水回りの掃除方法をそれぞれ解説!注意するべきポイントもまとめました!
水回りの掃除はこまめに行うことが何よりも大切です。また落としたい汚れによって、適切な落とし方があることも重要なポイントといえます。
今回は、水回りの掃除方法を詳しくまとめています。あらためて確認し、無駄なく効率的に掃除もしていきましょう。
また、近年注目されている重曹についてもお話しています。安心して使える重曹は、ぜひ活用したい素材です。注意点に配慮しながら、存分に使っていきましょう。常にピカピカの水回りを保つためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
台所の掃除方法
油汚れが溜まりやすく、細かなゴミも多く出てしまうキッチンですが、とにかく清潔に保ちたい場所です。負担にならずに行える掃除方法もご紹介します。ぜひ実践してみてください。
■排水口には重曹が効果的
掃除を怠るとすぐに雑菌が繁殖してしまう排水口は、ヌメリがひどくなってしまうと掃除をすることも敬遠しがちです。排水口のヌメリには重曹を使うことをおすすめします。
重曹とクエン酸、お湯を用意しましょう。排水口回りに重曹をたっぷりとかけてから、クエン酸をスプレーしていきます。発泡してくるのを待って、そのまま1時間ほど放置します。
最後にぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。この時熱湯は使わないように注意してください。排水パイプを傷つけてしまう可能性があります。
■ゆで汁を無駄なく活用
排水管には流れた油やヌメリがへばりついています。つまりを引き起こす前に除去することが大切です。またこの汚れを除去しないと、キッチンなどで見かけるチョウバエが卵を産み付けてしまいます。
油汚れや、チョウバエを退治するにはお湯を流すことがとても効果的です。調理に使ったゆで汁などを、60℃程度に冷ましてから排水口へ流しましょう。その際には野菜クズや、ゆでたものの残りが排水管へ流れてしまわないように気をつけてください。
■食器洗いの最後にはシンク洗いを
洗い物の後には、シンクにも油汚れや食べ物のカスが残っている可能性があります。最後にシンクも食器用洗剤で洗ってしまいましょう。シンク専用のスポンジを用意してください。水分も拭き取ることができれば、カビの発生防止にも効果があるでしょう。
■水垢落としにはクエン酸を
蛇口やシンクなどの水垢が気になる方も多いでしょう。水垢にはクエン酸が有効です。こびりついた水垢にクエン酸をスプレーして、スポンジなどでこすり洗いしましょう。
簡単に落ちない頑固な水垢には、重曹に水を加えた重曹ペーストを作り、気になる箇所に塗りつけて、20分~30分程放置してから水で洗い流しましょう。水垢がキレイに落ちます。
■ステンレスにコーティング
水道水に含まれるミネラル成分は水垢の原因となります。市販のステンレスコーティング剤を利用することで、汚れの付着を抑え、撥水効果も期待できます。
掃除の軽減にも役立つので、検討してみるのもよいでしょう。
お風呂の掃除方法
お風呂場の汚れは、皮脂や脂などの酸性の汚れが大半です。汚れを落とすには弱酸性の重曹を活用することをおすすめします。
■カビの除去
床やボトルの底に発生するピンクの汚れは「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌です。比較的落としやすいので、中性洗剤などを使ってこすり洗いをするとよいでしょう。
一方しばらく放置していた黒カビは、根を張っているので落としにくく、アルカリ性の洗剤や重曹を使ってしっかり落とす必要があります。専用のカビ取り剤を使うことも効果的ですが、刺激が苦手な方にはおすすめできません。
■お風呂場の小物はつけ置き洗いを
イスや洗面器などの小物はつけ置き洗いがおすすめです。イスや洗面器なども水垢がこびりつき、落とすことが少々厄介な場合もあるでしょう。そんな時は、残り湯に重曹1カップを入れて、イスや洗面器などを一晩漬けておきましょう。
翌日軽くこすり洗いすれば、水垢もスッキリ落ちることでしょう。シャワーヘッドは同様のつけ置きの後、歯ブラシなどを使って細かい部分も洗うと、汚れが落ちてキレイなります。
■水垢にはクエン酸を
お風呂場の蛇口などの水垢にはクエン酸スプレーで対処します。ひどくなった水垢には重曹ペーストを塗ったあと、ラップを使ってパックします。20分~30分放置した後にこすり洗いすれば、かなりキレイになるでしょう。
トイレの掃除方法
便器や回りを掃除してもタンクや壁まではなかなか行わないのではないでしょうか。汚れは意外な所にまで及んでいます。壁まで掃除をするとスッキリ気持ちよく感じられます。
■タンク
タンクの中にカビやヌメリが発生していたら、重曹を使って掃除することが効果的です。重曹1カップをタンクに入れ、6時間ほど放置をしたら水を流します。
カビを除去すると同時に臭いの除去にも効果があります。定期的に行うことで、悪臭の予防にもつながります。
■便器
水垢や尿石などの汚れはアルカリ性なので、クエン酸を使うことで汚れが落としやすくなります。重曹とクエン酸を混ぜて使うと、こびりついた汚れもキレイに落とすことができるでしょう。
頑固な黒ずみには、重曹ペーストを使って落とします。重曹ペーストを塗って、トイレットペーパーを使ってパックをしましょう。20分~30分後にこすり洗いをすれば、キレイに落とせます。
■床・壁
お湯200mlに大さじ1杯の重曹を入れた重曹水で掃除をしましょう。スプレーしながらタオルなどで拭き取れば、手垢汚れなどもキレイに落とすことができます。
消臭効果があるので、使ってみることをぜひおすすめします。
水回りの掃除で注意するべきポイント
水回りの掃除には重曹やクエン酸を使うことが非常に効果的です。しかし取り扱いには注意すべき点もあります。掃除をする際の注意点について以下を確認し安全に使用してください。
■手荒れが起こる場合がある
重曹は天然素材で人にも環境にも優しい素材です。お子様やペットがいても安心して使うことができるので、大変重宝されているといえるでしょう。しかし重曹の濃度が高い場合には、手荒れの原因となる場合があります。肌が弱い方は直接触れないよう、手袋をして使用するようにしましょう。
■研磨作用がある
重曹は研磨作用があることを覚えておきましょう。テフロン加工など、スポンジでこすることによってテフロン加工が剥がれ、サビが起こる可能性があります。頑固な汚れは力いっぱいこすらず、一晩おいてみるなどの時間を使いましょう。
浴槽などの場合も重曹を使って掃除をする時には、素材に気をつけなければなりません。
■変色の恐れ
重曹を木製などの自然素材に使う時も注意が必要です。素材が変色する恐れがあります。クエンさんも気をつけましょう。大理石やセメントに使うとくすみを生じさせてしまいます。鉄もサビの原因となるので使用を控えるべきといえます。
もし何の素材かわからない場合には、目立たない箇所で使ってみると確認できるので、まずは確認してみましょう。目立たない箇所といっても万が一変色してしまったら、元には戻せないので、その点は配慮が必要です。
■漂白剤とは絶対に混ぜない
クエン酸を使用する際は、塩素系漂白剤と絶対に混ぜてはいけません。有毒なガスを発生させ、大変危険です。注意しましょう。
まとめ
水回りの掃除はどうしても億劫に思いがちです。しかし、適切な掃除方法を行なえば、案外負担が少なく感じられるかもしれません。今回ご紹介した掃除方法を、ぜひ日頃の掃除に組み込んでみてくださいね。
また、重曹やクエン酸もぜひ使ってみてください。重曹はとても重宝するので、手元に用意しておくことをおすすめします。水回りはキレイで清潔な状態を保っていると、とても気分が充実します。
ピカピカのキッチンは料理も楽しく作れます。清潔な浴室は一日の疲れを癒してくれるでしょう。生活をする上で水回りはとても大切です。こまめな掃除を心がけていきましょう。