トイレの節水にはどの方法がおすすめ?NGな方法も紹介
水道代が高いと困っている人はトイレの節水がおすすめです。
しかし、トイレの節水方法として間違った方法が広まっているため注意が必要です。
本記事では誤った節水方法と正しい節水方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
トイレの節水は効果があるの?
そもそもトイレの節水をして効果があるのか疑問に思う方も多いです。
トイレの水は具体的にどれぐらいの量を流しているか意識することが少なく、お風呂や洗濯の水ばかり気にしてしまいます。
しかし、トイレで使用する水の量はとても多く、調査でもお風呂と並んで水を使っているという結果が出ています。
トイレの節水をすれば、確実に水道代を安くできます。
トイレタンクの仕組み
節水方法を知る前に、トイレタンクの仕組みを知っておきましょう。
・排水の仕組み
トイレタンクの底には穴が開いていて、その穴から流れた水が便器へと流れ出します。
レバーをひねっていないとき、この穴はフロートバルブという半球の形をしたゴムに覆われています。
フロートバルブとレバーは鎖でつながっていて、レバーをひねるとフロートバルブが開く仕組みです。
・給水の仕組み
次に給水の仕組みについてです。
タンクの横の部分に止水栓から給水管がつながっていて、タンクとの接合部にフィルターが搭載されています。
このフィルターで水の中のゴミが取り除かれ、きれいな水がタンクの中や手洗い部分に流れます。
給水を調整しているのは浮き玉とボールタップです。
浮き玉はその名の通り水に浮いているパーツで、水位に連動して上下します。
この浮き玉の位置に連動してボールタップが給水と止水をコントロールします。
そして、何らかの故障で水が供給され続けた場合、一定の水位を超えるとオーバーフロー管という管から便器へと水を流し、タンクから水が溢れるのを防いでいるのです。
NGなトイレの節水方法
誤ったトイレの節水をしてしまうと、便器やタンクの破損につながります。
これから紹介する方法を実施している場合はすぐに中止しましょう。
・タンクの中にペットボトルを入れる
タンクの中にペットボトルやレンガを入れることで、タンク内の水位を上げて節水を行う方法があります。
確かに使用水量は減りますが、ペットボトルで水の流れが悪くなり、汚れが落ちにくくなります。
汚れがきちんと流せないと詰まりや悪臭の原因になるのです。
また、ペットボトルに鎖やパーツが引っかかってきちんと動作しなかったり、故障したりする恐れもあります。
また、レンガのような硬いものを陶器であるタンクの中に入れると、タンクを傷つける可能性があり危険です。
タンクが故障すると水道代だけでなくタンク交換の費用もかかります。
・小しか使わない
大便をしたときも小で流すという節水方法もありますが、この方法も悪手です。
大便の際には水流で便を細かく砕いたり、たくさんの物質を流したりするため、強い水流が必要です。
小では洗浄力が不足するため、詰まりや悪臭の原因になってしまいます。
正しいトイレの節水方法
正しいトイレの節水方法の中には、費用や道具が必要ない方法もあり、今日からすぐに実施できます。
簡単なことからでもいいので、できることから始めましょう。
・大・小を使い分ける
大と小では水量が大きく違います。
小便をしたときでも気にせず大で流す方もいますが、大量の水を無駄にしています。
きちんと大小を使い分けましょう。
・水を流すのは一度だけ
排泄の音を消すために水を流すのは厳禁です。
また、トイレットペーパーをたくさん使い過ぎる人の中には複数回水を流す人もいますが、そこまで大量のトイレットペーパーを使用するのは異常です。
とくに持病がないなら、トイレットペーパーの使用量を見直しましょう。
また、子どもがいたずらで水を流しているケースもあります。
家族全員でトイレを無駄に流さないことを徹底しましょう。
・残り湯で水を流す
お風呂とトイレが近い家庭なら、お風呂の残り湯でトイレを流すのがおすすめです。
最初に止水栓を閉じて給水を止めます。
次に、水を流しましょう。
水は正常に流れますが、給水されないためタンクの水が減ります。
そこにバケツやたらいでお風呂の水を運んで流し入れてください。
面倒な節約方法ですが、大量に水を消費するお風呂の水を再利用できるので、効果の高い方法です。
古いトイレを使っているならトイレ交換がおすすめ
新しいトイレは技術の進歩のおかげで、少ない水で便を流せるようになっています。
古いトイレを使っている場合は使用水量が半分近く減る可能性もあります。
費用はかかりますが、これから何年、何十年と使っていくなら、早いうちに交換するのがおすすめです。
また、最新のトイレには消臭機能が搭載されていたり、汚れにくかったりとさまざまなメリットがあります。
トイレの交換はおおさか水道職人まで
トイレの交換をご自身でするのは大変なため、水道修理業者に依頼するのがおすすめです。
大阪府内でのトイレ交換はおおさか水道職人までご依頼ください。
大阪市平野区、淀川区、東淀川区、城東区などの大阪市全域のほか、堺市や箕輪市、大東市、寝屋川市、和泉市など大阪府内で活動しているため、お電話いただいてから1時間以内に駆け付けます。