洗濯機は私たちの生活の中で欠かすことのできない電化製品です。洗濯機の故障は、家族が多ければ多いほど深刻になるのではないでしょうか。

突然洗濯機から異音が聞こえてきたら、故障を疑いますよね。また、異音の他にも注意しなければいけない異常もあります。

洗濯機には電気が通っています。電気関係のトラブルは危険が潜んでいますので、異変を感じたらすぐに修理業者に相談しましょう。

本記事では、洗濯機から聞こえる異音の種類とその原因、異音の対処法と異音以外の注意すべきトラブル、洗濯機買い替えのタイミングについて解説していきます。

洗濯機から生じる主な異音の種類とそれぞれの原因

洗濯機から異常な音が聞こえてきたら、耳を傾けましょう。音にもいくつかの種類があります。

音の規則性にも注目しましょう。洗濯機の異音を放置してしまうと、故障の原因にもなります。異音の種類を聞き分けて、それぞれの原因を探り、対処することが大切です。

主な洗濯機からの異音の種類は次のとおりです。

・ガリガリ
・カラカラ
・キーキー
・キュルキュル
・ブーン

ここからは、それぞれの原因と対処法をご紹介します。
■ガリガリ音の原因
まず「ガリガリ」という音です。その原因は、衣類のポケットなどに入っていた小銭や小物類の音です。

取り忘れた小銭や小物類が洗濯槽で散らばり、「ガリガリ」という音を出しています。その他に考えられることは、モーターの劣化や洗濯機の奥の羽根(バルセーター)に何かが引っかかっているということです。

原因の聞き分け方は、その音が規則的かどうかです。規則的であればモーターの劣化が考えられ、不規則の場合は洗濯槽やバルセーターに小銭や小物が入り込んでしまっていることが考えられます。
■「カラカラ」音の原因
次に「カラカラ」という音の原因は、多すぎる洗濯物です。他に考えられることはベルトが緩んでいる、もしくは切れている可能性があります。

また排水口の弁に異物などが引っかかっているなど、バルセーターのかみ合わせの不具合が考えられます。
■「キーキー」音の原因
そして「キーキー」という音の原因は、小銭や小石の混入です。

その他に考えられることは、洗濯機の軸受けの故障です。
■「キュルキュル音」の原因
また「キュルキュル」という音の原因は、ベルトのすり減りによって洗濯機が劣化し、洗濯槽が空回りしている音です。
■「ブーン」という音の原因
最後に「ブーン」という音の原因は、排水ホースの詰まりと、給水バブルの開きが十分でないことが考えられます。

洗濯機の異音は、不具合が起こっているサインですので、音の種類から原因を探って解決していきしましょう。

洗濯機の異音の対処法は、簡単な作業ばかりではありません。修理費用を節約しようと自力で修繕を行っても、ミスをしてしまえば被害を拡大させてしまうかもしれません。

洗濯機から異音がしたら無理をして自力で何とかしようとせず、メーカーに問い合わせてみましょう。メーカーに状態を説明して、判断することもできますし、修理が必要なら修理の依頼もできます。

洗濯機から生じる異音の対処方法

洗濯機から異音が聞こえてきた場合、自力で対処できることもあります。
■「ガリガリ」音の対処法
まず「ガリガリ」という音の対処法は、まず洗濯槽に混入物がないか確認します。

なければパルセーターを分解して、内部を確認してください。
■「カラカラ」音の対処法
次に「カラカラ」という音です。洗濯物を減らしたにも関わらず音がするときは、ベルトやパルセーター、排水口の弁が原因と考えられます。

これは自力での修理が難しいため、業者に修理依頼をしましょう。
■「キーキー」音の対処法
そして「キーキー」という音の対処法です。

洗濯槽の異物を取り除いても音がする場合は、軸受けの故障で洗濯機がぐらついています。これも専門業者に依頼が必要です。
■「キュルキュル」音の対処法
また「キュルキュル」という音の対処法です。音の原因が洗濯機のベルトの劣化や破損なので、新しい物への交換になります。

交換は大掛かりになるため、業者に依頼しましょう。
■「ブーン」という音の対処法
最後に「ブーン」という音です。この音は排水ホースのゴミを取り除くことで鳴らなくなります。

それでも解消されなければ、給水パイプを開く作業を業者に依頼しましょう。このように自力でできることと、できないことは音の違いで判断できます。

洗濯機の異音以外で注意するべき症状

洗濯機のトラブルは異音だけではありません。異音以外で注意すべき症状は次のとおりです。

・激しい振動
・水の流れの異変
・発熱

まず「激しい振動」です。

洗濯機の激しい振動は、使用方法や設置に問題があります。洗濯物の入れすぎや偏りでも激しい振動を起こします。とくに厚いもの(マット類、毛布、座布団など)は水を吸うと重くなり、洗濯機に入れていると偏りを起こして振動となります。

また、洗濯機の置いてある場所が不安定だと振動が激しくなります。しっかりと安定した場所に設置しましょう。次に「水の流れの異変」です。

洗濯機の給水や排水ができなかったり、脱水がきかなかったりと水の流れに異変が起きることがあります。そのようなときは、排水ホースが適切な位置にあるか確認しましょう。

そして一番危険なのが水漏れや電源の異常で「発熱」することです。この場合は直ちに洗濯機のコンセントを抜いて使用を中止させなければいけません。

洗濯機に異常な音以外の異変が起きた場合は、洗濯機の寿命と考えて買い替えを考えても良いかもしれません。洗濯機の寿命を長くするには、日頃の使い方やメンテナンスが大事になってきます。

洗濯機をトラブルから守るための日々の心がけは次のとおりです。

・洗濯物の量は洗濯機の容量を守る
・洗剤の量は適量を守る
・選択が終わったら元栓を閉める

法洗濯物は洗濯機の適量の容量を守りましょう。入れすぎは異音トラブルの元になります。

そして洗濯洗剤や柔軟剤は、適量を投入しましょう。たくさん入れたからと言って汚れがより落ちる訳ではありません。洗剤の入れすぎは洗濯槽に残って、カビの発生や故障の原因になってしまいます。

洗濯が終わったら、元栓を閉めましょう。水漏れや故障の原因になります。洗濯していない時も元栓が開いた状態になっていることで洗濯機に負担がかかります。洗濯後は元栓を閉める習慣付けることでトラブルを防ぐことができます。

洗濯機の寿命を少しでも伸ばすには、日頃からの使い方に加え、メンテナンスも大事です。洗濯槽を定期的に洗濯槽クリーナーで掃除して洗剤投入ケースや排水ホース、排水口の手入れもしっかり実施しましょう。

洗濯機から異音が聞こえたら修理・買い替えのタイミングかも

洗濯機も長く使うと劣化してしまいます。

毎日１回の頻度で使い続けると、寿命は６年程度です。家庭によって使う頻度が違うので一概には言えませんが、6年ほどで修理、買い替えのタイミングになります。

1日でも洗濯機が使用できなくなったら、大変ですよね。

最新の洗濯機は様々な機能が付いていて、高額になっています。異常があった場合にはエラー表示やお知らせ表示で解決方法も教えてくれます。それ以外の異常が起こってしまった場合には、メーカーに問い合わせて修理してもらうのが、安心です。

まとめ

ここまで洗濯機から聞こえる異音の種類とその原因、異音の対処法と異音以外の注意すべきトラブル、洗濯機買い替えのタイミングについて解説してきました。

毎日、洗濯機をフル活用している家庭が多いのではないでしょうか。とくに小さい子供がいる家庭にとっては、１日でも洗濯機が使えなくなったら大変ですよね。

洗濯機から異常な音が聞こえたら、故障かと不安になってしまいます。最新の洗濯機は様々な機能がついていて、高額になっています。

壊れてしまったからと簡単に買い替えられる価格ではありません。少しでも長く使えるように、日頃から正しい使い方をしてメンテナンスもしっかり行いましょう。