという現象には、水漏れや漏水、雨漏り、水災といったものがあります。
水で濡れているときはそれぞれに対処方法が異なり、適切な方法で対処することが必要でしょう。
今回は、水漏れや漏水、雨漏り、水災などの違いと、対処方法についてご紹介します。
目次
水漏れはどんな症状?
水漏れとは、水栓の故障やトイレタンクの部品の損傷などで起こる、小規模な水漏れのことを指します。
水漏れは日常的に起こり得る水まわりのトラブルの一つで、比較的簡単に修理や故障対応が可能です。
水漏れの主な原因は、水栓本体の故障や水栓の内部部品の劣化、トイレタンクの損傷、トイレタンク内にある各部品の劣化などです。
水まわり整備の寿命は凡そ10年〜20年程度と言われており、設置してから10年を超えているものは故障しやすく、水漏れを起こしやすくなります。
漏水は水漏れとは違う?
給水管や排水管の劣化、損傷などで起こる、大規模な設備からの水漏れを漏水と言います。
漏水には意図しない水漏れも含まれるため、上階での水漏れの影響を受けた階下漏水も、漏水に該当するでしょう。
漏水は水漏れと言われることが多く、逆に水漏れも漏水と言われることが多いため、明確な区分はありません。
どちらの場合も、水まわり設備や配管から水漏れしている状態のことを指します。
雨漏りと水漏れの違い
天井からの水漏れや、窓・ベランダ付近の水漏れは、給水管の損傷による水漏れではなく、雨漏りで雨水が入り混んでいる可能性があります。
雨漏りの原因には建物の屋根などが劣化したことが挙げられ、小さな隙間からでも、雨水は屋内に入り込むのです。
屋根や外壁など建物の外観は、経年劣化で損傷し、隙間ができたり、鉄骨が錆びて腐食したりします。
これらの理由により、雨漏りは起こるのです。
雨漏りと水漏れの簡単な見分け方は、雨が降っていないときに水漏れが起きるかどうかです。
雨が降っていないにもかかわらず、天井から水漏れしてくることや、窓際などに水漏れがあるときは、給水管が損傷している可能性があります。
その逆で、雨が降っているときにしか水漏れしない場合には、雨漏りである可能性が高いでしょう。
水災(水害)とは?
台風や集中豪雨など、大雨が原因の水漏れは、水災として扱われる可能性があります。
たとえば床上浸水をしたなど、比較的大きな被害を受けた場合に水災の認定を受けるでしょう。
水災の認定を受けた場合、加入している保険の損害対象となることがあります。
また、自然災害の影響で給水管が損傷したことによる水漏れも、水災として保険の対象になるケースがあります。
水災は漏水と混同されることもありますが、経年劣化での給水管の損傷は保証の対象外となり、水災と漏水は別ものだと考えられるでしょう。
雨漏りも同様で、降雨量が異常な量ではない限り、水災の適応にならないケースがほとんどです。
水漏れの種類別の対処方法
水漏れや漏水、雨漏り、水災ではどのように対処すれば良いのでしょうか。
水漏れの対処方法
水漏れの場合、経年劣化で摩耗している部品や、金属疲労を起こしている部品を交換することで改善するケースがあります。
最初に止水栓を閉めてから、部品を交換してください。
止水栓は、水漏れしている水栓の近くに設置していることが多く、キッチンや洗面台の止水栓は、手で回せる形をしていることがほとんどです。
トイレや浴室の止水栓は、手で回せずドライバーを必要とする形をしているため、ドライバーを使って閉めてください。
洗面台やキッチンは、止水栓が2つ付いていることがあります。
これは、水と湯の両方が出る水栓を使っている場合、それぞれ給水管が異なるためです。
片方は水用の止水栓で、もう片方は湯用の止水栓のため、両方を閉めてください。
止水栓は右に回すと給水を止められ、左に回すと給水を再開できます。
止水栓を閉めるときは、回した回数を控えておきましょう。
止水栓を開けるときに同じ回数だけ回すことで、止水栓を閉める前と同様の水圧で水栓を使えます。
止水栓を開けすぎると水圧が強まり、それにより水栓が故障してしまうこともあるでしょう。
部品を交換しても水漏れが直らない場合、水栓本体が故障しているか、交換する部品が間違っている可能性があります。
このようなときは、おおさか水道職人などの水道修理業者に相談してください。
関連記事:水漏れトラブルから自宅を守る!信頼できる水漏れ修理業者の選び方
漏水している場合
漏水は給水管や排水管といった、水まわりの配管が損傷していることが原因だと考えられます。
漏水の疑いがある場合は、おおさか水道職人などの水道修理業者に依頼し、漏水を調査しましょう。
漏水は目に見えない場所で起こっているため、水音がしない場合、気が付かないことがあります。
漏水していれば水道料金が通常よりも増えますが、多少増えた程度では気付かれない方もいらっしゃるでしょう。
給水管からの漏水が疑われる場合、水道局が検針のときに発行する明細にその旨が記載されていることがあります。
また、水道局から漏水調査を実施した方が良いという連絡が入ることもあります。
これらの案内があった場合は、漏水している可能性が非常に高いため、おおさか水道職人などの水道修理業者に、漏水調査を依頼しましょう。
漏水は、漏水を起こしている場所によって、大阪府の水道局が修理を対応します。
多くの場合、水道メーターよりも道路側で漏水している場合に、大阪府の水道局が対応します。
水道メーター付近で漏水している場合は、水道の検針のお知らせなどに記載されている水道局に連絡してください。
参考:水漏れ修繕┃大阪市
雨漏りの修理
雨漏りの場合、そのまま放置すると雨のたびに水が屋内に入り込み、カビの繁殖やシロアリの発生につながります。
たとえ少量の水しか入ってこないとしても、修理する必要があるでしょう。
雨漏りは外装を塗装している業者で対応してもらえることが多いため、相談してみてください。
雨漏りの修理は、空き家を利活用する際などに行うこともあるのではないでしょうか。
大阪市では、空き家を利活用する際の外壁改修工事や、屋根の改修工事で利用できる補助金はありません。
しかし、空き家の利活用で申請できる補助金制度は設けられています。
「住宅再生型」もしくは「地域まちづくり活用型」に該当する施工をする場合、その中に外壁や屋根の修理が含まれているときは、補助金を適用できる可能性があります。
参考:空家利活用改修補助制度┃大阪市
関連記事:壁から水が滲み出る原因は?放置をしてはいけない理由も解説!
漏水か雨漏りか分からないとき
雨のときに水漏れしている日としていない日がある場合や、晴れている日も水漏れしている日としていない日がある場合があります。
このような場合、漏水なのか雨漏りなのか判断できないでしょう。
漏水か雨漏りかの判断ができない場合は、おおさか水道職人などの水道修理業者に、漏水調査を依頼してください。
漏水調査の結果、漏水していると判明したときは、修理や交換についての提案があり、雨漏りの場合はその旨を案内します。
雨漏りかどうかの調査を先にしても良いと思うかもしれませんが、雨漏りの場合水が漏れるのは雨のときだけです。
しかし、漏水の場合は天気や時間に関係なく、水が漏れ続け、給水管や排水管の損傷も日を増すごとに負荷がかかることでひどくなっていきます。
少しでも早い対応をした方が被害を最小限に抑えられるため、水道修理業者での漏水調査を先にすることがおすすめです。
関連記事:地下から水漏れを起こす原因と水道管の漏水調査と費用を解説
水災は保険会社に相談
水災で適応となる保険は、火災保険や火災保険に付帯できる特約です。
すべての火災保険や特約に、水災の保証が付いているわけではありません。
しかし、水災で使える保証が付いている場合、加入している保険会社に連絡してください。
保険会社ごとに、補償内容や保証の範囲は異なります。
これからの加入を検討されている方は、保険会社に問い合わせ、サービス内容を比較してから加入した方が良いでしょう。
すでに加入している火災保険や特約が水災を保証しているか分からないという場合には、加入している保険会社に問い合わせてください。
保険のサービス内容は、保険証券や証明書でも確認できます。
関連記事:水道管の破裂!保険で補償される?詳しく解説
水漏れや漏水のご相談はおおさか水道職人へ!
水漏れや漏水でお困りの方は、おおさか水道職人にお任せください!
おおさか水道職人は、地域密着型の水道メンテナンスサービスを提供している会社です。
作業員が大阪府内の各所で待機しているため、ご連絡をいただきましたら最短30分で現場に駆けつけます。
水漏れや漏水の修理・交換だけではなく、漏水か雨漏りか判断できない場合の漏水調査も、おおさか水道職人にお任せください。
調査の結果、漏水していなかった場合、雨漏りの修理を依頼した方が良い旨を、お客様にご案内いたします。
また、漏水調査では、お客様が気付かれていない水栓などの、水まわり設備の損傷が判明するケースがあるでしょう。
このような場合も、お客様にその旨をご説明し、修理や交換の提案をいたします。
勝手に修理を開始するということは決してありません。
おおさか水道職人では、すべての作業をお客様にご説明し、納得をいただいた上で行っております。
水道修理業者は、悪徳業者ではないかという不安を抱いているお客様が多くいらっしゃいます。
不安を感じるところは不安が解消されるまで説明をいたしますので、ご安心ください。
おおさか水道職人では、誠意のある対応を心掛け、修理や交換などの作業を行っております。
お見積もりは無料でお見積もり後のキャンセルも無料のため、まずはお気軽にご相談くださいませ。