最新トイレは何がすごい?驚きの機能を紹介
トイレは寿命が15年と長いため、最新のトイレを利用する機会が多くありません。したがって、最新トイレのストロングポイントを知らない人も多くいるでしょう。トイレは日々進化を遂げているため、驚きの機能がいくつも存在します。
最新トイレの機能を知っておくと、トイレを交換する時の選ぶポイントにもなります。自分が便利だと思う機能が搭載されているトイレを見つけるのに役立てください。
最新トイレの節水機能
最新トイレの代表的な機能と言えば、節水機能です。1990年以前に設置されたトイレは大1回で13リットルから20リットルの水を使用します。しかし、昨今では節水機能のレベルが高く、大1回で半分以下の4リットルから6リットルの水しか使用しません。
単に半分以下の水では全てを洗浄できませんが、ある仕組みを利用して節水を実現しています。
TOTOが開発したトルネード洗浄
1つ目はTOTOが独自で開発したトルネード洗浄です。従来の洗浄方式は上から下に水が流れていく方式で、頑固な汚れも落としづらい欠点がありました。
しかし、トルネード洗浄は名前の通り渦を巻くように水が流れていくため、汚れを落としつつ、少ない水を有効活用する技術です。
パワードライブユニット
トイレの内部に水流をコントロールするパワードライブユニットが搭載されたトイレがあります。パワードライブユニットが搭載されたトイレは、4リットルの洗浄水の全てが鉢内の隅々にまで回る仕組みとなっています。
トルネード洗浄と同じように流れていく共通点がありますが、静かに、しっかり強力に汚れを洗い流すのが特徴です。
ターントラップ洗浄
ターントラップ洗浄は水栓トイレにある排水管から臭いの侵入を防ぐトラップを外し、上向きに排水口を作ったものです。使用すると排水口が下方に回転し、使用後は再びトラップとして役目を果たします。
通常、トラップは水を溜めて臭いや害虫の侵入を防いでいますが、ターントラップ洗浄では蓄積しておく水が不要であるため、節水を実現しています。
最新トイレの掃除を軽減できる機能
次はトイレの掃除を軽減できる機能を紹介します。トイレの状態をキレイに維持するために掃除は必要であるため、メーカーは掃除のしやすさにも力を入れています。
フチなし便器
古いトイレだと、便器の内側から水が流れていきます。しかし、水が流れる穴に汚れが溜まりやすく、掃除がしづらいのが欠点です。
メーカーでは便器のフチをなくし、汚れが溜まりにくいトイレを開発しています。凹凸もなく緩いカーブを描いているため軽い力でサッと汚れが拭き取れるのが特徴です。
お掃除リフト
従来ではウォシュレットの下側が掃除できませんでした。しかし、トイレの横にあるサイドレバーを引くとウォシュレットが持ち上がり、掃除ができるトイレも開発されています。ウォシュレットと本体の間を簡単に掃除できるので、見えない部分の掃除も可能です。
シャワーノズル収納
ノズルの裏の汚れは見えづらく、拭きにくいのが掃除する上での弊害でした。しかし、フチの裏をなくし、ノズルをスッキリと収納できて簡単に掃除ができるものがあります。
最新トイレの便座を清潔に保つ機能
最新のトイレには便座を清潔に保つ機能もいくつか搭載されています。
クリーン樹脂
ウォシュレットの便座やノズル、ケースにクリーン樹脂を採用することで、汚れに強い便座を実現しています。TOTOの特許技術であり、汚れを水玉状に弾くのが特徴です。
汚れてもサッとひと拭きで掃除ができるので、いつでもキレイな状態をキープできます。
キレイ便座
従来の便座は、便座の表面と裏面のつなぎ目のスキマが汚れてしまうことがありました。スキマに入った汚れを取り除くのは困難であり、骨が折れる作業が要求されます。しかし、キレイ便座では便座がシームレスになっているのでスキマが存在せず掃除が簡単です。
もちろん、便座の裏は防汚素材を採用しているので、汚れても拭き取るだけでキレイになります。
最新トイレのその他優れた機能
他にも最新トイレには優れた機能が充実しています。臭いや菌に対する機能や、快適な機能です。
プラズマイオンクラスター搭載
便器鉢内にプラズマクラスターイオンを放出して、トイレのあらゆる箇所を除菌する機能です。便鉢の表面や温水洗浄機のノズル周辺、便フタ裏や便座裏など、手を触れてしまう部分から手を触れない部分もキレイにします。
さらに、プラズマイオンクラスターの効果により、浮遊カビ菌や付着菌を除去するため、臭いの発生を防ぐ効果もあります。トイレを使っていない間にも定期的に除菌するため、いつでも快適なトイレ空間へと変化するでしょう。
泡クッションハネガード
水の表面に作った泡のクッションで、男性立ち小便時の飛沫汚れを軽減するものです。台所洗剤をタンクの中に注入して、使用時にハネ抑制ボタンを押すと便器内の水位が下がって泡を作り出します。
そして作った泡は流れるたびにトイレを掃除するため自動でトイレがキレイになる効果もあります。
脱臭・消臭
便座に座った人を検知すると、自動で脱臭する効果があるトイレです。トイレの中の臭いを消す効果があります。TOTOが提供しているネオレストシリーズは、1日の使用時間を学習する機能が搭載されていて、よく使う時間の1時間前から自動で脱臭や消臭を始めてくれます。
室内暖房
トイレ内から温風が吹き出してトイレ空間全体を暖める便利機能もあります。冬や夜中は室内の寒暖差によるヒートショックを防ぐ効果もあるため、いつでも安心してトイレの利用ができます。
温風機能
室内を暖めるのではなく、おしりを乾燥させる機能です。温水洗浄をした後に、トイレットペーパーで軽く拭き取って温風乾燥を使用します。あまりトイレットペーパーを使いたくない時などに役立ちます。
便器内ライト
夜中にトイレに起きた時など、周囲が暗い状況で役立つ機能です。眠気を覚ましにくく、目に優しいライトが便器の中を照らします。LIXILのトイレの場合、足元も照らす機能付きのトイレがあるので、夜中でも安全にトイレの利用ができます。
まとめ
節水や掃除に関する機能は有名で知っている人もいたかもしれません。しかし、トイレを快適に利用するための機能の中には、知らなかった機能があったでしょう。トイレが自動で学習する時代に突入しているのも驚きです。
他にも最新トイレには多くの機能があります。自動で便フタが開く機能や自動で洗浄する機能などです。リフォームなどでトイレを交換する際は、自分が求めている機能が搭載されているかどうかもチェックしながら、最新トイレを選んでみましょう。