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水のコラム

キッチンに発生するコバエの種類と自力でできるコバエ対策

暖かくなってくるとあちこちで虫の動きが活発になり、どこから入ってくるのかコバエが飛び回るのを鬱陶しく思っている人も多いでしょう。
今回は台所に発生するコバエについて、特徴や対策をまとめました。

キッチンを飛び回るコバエの種類と特徴

「コバエ」は全長が数ミリ程度の小さなハエの総称です。
発生時期は真夏の前後、6月から7月頃と9月から10月頃が一番多く、気温が最も高くなる8月頃はやや少ないのが特徴です。
コバエは種類によって、発生場所が異なります。

・ショウジョウバエ
全長は2~3mm程度で、赤い目が特徴です。
ショウジョウバエは食べ残しの食品に集まりますが、特に腐敗した果物を餌にするので台所の三角コーナーなど生ゴミのあるところで見かけることが多いでしょう。

アルコール発酵を始めた果物を好むので、酒や酢にも集まってきます。
卵は生ゴミの間に産み付けられ、10日ほどで羽化します。
大半のショウジョウバエは動物性の汚物には接触しないので、病原菌の媒体となることはないとされています。

・チョウバエ
全長は約5mmとコバエの中では大きな部類に入ります。
翅を含めた全身が産毛で覆われていて、蝶に似ていることから「チョウバエ」と名づけられました。
微生物が繁殖しヘドロ状になる場所を生息地にするので、キッチンや浴室の排水溝で多く見かけます。
卵は排水溝のヘドロの中に産み付けます。

本来は湿地帯に生息している昆虫なので、人家に発生しても食品に群がることはなく壁にとまっていることが多いのが特徴です。

・ノミバエ
体長が2mmくらいで、黄褐色の丸い形をしています。
見た目がノミに似ていることから「ノミバエ」と呼ばれています。
生ゴミだけでなく腐敗した植物や動物の排泄物も餌にするため、発生場所は多様です。

家の中では台所だけでなく浴室の排水溝や犬や猫などペットのトイレでも見られ、食品に産卵することもあるため注意しなければなりません。

・キノコバエ
キノコバエも全長は2mmくらいしかない小さな虫で、蚊に似た細長い形をしています。
植物に群がるので、観葉植物や生花を飾ってある玄関やリビングで発生することが多いです。
キッチンに発生することは少ない種類ですが、リビングキッチンでは見かけることもあるでしょう。

コバエが発生する原因

キッチンで見かけるコバエの大半は「ショウジョウバエ」「チョウバエ」「ノミバエ」です。
ショウジョウバエとノミバエは、生ゴミを好みます。
シンクに生ゴミを放置していると、生ゴミの中に産卵してあっという間に増殖するのです。

排水溝は掃除をしないと微生物が発生し、ヌメヌメとしたヘドロ状になります。
チョウバエやノミバエは微生物を餌としヘドロの中に卵を産み付けるので、掃除をしていない排水溝で増殖していきます。
コバエが発生する原因は、水回りの不衛生な状況にあるのです。

コバエの増殖を防ぐ対策

コバエの増殖を防ぐ最善策は、コバエの好きな環境を断つことです。

・生ゴミを放置しない
生ゴミはシンクに放置しないで、その都度処理しましょう。
1日分のゴミはビニール袋に入れ新聞紙に包むなどしてその日のうちにまとめて、ゴミ収集日まで密封した状態にしておきます。

・食べ残した食品や飲料を放置しない
食べ残しのある皿や飲み残しのあるコップを、テーブルの上やシンクの中に放置しないようにしましょう。
食事が終わったら、残った食品は速やかに保存容器に移し替え、生ゴミとして処分します。
飲み物は蓋をするかシンクに流して、容器は軽く水ですすいでおきます。

特にアルコール類やお酢の臭いはコバエを呼んでしまうので、注意しなければなりません。

・使った食器を放置しない
食べ残しを処理したついでに、食器は軽く水洗いするようにしましょう。
できれば食事を終えたらすぐに片付けるのが理想的ですが、難しい場合は軽く水ですすいでおくだけでも効果はあります。

・排水溝の掃除をする
排水溝のゴミ受けは、食器を洗ったついでに洗うようにしましょう。
夕食後に1回、受け皿に溜まった生ゴミを取り除いて、受け皿をスポンジやたわしを使って洗います。

ゴミ受けの下にある「ワントラップ」は排水管の蓋の役割があります。
放置するとぬめりが発生するので、外して洗うのがおすすめです。

週1回くらいの割合で洗うのなら、スポンジで擦るだけできれいになります。
放置してしまったら、クレンザーや重曹を使うとぬめりがきれいに取れます。

・市販の殺虫剤を活用する
コバエは発生したらあっという間に増殖するので、市販の殺虫剤を使うと良いでしょう。
最近では天井に向けてスプレーすると部屋全体に薬が行きわたり、あらゆる種類のコバエに効果のある殺虫剤も市販されています。

コバエの中には、病原菌を媒介する恐れのあるものもいます。
コバエが発生しないように自力でできることは、水回りを清潔に保ち食品を放置しないことです。

コバエの発生する時期は、食料品が腐りやすく食中毒の起こりやすい季節でもあります。
日頃から水回りの掃除を習慣づけ、食品の保存にも気を付けるようにしましょう。

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