洗面台やキッチンなどで水漏れのトラブルが起こった場合、長期間放置するのは危険です。
すぐに応急処置をすると、被害を最小限に抑えられる可能性が高いので、早めに対処するようにしましょう。
今回は、水漏れの応急処置で使用する専用テープの使い方や注意点を解説します。

水漏れ専用テープの種類

水漏れ専用テープは、主に自己癒着テープ、防水補修テープ、水道用ラップテープの3種類に分けられます。
3種類のテープにはそれぞれ特徴があり、使う場所や用途も異なるので、水漏れの内容に適した専用テープを準備することが大切です。
まずはテープの特徴について説明します。

・自己融着テープ
自己融着テープは、配管などの平らな部分で水漏れが起こったときに使います。
ガムテープなどのように裏面に粘着剤は付いておらず、テープ同士が重なることで癒着するのが特徴です。

自己癒着テープは癒着力が強いため、配管の繋ぎ目からわずかに出てくる水漏れだけでなく、配管に小さく開いた穴からの水漏れにも使用できます。
ただし、完全に補修できるわけではないので、配管の穴が大きい場合などは専門業者に修理を依頼しましょう。

・防水補修テープ
防水補修テープは、小さなひび割れなどの水漏れに使用できるテープです。
表面が防水仕様になっているため水を通しません。

また、裏面には粘着剤が付いているので、補修したい場所にしっかり貼り付けることができます。
防水補修テープは、平らではない曲線部分の場所にも使いやすいのが特徴です。

・水道用ラップテープ
水道用ラップテープは、水道の配管などの水漏れに使います。
粘着剤は付いておらず、自己融着するので手がべたつきません。

また、綺麗に剥がせるので跡が残らないのも特徴です。
しかし、勢いが強い水漏れには使えないので注意しましょう。

水漏れ専用テープの使い方

水漏れ専用テープは、自宅で頻繁に使うものではないため、使い方がよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、水漏れ専用テープの使い方について解説します。

・水漏れ箇所の汚れを取る
まずは、水漏れ箇所の汚れを雑巾や古布などで綺麗に拭き取ります。
配管は埃や砂、サビなどの汚れが付きやすい場所なので、そのまま作業をすると水漏れ専用テープの粘着力が弱くなったり、隙間ができてしまったりすることがあります。
ひどい汚れの場合は歯ブラシを使って取り除くなど、水漏れ箇所はできるだけ綺麗にしましょう。

・テープを巻き付ける
まずは、水を流して水漏れ箇所を確認し、水漏れ箇所に適した専用テープを選びます。
裏面に粘着剤が付いているものは、あらかじめ適当な長さに切っておきましょう。

次に、水漏れ専用テープを、テープの幅が半分ほどになるまで強く引っ張りながら、固く巻き付けます。
引っ張った反動でテープが剥がれないように、力を少し緩めながら固定するのがポイントです。

・保護テープを貼る
水漏れ専用テープを巻き付けたあとは、保護テープを上からカバーするように貼ると強度を高めることができます。
水漏れテープだけでは不安だという方は、保護テープをすると安心でしょう。

水漏れ専用テープを使用する際の注意点

・勢いが強い水漏れには向かない
水漏れ専用テープは、少しの水漏れには対応できますが、勢いが強い水漏れには不向きです。
一時的に水漏れを止めることができても、すぐにまた同じ場所から水が漏れ出したり、以前よりもひどい状態になってしまったりする可能性もあります。
勢いが強い水漏れの場合は、早急に専門業者に修理を依頼しましょう。

・正しく巻き付ける
水漏れ専用テープは、正しく巻き付けることが重要です。
テープを巻き付ける力が弱く、隙間ができている状態だとテープが効果を発揮できません。

また、水漏れしている配管の場所が屋外か室内かによって、テープの種類を使い分けることも大切なポイントです。
屋外の配管の水漏れには、防水補修テープなどを使用しましょう。

・応急処置として使用する
水漏れ専用テープは、正しく選んでしっかり巻き付けた場合でも、水漏れを完全に修復できるわけではありません。
水漏れ専用テープは一時的な応急処置であるため、老朽化した配管などの場合、テープだけの補修でそのまま放置しておくと、他の箇所からも水漏れが起こってしまう恐れがあります。
水漏れが起こった際は、なるべく早く専門業者に修理を依頼しましょう。

まとめ

配管から水漏れが起こった際は、まずは水漏れの場所を特定し、水漏れ専用テープで応急処置を行いましょう。
水漏れ専用テープは一時的なものなので、応急処置を行なったら早めに専門業者に依頼することをおすすめします。

水漏れにお困りの方は、おおさか水道職人にご相談ください。
おおさか水道職人は、箕面市や八尾市、三島郡など、大阪府全域での水回りのトラブルに迅速に対応いたします。