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トイレが詰まった！水道業者を呼ぶ前に自力でできる修理作業は？

2021.01.31

宅内の水道トラブルの中でも、緊急性が高い事案といえば、トイレ詰まりです。
できるだけ早くトラブルを解消したいところですが、業者を呼ぶとなると、時間もコストもかかってしまいます。
トイレ修理はDIYでも可能なのでしょうか？今回は、自力で修理するコツと方法を解説します。

1 トイレの水のトラブルに自力で対処する方法4つ
2 用意しておきたいアイテムとは？
3 こんな場合の自力対処は危険！
4 自力での対処が難しいならおおさか水道職人にご相談を

トイレの水のトラブルに自力で対処する方法4つ

トイレが詰まったときに、焦る方は多いはずです。「急いで業者を手配しなくては…」と思うかもしれませんが、まずは落ち着いて自力での修理・ケアを実践してみましょう。
軽度の詰まりであれば、以下の4つの方法で対処できます。

★方法1「ラバーカップを使う」
トイレが詰まったときは、まずは止水栓を閉めましょう。
ウォシュレットを設置している場合は、電源プラグも抜いておきます。これらはDIYで修理作業を行う際の基本となります。どの方法を試すときも、忘れないでください。

もっとも手軽に詰まりを解消できるのは、ラバーカップを使った方法です。いわゆる「スッポン」と呼ばれる道具を使えば、空気圧によって詰まりの原因を便器内に引っ張り出せる可能性があります。
ラバーカップを使うときには、以下の手順で作業してください。

1.便器の中の水を少し汲む
2.排水路の入り口に、カップをぎゅっと押し付ける
3.引き上げる
※1～3の手順を何度か繰り返す

ラバーカップを使う際のコツは、引くときに力を加えることです。押すときに力を入れ過ぎると、便器が破損する可能性があります。

★方法2「ぬるま湯を流す」
トイレの詰まりが生じる原因の多くは、大量の便やトイレットペーパーなど。便器の奥で詰まりの原因を溶かせれば、流れを復活させられるでしょう。
このときに役立つのが「ぬるま湯」なのです。40～60度のお湯を用意しましょう。便器内部の水を、できるだけ抜いてから実践すると効果的です。

注意したいのは、60度以上の高温のお湯を使用しないこと。便器が割れ、業者による交換作業が必要になってしまうケースがあります。
少し高い位置から排水口めがけて適温のぬるま湯を落としてみてください。

★方法3「尿石除去剤を使う」
詰まりの原因の一つが、排水口内に蓄積する尿石です。除去剤を使って取り除くことで、水が流れるようになる可能性があります。
尿石除去剤の使い方は簡単で、規定量をトイレの中に入れて、規定時間待てばOKです。排水口内部で尿石による汚れがゆるみ、詰まりが解消する仕組みとなっています。

尿石を除去したいときには、酸素系の洗剤を使うのも効果的です。
使用方法を守って正しく清掃してください放置時間が発生する分、少し時間はかかりますが、家にあるもので詰まりを解消できるでしょう。

★方法4「ワイヤーブラシを使う」
上記の方法を試してみても詰まりが解消されない場合、物理的に詰まりを解消できるワイヤーブラシを使用するのがおすすめです。自由自在に折れ曲がるワイヤーの先端にブラシが取り付けられており、詰まりが発生している箇所まで侵入し、異物を直接除去します。

水道業者も使用する信頼度の高いアイテムですが、初心者には扱いが難しいというデメリットもあります。無理をして排水管を破損しないよう、十分に注意してください。

用意しておきたいアイテムとは？

トイレ詰まりを解消するために、用意したいアイテムは以下のとおりです。

・バケツ
・ラバーカップ
・洗剤（尿路除去剤やハイターなどのアルカリ性洗剤、）
・ワイヤーブラシ
・養生グッズ（新聞・ビニールシート・古タオルなど）
・ビニール手袋

これらのアイテムは、詰まりが生じる前から準備しておくのがベストです。
自宅のトイレをケアするためのグッズとして、事前に購入してまとめておきましょう。いざトラブルが起きたときも、速やかに作業をスタートできます。
またトイレが詰まる前には、

・水を流すスピードが遅くなった
・ゴボゴボという音がする
・便器内の水位が上がることがある

といった、予兆となる出来事が起きるケースも少なくありません。
必要なグッズがあれば、この段階で無理のない対処も可能となります。できるだけ早い段階で作業をスタートするのも、自力での修理を成功させるためのポイントの一つです。
準備しておいて損はありません。

こんな場合の自力対処は危険！

ここまで紹介してきたのは、トイレットペーパーや便が原因で詰まりが生じた場合のDIY対処法です。
以下の場合は自力での対処が難しいので、速やかに水道業者にお任せしましょう。

・トイレの中に子どものおもちゃを落としてしまった
・おむつや生理用品を流した
・食べ残しや生ごみを流した

要するに、自力での対処が難しいのは「水で溶けないものが原因で詰まりが生じている場合」です。詰まりの原因を奥深くに押し込めば、より深刻なトラブルにつながってしまう可能性があります。
「何が原因かはわからないけれど、突然水が流れなくなった」といった場合も、プロに任せた方が安心です。気づかないうちに、自分や家族が水に溶けない何かを落としてしまっている可能性があります。