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水のコラム

トイレからボコボコ音がするときの対処法


もし、トイレを流した時に普段はしない「ボコボコ」という音がすると、不安になるのではないでしょうか。もしかしたら、トラブルのサインかもしれません。

この記事では、トイレからこのような音がした際にどのように対処すればよいのかを説明します。トラブルの時に役立ててくださいね。

トイレから「ボコボコ」音がするのはなぜ?

普通トイレは「ザーッ」という音で流れていきます。しかし、トイレから「ボコボコ」という音がしたときは、汚水配管内の異常が原因と考えられます。排水管もしくは下水管の一部が欠けているのかもしれません。

排水管や下水管はパイプ状になっていて、その中を排水が流れ落ちていくようになっています。しかし、そのどこかで汚物やゴミがつまってしまうと、その部分は水が流れにくくなり勢いが弱まってしまうのです。

そうすると、パイプの中に水が溜まり、パイプの空気も上に押し上げられて水が上下に揺れるような動きになります。その結果、パイプの中に空気が抜ける空間ができます。そこを通って、空気が上に抜ける時に「ボコボコ」という音を発生させるのです。

トイレからボコボコ音がしたら?とるべき対処法

では、実際にトイレからボコボコ音がした時には、どのように対処すればよいのでしょうか。ここでは5つの対処法を紹介します。

■少量の水・ぬるま湯を流す
1つ目は、少量の水・ぬるま湯を流すことです。トイレットペーパーが少量つまっている場合は、これだけで簡単に問題解決できます。この際、熱湯を使用すると便器や排水管を傷めてしまう危険があるので、ぬるま湯を使用するようにしてください。

■大量の水を流す
2つ目は、大量の水を流すことです。この方法は、つまりがそれほど酷くない時に使用できます。大量の水を流すことで、水の勢いでつまっている異物を押し出す方法です。

激しいつまりにこの方法を使うと、押し出せないまま汚水となって溢れ出ることもありますので注意が必要です。

■ラバーカップを使う
3つ目は、ラバーカップを使用することです。水を流すと便器のギリギリまで水が溜まって、その後ゆっくり流れていく場合の配管のつまりにはラバーカップが役立ちます。

使用時には、必ず雑巾やビニールなどで便器に蓋をしてください。万が一、その過程を忘れてしまうと汚水が飛び散ってしまいます。

雑巾やビニールの真ん中にラバーカップが通るだけの穴を開けておきましょう。ラバーラップを使用する際には、静かに押しつけて勢いよく引っ張るようにしてください。

この動作を数回繰り返しても変化がないときは、アルカリ性の洗剤を使うことをおすすめします。つまりを引き起こしている物質にヌメリを与え、流れやすくなります。時間を置いて水を流してみましょう。

■ワイヤーブラシを使用する
4つ目は、ワイヤーブラシを使用することです。排水管の内部は、曲がりくねった形をしているので通常のブラシで掃除することはできません。そこで役に立つのが排水管内部の清掃用に作られたワイヤーブラシです。

トイレ用のワイヤーブラシはホームセンターなどで購入できます。しかし、市販のものはあまり強度が強くないので使用中に折れてつまってしまう可能性も考えられます。そのため、無理に使用することはおすすめしません。

■浄化槽の蓋に空気穴を設置する
5つ目は、浄化槽の蓋に空気穴を設置することです。大雨が降ったときにトイレを流すと、ゴボゴボという音がすることがあります。この場合、大量の雨が下水管に流れ込んでしまった結果、空気が押し上げられることによって異音を生じさせます。

浄化槽の蓋に空気穴を設置することで、パイプから空気を抜き異音が抑えられます。雨が止んだ際には、水をS字トラップパイプに入れておいてください。

つまりに心当たりがない場合は

つまりに心当たりがないと思っていても、案外身近なところにつまりの原因は転がっています。

よくあるものが、トイレットペーパーです。トイレットペーパーはトイレに流せる処方で作られていますが、一度に大量のペーパーを流してしまうとつまりを起こしてしまう可能性があります。便と一緒にトイレに流した際は、業者に依頼するのが恥ずかしいという人もいるかもしれません。その際は、ラバーカップやパイプクリーナーを使用してつまり解消ができます。まずは自分で試してみましょう。

また、トイレ掃除の際に使用するスポンジや歯ブラシを、掃除している途中に誤って流すこともあり得ます。ほかにも、子どもがトイレに持っていくおもちゃがつまりの原因になることも。

これらがつまってしまった場合、ラバーカップを使用すると、奥に押しやってしまって、取り出せません。自分でつまりを取ろうとするときに排水管を傷つけてしまう可能性もあります。すぐ業者に連絡することをおすすめします。

さらに、ナプキンやタンポンといった生理用品やオムツ類もつまりの原因になります。吸水性の高い製品は水を吸収し大きく膨らみます。膨れ上がったそれらの生理用品やオムツ類は、トイレの奥の排水管でつまり、通り道を塞ぎます。

その結果、便器から汚水が溢れてしまったり、排水管を傷つけてしまうことにつながるのです。このような時には、自分で対処することは不可能。かえって悪化させてしまうことになりかねません。速やかにプロの業者を呼んでください。

トイレを流すとキッチンからボコボコ音が!一体なぜ?

トイレを流した時、キッチンからもボコボコという音がする際は、どんな原因が考えられるのでしょうか。3つの原因を紹介します。

■空気の入り口が少ない
排水口に空気の入り口がない場合、排水が難しくなり異音を生じさせます。この場合は、排水口付近に通気弁を取り付けることで解決することが多いでしょう。

■排水管のつまり
排水管がつながっている箇所で、ゴミなどがつまっていると空気の入り口を塞ぐことになります。そして、空気が断続的に入っていくことで異音が生じるというわけです。排水管を掃除することでトラブル回避しましょう。

■排水トラップの緩み
トイレを流すと、配管の中の空気が押されたり引っ張られたりしてゴボゴボ音が生じることがあります。カチッとはまるまで回して、音を防ぎましょう。

さらに、2階に設置されたトイレを流した時に、ゴボゴボと音がすることもあります。この場合の異音の原因は、排水管の圧力変動の影響によるものです。排水管に通気管を設置するなど工事が必要になります。

しかし、建物の形状や事情によっては、通気配管工事ができないことも。その場合は、部材配管内の空気を抜くことで異音を抑えられます。早めに業者に依頼することがおすすめです。

まとめ

トイレの「ボコボコ」という音は、汚水配管内の異常が原因です。トイレからボコボコ音がした時には、少量の水・ぬるま湯を流してみましょう。つまりが軽い場合、それだけで解消できるかもしれません。

また、ラバーカップを使用することもおすすめです。使用する際には、雑巾やビニールなどで便器に蓋をすることを忘れないでくださいね。一度に大量のペーパーを流してしまった場合や、生理用ナプキンや子どものおもちゃを流してしまった場合もトイレつまりの原因になります。自分で対処できない場合は、すぐに業者を呼ぶようにしてください。

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