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水のコラム

トイレの詰まりはお湯で解消できる?活用方法を解説


無理な使い方をするとトイレはつまりを起こしてしまいます。

しかし、実はトイレのつまりはお湯を使って解消出来るということをご存じだったでしょうか。

そこで今回はトイレのつまりが発生する原因や解消方法、お湯でつまりを解消する際の注意点などを詳しく解説します。

なぜトイレは詰まる?原因を解説

まず、どうしてトイレがつまりを起こしてしまうのでしょうか。

トイレのつまりが発生する主な原因
トイレのつまりが発生するのは主にトイレットペーパーの流しすぎ、水に溶けない異物を流してしまった、水流の圧力不足、排水管のヌメリ、尿石の蓄積、手洗い管からの水漏れ、トイレタンク内の異物の7つが原因として挙げられます。

トイレットペーパーはお手洗い専用の紙とは言え、限度を超えた量を一度に流そうとすると、排水管内でつまりを起こします。

処理が面倒という理由でカップラーメンの汁といった本来流してはいけないものも油が硬化してつまりが発生するため、食品カスを流さないよう注意しなければいけません。

また、長年にわたって蓄積されて尿石も排水管をふさいでしまいつまりの原因となります。このようにトイレがつまる原因は沢山あります。そのため、それぞれの要因を作らないように注意して使用することが大切です。

トイレがつまる一番の原因は排水管の形状
意外と知られていないかもしれませんが、トイレの排水管の形状がS字に湾曲していることもつまりの原因である理由のひとつです。

トイレットペーパーや排せつ物など水に溶ける物質がつまりの原因の際には、時間が経過とともに勝手に解消することもあります。しかし、携帯電話などの水に溶けない固形物はそのものを取り出すことで改善できますが、S字湾曲が固形物を取り出しづらくしてしまっています。
もちろんこのようなS字湾曲の形状をしているのは、私達が快適に清潔なトイレを使用するためです。S字湾曲部分には封水という水が溜まっており、その水が排水管からの悪臭や害虫をブロックしてくれています。

つまりの原因が排水管の形状にあることは事実ですが、快適な環境を維持するための重要な役割を担っているのです。

トイレのつまりはお湯でも解消可能!方法を解説

トイレのつまりを解消する方法として、お湯が有効な場合があります。

お湯を使ってつまりを解消できるのは排せつ物、トイレットペーパー、トイレに流せる○○など、水に溶ける物質が原因のときです。お湯は固まったつまりの原因物質をふやかして、つまりを解消できます。

ふやかすことが出来ない携帯電話などの固形物はもちろんお湯で対処できません。これを理解せずに「とりあえずお湯で!」と対処すると余計に状態が悪化する場合があります。絶対にお湯が使用できる条件を守りましょう。

お湯を使った解消方法は、最初に便器に溜まっている水を取り除きましょう。ここでの排水が甘いと後から水が溢れてくる恐れがあります。一度バケツで水を流してみてください。

この時に高い位置から排水溝に流すことを意識しましょう。勢いが大切ですが、逆に勢いがありすぎると水が溜まってしまうので注意です。この時につまりが解消することもありますが、解消しない場合は次にお湯を先ほどと同じように流しましょう。

ここでお湯がつまりの原因物質をふやかしてくれます。しっかりとふやかすために、1時間ほど放置することがおすすめです。放置し終わったら、もう一度バケツを使ってお湯を流し、何度か繰り返すとつまりを解消できます。

レバーでつまりが解消できたかを確認すると、溢れ出てくる恐れがあるため、バケツを使って流すようにしましょう。少しずつ水を流していき完全に流れていけば、解消できた証拠です。

お湯でトイレの詰まりを解消する時に注意するポイント

お湯を使ったつまりの解消ですが、いくつか注意点があります。

お湯を使っても良い場合のみ使用する
こちらは先述した通り、お湯を使って解消できるのは、水に溶けるものに限ります。

例えば排せつ物、トイレットペーパー、トイレに流せる○○などです。つまりの原因が上記以外のときや原因が定かではないときには使用してはいけません。

バケツでお湯を流したときに、原因物質がより奥へ行ってしまい状況が悪化する恐れがあるからです。最悪の場合、トイレが故障することもあります。必ず使用する条件を守ってください。

使用するお湯の温度
つまりを解消する際のお湯の温度は40~60度の範囲内を守りましょう。

お湯の温度が40度よりも低いとふやかす効果が下がり、効果が期待できません。一方で60度よりも高い温度の場合、便器が陶器製のため破損します。

使用するお湯の温度が原因で二次被害に発展してしまうことは避けたいですよね。必ず使用するお湯の温度には注意を払うようにしてください。

実際に準備する際には、鍋で火にかけ泡が立ってきたころ、もしくは湯気が出てきたころが丁度良い温度です。また、完全に沸騰させてから同量の水を混ぜるという方法もあります。

お湯以外でトイレのつまりを直す方法

トイレのつまりは、お湯を流す以外の方法でも解消できることがあります。

ラバーカップを使用する
トイレのつまり解消道具として定番なのがラバーカップです。ラバーカップはスッポンとも呼ばれ、多くの家庭に常備されている道具かもしれません。

ではラバーカップを使用したつまり解消法をご紹介します。まずは水道の元栓もしくは止水栓を閉めてください。便器に溜まっている水の量が多い場合にはバケツなどを使って排水しておきましょう。

水が周囲に飛び散ってしまうため、ビニール袋や新聞紙で養生しましょう。そしてラバーカップを排水溝に密着させてください。ラバーカップをゆっくりと押し込んで、勢いよく引っ張りましょう。この動作を数回繰り返してください。

バケツで水を流してみてつまりが解消されれば完了です。

重曹とお酢(クエン酸)、お湯を使う方法
お湯を使う際に重曹とお酢を混ぜるとより効果が期待できます。

では重曹とお酢を使用する方法をご紹介します。まず、止水栓を閉め、トイレの電源コードも抜いておいてください。重曹とお酢を使用するため、換気扇を動かすなど換気の良い環境を整えておきましょう。そして便器から出来るだけ水を取り除いてください。

続いて、重曹を計量カップの4分の1程度、お酢を計量カップ2分の1程度振りかけましょう。この時に順番としては先に重曹をかけてからお酢をかけるようにしましょう。

上手くいっていれば炭酸ガスが発生します。泡がしゅわしゅわと出てきているかを確認してください。この状態で高い位置から50度くらいのお湯を流しましょう。

その後1時間ほど放置するとつまりが解消しているはずです。再度バケツから水を流してみて確認してください。

まとめ

今回はトイレのつまりの原因、お湯を使ったトイレのつまり解消法、お湯を使って解消する際の注意点、お湯以外のつまり解消法を解説してきました。

トイレは様々な原因によりつまりが発生します。そして、つまりの解消法も多数ありますが、お湯を使った解消法もありました。それは水に溶ける物質がつまりの原因のときのみ有効な手法です。

しかし使用するお湯の温度や使用してはいけない状況など注意すべきこともありました。今後トイレでつまりが発生した際には、注意点を守った上でお湯を使ってつまり解消を試みてはどうでしょうか。

その前に、つまりを起こさないように日ごろから適切なトイレの使い方を心がけましょう!

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