設置した当初は、ピカピカだった洗面台も、いつの間にか黒ずみ汚れが目立ってしまう…。このようなケースは、決して珍しくはありません。できればいつまでも、白く清潔な状態をキープしたいもの。そのためには、汚れの性質を知った上で、適切な対処法・予防法を実践しましょう。

今回は、洗面台周辺で発生する黒ずみ汚れについて、詳しく解説していきます。すでに汚れに悩まされている方も、今後黒ずみ汚れを発生させたくない方も、ぜひチェックしてみてください。

黒ずみ汚れの原因は主に2つ

洗面台で悩まされがちな黒ずみ汚れの原因は、主に以下の2つです。まずは確認していきましょう。

・埃＋手垢
・石鹸カス汚れ＋水垢汚れ

洗面台は、家族が何度も触れる場所です。特に白い洗面台には、手垢汚れが目立ってしまうでしょう。手垢も「触れてすぐに目立つ」というわけではありませんが、埃との組み合わせによって、ぼんやりとした黒ずみ汚れへと成長していきます。

家の中で触れる機会が多いスイッチ周りをチェックしてみてください。黒い汚れが気になるケースも多いのではないでしょうか。洗面台周辺の黒ずみ汚れも、これと同じ仕組みで発生する可能性があります。

また、各種石鹸を使用する機会も多い場所だからこそ、石鹸カスを主成分とする汚れも無視できません。「石鹸」と聞くと、なんとなくきれいなイメージがありますが、十分に洗い流せなかった石鹸カスは、立派な汚れです。こちらもすぐに目立ち始めるわけではありませんが、水垢汚れと混ざり合うと、徐々に黒ずみ始めます。厄介なことに、「落とすのが大変」という特徴もあります。

洗面台周辺で気になる黒ずみ汚れは、複数の原因が組み合わさって引き起こされるもの。単独で付着した汚れよりも複雑で、「がんばって掃除しているつもりなのに、なかなかうまく落とせない」と感じてしまうのは、このためなのです。

お掃除には「重曹」がおすすめ

洗面ボウルや洗面台周りなど、黒ずみ汚れが気になり始めたときには、重曹を使ってお手入れするのがおすすめです。黒ずみ汚れは頑固な汚れではありますが、その特性に合わせた洗浄成分を選べれば、お掃除の手間は格段に楽になるでしょう。

重曹は、弱アルカリ性の特徴を持つ洗剤で、酸性の汚れに対して高い効果が期待できます。洗面台の黒ずみ汚れの中で、もっとも多いのは皮脂汚れと埃が組み合わさってできたもの。重曹を上手に使えば、しつこい汚れもすっきり除去できます。重曹の使い方としては、以下の2種類があります。

・スプレーボトルに重曹と水を入れて重曹水を作る
・重曹に少量の水を加えて混ぜ、ペースト状にする

洗面ボウルや水栓に付着した、全体的な汚れに対しては、重曹水スプレーが効果的です。まんべんなく重曹水をスプレーしたら、少し待った後に柔らかいスポンジで掃除しましょう。最後に丁寧に洗い流したら、乾いた布で拭き上げて完成です。

一方で、局所的な黒ずみ汚れやカビ汚れには、重曹ペーストを使用するのがおすすめです。汚れが気になる部分にペーストを塗ったら、少し待ちましょう。その後、古い歯ブラシで磨いていきます。

重曹だけで効果が実感できない場合には、クエン酸と組み合わせて使用するのがおすすめです。重曹とは反対で、クエン酸は酸性の性質を持つ洗浄成分です。水垢汚れに対して、高い効果を発揮してくれるでしょう。重曹とクエン酸を使用すれば、酸性とアルカリ性、どちらの汚れにもアプローチできます。またシュワシュワと反応させて排水口に投入すれば、手が届きにくい排水口奥の掃除もできるでしょう。

落としきれない場合には研磨パッドを

重曹やクエン酸を使っても落としきれない黒ずみ汚れは、勇気を出して削り取りましょう。洗面台用の研磨パッドが市販されているので、用意します。黒ずみ汚れが気になる部分をこするだけで、きれいな状態を取り戻せます。

研磨パッドにもさまざまな種類のアイテムが用意されていますが、大切なのは「洗面台の素材を傷つけにくいものを選ぶ」という点です。研磨する力が強ければ強いほど、汚れを除去する効果は高まるでしょう。

しかし、洗面台に傷をつけてしまうと、今度はその部分に汚れが入り込みやすくなります。洗面台用や陶器用と書かれていれば、洗面台よりも柔らかく、安心して使えるでしょう。洗面ボウルの素材が陶器以外の場合には、耐水性のサンドペーパーを使用するのもおすすめです。1500番以上を選べば、しっかりすっきりお手入れできます。

研磨パッドを使う場合、洗面台や洗面ボウルの目立たない部分でテストを行うようにしてください。傷が入った洗面台を元通りにするのは、大変なこと。できるだけ傷をつけない方法で、黒ずみ汚れの原因だけを取り除きましょう。

水回りのトラブルはおおさか水道職人が対応します

洗面台周辺の黒ずみ汚れで悩まされるようになったら、設置からある程度の年月が経過している証拠です。経年劣化によって、水栓や排水パイプに不具合が生じる可能性もあるでしょう。こんなときには、おおさか水道職人の存在を思い出してみてください。

おおさか水道職人では、トイレやキッチンはもちろん、洗面所で発生する各種トラブルにも親身になって対応しています。八尾市や泉佐野市、富田林市、箕面市、門真市、大東市、松原市等で、「どこに相談すれば良いのかわからない…」と悩む必要はありません。困ったときは、私どもにお任せください。