「浴槽の水が減る」というトラブルに見舞われたとき、「急いで水道修理業者を呼ばなくては！」と思う方も多いのではないでしょうか。とはいえ、同じ「浴槽の水が減る」というトラブルでも、プロによる修理が必要なケースもあれば、そうとは言えないケースもあります。トラブルに見舞われたときには、まずどう行動するべきなのでしょうか？　トラブル解決のためのヒントをお伝えします。

まずは状況確認をしよう

浴槽に張ったお湯が自然に減ってしまう場合、まずやるべきことは、状況の確認です。心を落ち着けて、何がどうなっているのか、自分自身でチェックしましょう。具体的にチェックしたいのは、浴槽のどの部分に、どんなトラブルが発生しているのか？という点です。浴槽の水が減る原因としては、以下のようなものが考えられます。

・浴槽のヒビや破損
・排水栓の故障
・配管の故障

原因がどこにあるのかを確かめるためには、水が減らなくなるまで放置してみましょう。排水栓の故障であれば、水はすっかりなくなってしまうはず。配管部分の故障であれば、給排水口付近まで水位が下がっているはずです。

どちらのケースにも当てはまらず、何の目印もない場所で水位が留まっていれば、その高さのどこかで、浴槽のヒビ・破損トラブルが起こっています。まずはこれら3つのどれに当てはまるのかを、じっくりと観察してみましょう。

判断が難しいのは、「浴槽底が破損している場合」と「排水栓が故障している場合」です。この場合、一定時間置いたあとの水は、どちらも全く残っていないでしょう。排水栓がチェーン付きのゴム栓の場合、自分で手軽に交換可能です。消去法で、破損個所の特定を進めていきましょう。

自宅のゴム栓をホームセンターに持っていけば、サイズを間違えることなく正しい部品を購入できます。自宅に帰って、新品に付け替えても「浴槽の水が減る」というトラブルを解決できない場合、浴槽底が破損している可能性が高いです。

「どうせ修理業者を呼ぶなら、わざわざ破損箇所を特定するのは面倒だ」と思う方もいるかもしれませんが、事前に自分で場所を特定しておくことで、修理業者に対してスムーズに依頼できるようになります。作業前の見積もりにおいても、より正確な情報を得られるでしょう。

部品の劣化・故障なら修理業者に依頼しよう

「浴槽の水が減る」というトラブルを、自力で解決するための方法は以下の2つです。

・ゴム栓を交換する
・浴槽のひび割れを、補修キットで修理する

ゴム栓の交換は、手軽に実践できるセルフ修理の方法です。ただし最近主流の、ボタンを押して排水口を開閉するタイプは、修理業者に依頼するのがおすすめ。ゴム栓よりも構造が複雑になっていますから、無理はしないようにしましょう。

浴槽に入った小さなヒビが原因の場合、自宅の浴槽の材質に合った補修キットを使うことで、水漏れ被害を食い止められる可能性があります。ただしこの場合、「修理がうまくいくかどうか？」「修理後の効果がいつまで継続するのか？」といった点について、自己責任で対処することに。慎重に作業したうえで、同様のトラブルが発生しないかどうか、継続的に注意深く見守っていく必要があるでしょう。

セルフ修理が不可能な浴槽の破損やひび割れ、給湯器からつながる部分の配管の故障であれば、プロの修理業者に依頼するのがおすすめです。部品交換で修理完了できる場合、時間も手間もそれほどかからないでしょう。浴槽の修理についても、プロならではの目線で相談に乗ってもらえます。修理と交換どちらのメリットが大きくなりそうか、ぜひ慎重に判断してみてください。

浴槽が破損する原因とは？

「浴槽の水が減る」というトラブルにおいて、もっとも対応が難しいのは、「浴槽のヒビ・破損」が原因であるケースです。修理できる範囲にも限界がありますし、交換にも多額のコストがかかってきてしまいます。またもちろん、修理完了までにある程度の時間が必要でしょう。ではなぜ、浴槽にヒビ・破損といったトラブルが発生してしまうのでしょうか？　原因は大きく分けて以下の3つです。

・浴槽素材の経年劣化
浴槽に使われている素材も、時間と共に劣化します。浴槽は、お湯や人による衝撃に晒されやすい場所。特にFRP（強化プラスチック）は、温度変化によって膨張したり、元に戻ったりする性質があります。この変化に耐えられなくなったとき、ヒビ・破損トラブルが発生しがちです。素材そのものの劣化なので、修理での対応は難しくなります。

・研磨剤による劣化
浴槽のメンテナンスに研磨剤入りの洗剤を使っていると、素材に与えるダメージが大きくなります。研磨剤とは、素材の表面を削ってきれいにするためのもの。徐々に劣化が進み、ヒビ・割れトラブルを促進させてしまいます。

・硬いものの落下
浴槽に何か硬いものを落とした際に、その衝撃で割れてしまうケースもあります。特に注意したいのは、シャワーヘッドです。割れたのが一部分のみの場合、修理対応が可能なケースも。ただし浴槽の床が破損している場合、通常よりも強度を確保できる方法で補修する必要があるでしょう。信頼できる修理業者と、しっかり打ち合わせをしながら、より良い方法を探ってみてください。

お風呂場のトラブルもおおさか水道職人にご相談を

知らないうちに浴槽の水が減っていたら、焦る方も多いでしょう。とはいえ、まず必要なのは原因の見極めです。修理業者に相談するのは、原因がわかってからでも遅くはありません。

相談先で悩んだときには、おおさか水道職人にご連絡ください。浴室周辺の水のトラブルにも、しっかりと対応いたします。枚方市や豊中市、八尾市、泉佐野市、富田林市、三島郡、豊能郡豊能町、泉北郡など大阪府全域でお困りの方は、まずは一本お電話いただければ大丈夫です。