水道から水が出ない?原因と対策について解説
水道から水が出ない場合は、配管の詰まりや破損、メーターの不具合、料金未払いなどが原因だと考えられます。
そこでこの記事では、水道から水が出ない原因とその対策について解説していきます。
水が出てこない原因
まずは、水が出てこない原因を解説します。
断水
断水の場合は水道会社のホームページやTwitterなどで情報を確認し、復旧の予定時刻や状況を確認しましょう。また、断水に備えて常に飲料水や予備の水を備蓄しておく必要もあります。
なお、断水が続く場合は近隣の公共施設でのシャワーやトイレの利用などを検討すると良いでしょう。
配管の凍結
配管の凍結も水が出てこない原因の1つです。冬季に配管内に水が溜まって外気温が氷点下になると、配管が凍結して水が出なくなる場合があります。
そして、凍結した配管は破裂する危険もあるため、早急に解凍する必要があります。なお、解凍方法としてはホットカーペットや電気毛布などで管を包んで温める方法や、ドライヤーで温風をあてる方法などがあります。
しかし、凍結が深刻な場合や配管自体が老朽化している場合は、専門の業者に依頼すると良いでしょう。また、凍結を防止するためには配管を暖かく保つことが重要です。外気温が低くなる前に配管を暖かくするための対策を行いましょう。
受水槽やポンプの故障
水道から水が出ない原因として受水槽やポンプの故障も考えられます。受水槽は水道会社から供給された水を一時的に貯水するための施設であり、ポンプはその水を送水するための装置です。
そして、受水槽やポンプに故障が発生すると、水が供給されずに水道から水が出なくなる場合があります。なお、故障の原因は老朽化やメンテナンス不足、稼働時間の過剰などが考えられます。
ちなみに、受水槽やポンプの故障を予防するためには定期的な点検やメンテナンスが必要です。特に受水槽は定期的に清掃を行って水質を維持する必要があるでしょう。
また、ポンプは適切な運転時間や負荷範囲を守り、劣化したパーツは早めに交換するようにしてください。
料金を滞納している
料金を滞納している場合、水道から水が出なくなる場合があります。そのため、料金を滞納している場合は早急に支払いを完了する必要があります。
そして、支払いを完了した後に水道会社に復旧の申し込みを行い、手続きを進めましょう。また、滞納を防止するためには料金の支払いを定期的に行うことが重要です。
なお、支払いが困難な場合は水道会社に相談し、支払い方法の変更や分割払いなどの対応を受けましょう。料金の滞納は水道供給に大きな影響を与えるだけでなく、法律違反にもなるため適切な支払い管理が求められます。
引っ越したばかり
引っ越したばかりで水道から水が出てこない場合は、以下のような原因が考えられます。まず、引っ越し先で水道供給の契約を行っていない場合があります。この場合、水道会社に申し込みを行い、供給契約を結ぶ必要があります。
次に、配管が閉じられている場合があります。配管は蛇口やバルブで閉じることができるため、開いていない可能性があります。この場合は、蛇口やバルブを開いてみましょう。
引っ越したばかりで水道から水が出ない場合は上記の原因を確認し、必要に応じて専門の会社に修繕を依頼するなど適切な対応を行う必要があります。
配管の劣化
配管が劣化すると水道から水が出にくくなることがあります。そして、配管の劣化の原因は年数の経過や腐食、振動、地震などが考えられます。
劣化が進んだ場合、水漏れや水圧低下、水質の悪化などが起こります。また、配管内部に錆びやカルシウム、鉄分などの沈着物が付着し、水流が詰まる場合もあります。そして、これらの問題は快適な生活を送る上で重大な問題となるため、配管の劣化には早急な対応が必要です。
なお、配管の劣化の対策としては水道管の交換や補修が挙げられます。配管の交換は古くなった配管を新しいものに取り替える方法で、長期的に安定した水道供給を確保することができます。
一方、補修については水漏れ部分の修繕や、内部の洗浄、薬剤の注入などの方法があります。水道管の劣化は早期に対応する必要があります。
劣化が進んだ状態で放置すると水漏れや水圧低下、水質の悪化などの問題が起こるだけでなく、最悪の場合、水道管の破裂や地盤沈下などのリスクが生じます。
そのため、水道管の劣化に気付いた場合は専門の会社に相談し、適切な対策を行うようにしましょう。
水が出てこないときの対策
続いて、水が出てこないときの対策を解説します。
配管を温める
配管の凍結が原因である場合は、配管を温めることが効果的な対策です。配管が凍結すると水が通らなくなるため、まずは凍結している箇所を確認します。
一般的には配管の断熱材を外して、ドライヤーや電気ストーブ、温水器などの熱源を使って凍結している箇所を温めます。
なお、配管を温める際は冷え込んでいる時間帯に行うことが重要です。配管の凍結は冷え込んだ夜間や早朝に起こりやすいため、これらの時間帯に配管を温めると効果的な対策となります。
ただし、配管が劣化していた場合やポンプの故障など、他の原因が原因で水が出ない場合は水道管を温めても解決しない場合があります。その場合は専門の会社に相談し、適切な対策を行うようにしましょう。
業者に修繕を依頼する
水道から水が出ない場合、原因に合わせた対策が必要です。そして、配管の凍結が原因でない場合は配管の劣化やポンプの故障、料金の滞納などが原因となっている可能性があります。
そのため、水が出てこない場合にはまずは原因を特定し、必要に応じて専門の会社に修繕を依頼する必要があるでしょう。
なお、配管の劣化やポンプの故障などの場合は自己修繕が難しいため、専門の会社に修繕を依頼する必要があります。業者には配管やポンプの修繕・交換に関する技術や知識を持ったスタッフがおり、適切な対策を提供してくれます。
また、業者によっては24時間対応している場合もあり、急なトラブルでも迅速な対応が期待できます。
業者に依頼するときのポイント
続いて、業者に依頼するときのポイントを解説します。
値段にこだわりすぎない
水道から水が出ない場合、原因に合わせた対策を行うためには専門の会社に修繕を依頼する必要があります。しかし、業者選びに失敗すると料金が高くついたり、修繕が不完全で再度トラブルが起こったりする場合もあります。
そのため、業者に依頼する際には以下のポイントに注意することが重要です。
まず、値段にこだわりすぎないことが大切です。業者選びで最も重要なのは技術力や信頼性などの品質面です。料金が安いからといって技術力や信頼性に欠ける修繕を選ぶと、結果的に高い費用がかかる場合もあります。
また、業者の対応力やアフターサービスにも注目しましょう。水道のトラブルは急を要する場合が多いため、迅速かつ丁寧な対応が求められます。
日中に対応をお願いする
業者への依頼は日中に行うようにしましょう。日中に対応をお願いすると、トラブルが発生したその日に修繕してもらえる可能性が高くなります。
逆に、夜間や休日に依頼した場合は修繕の対応が遅れたり、対応ができなかったりする可能性があります。
また、夜間や休日の対応には追加料金がかかる場合もあります。そのため、日中に対応してもらうと修繕費用を抑えられるでしょう。
まとめ
水道から水が出なくなる原因には、断水、配管の凍結、受水槽やポンプの故障、料金の滞納、引っ越し時の手続き漏れ、配管の劣化などがあります。
原因によっては自分で対策ができるものもありますが、専門の会社に修繕を依頼することが必要な場合もあります。
なお、専門の会社に依頼する際には値段にこだわりすぎず、信頼性や対応力などを重視するようにしましょう。