より使いやすいキッチンへ、ハンドル式水栓からレバー式水栓への交換方法と注意点
キッチンの水栓は、日々何気なく使う場所です。一日に何度も開け閉めする方も多いことでしょう。
ハンドル式水栓をレバー式水栓に交換するだけで、使い勝手は格段にアップするはずです。
それぞれの水栓の特徴と交換方法、作業前に知っておきたいポイントを解説します。
目次
ハンドル式水栓、レバー式水栓とは?
キッチンの水栓には、大きく分けて「ハンドル式水栓」と「レバー式水栓」の2種類があります。
ハンドル式水栓とは、上部の部品をくるくると回して、水を流したり閉めたりする水栓のこと。
比較的古いタイプのキッチンで、見かける機会が多い水栓です。
レバー式よりも安く、メンテナンスしやすい点が魅力ですが、水を出すために「ハンドルをしっかりにぎって回す」という作業が必要になります。
問題なく使える方も多いのですが、以下のような方にとっては、非常に扱いづらいタイプの水栓と言えるでしょう。
・幼い子ども
・にぎる動作が難しい人
・握力がない人
身長が低く、まだ握力も発達していない子どもの場合、大人の力で強く締めたハンドルを緩めるのは困難でしょう。
「必要なときに水を出せない」ということにもなりかねません。
また加齢や病気の影響で、にぎったり力を入れたりする動作が難しくなる方は、決して少なくありません。
こうした方にも使いやすいのが、レバー式水栓です。
レバー式水栓であれば、レバーを上下に動かすだけで水を出したり止めたりできます。
子どもやお年寄りにとっても使いやすく、また調理中でもストレスを感じにくい仕様となっています。
近年のキッチンで主流となっているのは、こちらのレバー式水栓です。
「でも我が家は古いタイプのキッチンだから…」とあきらめる必要はありません。
自宅のキッチンの水栓は、ハンドル式からレバー式への交換が可能です。
蛇口のスタイルを交換するだけであれば、作業も手軽でコストもほとんど発生しませんから、ぜひ気軽に挑戦してみてください。
ハンドルのみ、水栓上部のみでも交換できる
「キッチン水栓の交換」と聞くと、水栓本体ごとの交換をイメージする方も多いのではないでしょうか?
ハンドル式からレバー式への交換であれば、ハンドルのみ、もしくは水栓上部のみでの交換が可能です。
好みのレバーのイメージに合わせて、どちらか一方を選んでみてください。
・ハンドルのみ交換
従来型の「にぎってひねる」タイプのハンドルから、「左右に動かす」タイプのレバーへの交換であれば、ハンドルのみの交換で対応できます。
自宅の水栓に対応しているレバーハンドルを用意したら、以下の手順で作業しましょう。
1.ハンドル上部のカバーを外します。(青や赤の目印の部分ですが、もともとは、ない場合もあります。)
2.カバー内部のビスを回しハンドルを取り外します。
3.ハンドルの中のインサートを取り外します。(もともとは、ない場合もあります。)
4.新しいレバーハンドルとセットになっているインサートを取り付け、レバーハンドルを固定します。
・水栓上部のみ交換
「にぎってひねる」タイプのハンドルから「上下に動かす」タイプのレバー式への交換を希望する場合、水栓上部を交換しましょう。
キッチンの見た目もスッキリし、オシャレな雰囲気になります。
まずは自宅の水栓に合う部品を購入します。交換手順は以下のとおりです。
1.止水栓を閉めます。
2.ハンドルの根本にあるカバーナットを緩めます。
3.ハンドルごと、取り外します。
4.ピンセットを使い、水栓内部のケレップを取り外します。
5.新しい部品についているケレップを設置し、逆の手順で取り付けていきます。
カバーナットを緩めるときには、レンチを使用するのがおすすめです。
長く使ってきた水栓の場合、非常にかたく、回しづらいことも考えられます。
合わない道具で無理に力を加えると、水栓本体の破損や変形にもつながりますから、適切な道具を使うようにしましょう。
ハンドルのみの交換と比較すると、少し手間はかかりますが、見た目の雰囲気を変える効果は抜群です。
交換作業の注意点|こんな場合は水栓本体ごと交換するのがおすすめ
ハンドル式水栓をレバー式水栓に変更したい!と思ったときには、前述のとおり、ハンドルのみ・水栓上部のみの交換が可能です。
しかし以下のような場合は、思い切って水栓本体ごとの交換を検討してみてください。
・水漏れしている
・劣化が気になっている
・適合する部品がみつからない
水漏れしている場合、ハンドルや水栓上部のみを交換しても、トラブルを改善することはできません。
すでに水栓が劣化している場合、せっかくレバー式にしても、またすぐに交換しなければならない可能性があります。
また交換用の部品の生産が、すでに終了している可能性も。
合わない部品を無理に取り付けようとすると、トラブルの原因になりますから、思い切って水栓ごと交換するのがおすすめです。
大阪のキッチン水栓交換はおおさか水道職人へどうぞ
古くなったキッチン水栓を交換するだけで、キッチン全体の使い勝手が良くなる可能性があります。
ハンドル式水栓が使いにくい…と感じているのであれば、ぜひレバー式水栓への交換を検討してみてください。
大阪市や岸和田市、堺市や東大阪市、豊中市などにお住まいで、交換作業に自信のない方は、どうぞ遠慮なくおおさか水道職人にご連絡ください。
水回りの修理・交換のプロがご自宅に伺い、スピーディーに作業を完了いたします。