お風呂の換気扇交換を出来るだけ安く済ませる方法。交換手順も解説
使用頻度が多いお風呂の換気扇。
「24時間ずっとお風呂の換気扇を回し続けている」という人も多いのではないでしょうか。
年数が経ってくると、劣化サインが表れてくるものです。この記事では、お風呂の換気扇を交換費用や手順を紹介します。
参考にして下さい。
目次
お風呂の換気扇交換はどのくらいで検討すべき?
お風呂の換気扇交換のサインとなるのは次の2つです。
■耐用年数
換気扇の耐用年数は基本的に10年。
使用頻度やメンテナンスにもよりますが、10年使用した換気扇は交換を検討する必要があるでしょう。10年を超過していても動き続けている換気扇もありますが、この場合、換気性能が下がっていることが考えられます。
十分な換気性能がない状態で稼働していると、換気するどころか、お風呂場のカビの発生を促すことになるかもしれません。
換気性能が下がる前に、換気扇を交換するようにしましょう。
■異音や異臭
換気扇を設置して10年以内だったとしても、換気扇の回転音が大きかったり異音や振動がした際には、早めの修理や交換が必要です。
とくに、異音や異臭が出てきた場合は、換気性能が落ちていることが考えられます。
どれくらい換気できているのかは自分では判断が難しいですが、今までと違った異常が見られるようになった時には、交換のサインといえるでしょう。
お風呂の換気扇を手際よく交換する方法
お風呂の換気扇を手早く交換するには、プロに任せることが一番です。
ここでは、プロに依頼する3つの方法を紹介します。
■地域の電気店に依頼する
近くの電気店に依頼すれば、換気扇が故障した時に素早い対応を期待できます。
また、電気工事の知識もあるため安心です。バスルームの換気扇は漏電の心配があるため、自分で取り替えることはおすすめできません。
ただし、店によってはバスルームの換気扇の専門知識がないところも。修理や交換ができないこともあるため、まずは対応しているかを確認しましょう。
■家電量販店やホームセンターに依頼する
これらの店舗では、バスルームの換気扇を展示販売していることがあるため、実績をチェックしながら選べるのが利点と言えます。
価格的にも、個人で経営している電気店より安く、中には値引き品やセール品があることも。
ポイントも付き、安価に買えます。電気工事士免許が必要なものもあるため、取り付ける際には業者を依頼するようにして下さい。
ただし、量販店やホームセンターには在庫がないことも多く、取り寄せに時間がかかることも。業者の日程調整を合わせる必要もあるため、すぐに換気扇を取り付けられないこともあるかもしれません。
■リフォーム業者に依頼する
リフォーム業者に依頼すれば、風呂場の内装も一緒にリフォームしてもらうことが可能です。
たとえば手すりの取り付けや浴槽の交換なども一緒に行ってもらえます。
■水道業者に依頼する
「換気扇なのに水道?」と思われるかもしれませんが、水道業者は換気扇を含めた水回りの修理・交換には幅広く対応してくれます。
風呂点検や修理・交換も一緒に行えるので、古いところ、使い勝手の悪いところを一挙に直すことも可能です。
お風呂の換気扇交換にどのくらいの費用がかかる?
換気扇本体の寿命や劣化により、お風呂の換気扇交換を全部交換する場合、交換にかかる費用はおよそ7〜10万円かかります。
これらの内訳はまず、換気扇本体価格が1〜4万円ほど。
また、交換工事の費用が2〜4万円ほどかかり、業者の諸経費が1〜2万円ほど必要になります。
次に、換気扇の一部に異常ある場合、部品を交換する必要があります。この場合、全体を交換するより費用は安くなり、3万円ほどで済むことが多いでしょう。
また、部品にもさまざまなパーツがあります。
たとえば、換気扇モーターです。不調がモーターのみにあるなら、3〜4万円ほどの費用で交換できます。
お風呂場の換気扇が天井にセットされている場合、排気口がお風呂場から屋外へと通っています。ダクト側の換気ファンの交換で換気扇の不調が収まるようであるならば、2〜5万円ほどの費用で済むでしょう。
加えて、バスルームのタイマースイッチが作動しなくなった場合は、3〜4万円の費用がかかります。タイマー部品のほかに電気工事が発生することがあるため、修理費用が思いのほかかかってしまうでしょう。
お風呂の換気扇の交換費用を安く済ませるには?
ここで、お風呂の換気扇の交換費用を少しでも安く済ませるためにできる4つのポイントを紹介します。
1つ目は、複数の業者に見積もりをお願いすることです。
費用を安くしたいなら、必ず複数の業者に見積もり依頼するようにして下さい。「時間がかかって面倒だ」と感じるかもしれませんが、見積もりを比較することで大きく費用は異なります。
同じ換気扇であっても、業者によって金額が違うことも少なくありません。これは、元々の仕入れ価格が違ったり、工事費や諸経費が異なったりするため。
しっかり比較して検討することをおすすめします。また、複数の業者を比較することで適正価格が分かるため、悪徳業者に引っかかる危険性が少なくなるでしょう。
3社以上を目安にするのがおすすめです。金額の安さだけで決定するのではなく、工事内容や本体価格のバランスを見比べて、信頼できる業者にお願いして下さい。
2つ目は、メーカーにこだわらないことです。
有名なメーカーの場合、ブランド料が含まれるので高額になるケースが高いでしょう。また、メーカーの知名度と品質は必ずしも同じというわけではありません。
そのため、メーカーで選ぶのではなく、換気扇の機能性で選ぶことをおすすめします。メーカーにこだわらなければ、選択肢は多くなり同じような機能を持つ換気扇でも安価で手に入れることも可能です。
3つ目は、型落ちの換気扇を選ぶことです。
安さにこだわって換気扇を選びたいなら、少し古い型落ちの換気扇を選ぶことをおすすめします。最新モデルのものは、それほど機能が変わらない場合でも高額になることがあります。
一方、型落ちモデルの換気扇は、最新機能は付いていませんが機能としては十分。場合によっては、高機能の型落ちモデルが安価で買えることもあります。
最新モデルが販売されるタイミングを狙うのもひとつの方法です。
4つ目は、定期的にメンテナンスしておくことです。
換気扇を普段からこまめに掃除しておくことは大切です。定期的にお手入れしておくならば、換気扇は長持ちします。メンテナンスといっても、フィルターの埃を取ったりするなど簡単なことです。
また、3ヶ月に1回ほどは念入りに掃除するようにすると良いでしょう。
このようなメンテナンスは、結果的に故障のリスクを減らし、交換費用の節約につながります。
まとめ
換気扇の耐用年数はおよそ10年。
耐用年数に近づいた時や換気扇から異音や異臭がした時には、換気扇交換を検討して下さい。お風呂の換気扇を全て交換する必要がある場合、交換にかかる費用はおよそ7〜10万円かかります。
しかし、換気扇の一部の部品を交換する場合は、およそ3万円の費用です。複数の業者に見積もり依頼することや型落ちタイプを選ぶことで、少しでも安く交換していきましょう。