キッチンで出た生ごみをまとめておくのに便利なのが、シンクに置かれた三角コーナーです。調理中に出た生ごみを、ポイポイと放り込めるので、重宝しているという方も多いのではないでしょうか。とはいえ、その性質上、三角コーナーにはさまざまな汚れが蓄積しやすいという特徴もあります。キッチンシンクを清潔に保つためのポイントをお伝えします。

三角コーナーはカビやぬめりが発生しやすい

キッチンシンクに設置された三角コーナーで悩まされやすいのが、カビやぬめりによる汚れです。ほんの数日放置していただけで、触れるのが嫌なほどぬめりが発生してしまったり、ポツポツと黒ずみ汚れが出現したり…。またときには、キッチンの悪臭の発生源になってしまうケースもあります。三角コーナーで発生した汚れが、キッチンシンクの他の場所へと広がっていくケースも少なくありません。

では、いったいなぜ三角コーナーには、気になる汚れが発生しやすいのでしょうか。その理由は、水分と栄養分にあります。常にシンク内にある三角コーナーは、水で濡れている時間も長くなりがちです。

また生ごみを溜めておくという性質上、雑菌が繁殖するための栄養も豊富にあります。ぬめりやカビは、この雑菌が繁殖したことによるもの。一時的にきれいにしたとしても、雑菌が残っていればあっという間に増殖してしまいます。これが、「ほんの数日放置するだけで、三角コーナーが汚くなる」理由です。

三角コーナーを使用するなら、こうした特徴もしっかりと頭に入れておきましょう。便利なアイテムだからこそ、汚れを溜めない・雑菌を繁殖させないための工夫が必須です。

三角コーナーのお手入れ方法は？

では具体的に、三角コーナーはどのようにお手入れすれば良いのでしょうか。嫌なぬめりやカビには、できる限り触れたくないもの。とはいえ、清潔さを保つことを考えると、毎日お手入れするのが理想的です。毎日の生活の負担にならないお手入れ方法は、以下のとおりです。

1.三角コーナーのゴミを集めて捨てる
2.三角コーナー全体に、塩素系漂白剤をスプレーする
3.そのまま5分ほど放置する
4.流水でよく洗い流す

塩素系漂白剤は、いわゆるカビキラーやキッチンハイターのこと。スプレータイプの製品を準備しましょう。雑菌やカビ汚れを一気に除去してくれるので、スプレーして洗い流すだけで、ほとんどの汚れやぬめりを落とせます。

5分放置しても落とせなかった汚れだけは、歯ブラシやスポンジを使ってこすり洗いしておきましょう。1日の終わりの習慣にできれば、三角コーナーの汚れ問題を解決できます。

またせっかくですから、同時に排水口パーツの清掃を行っておくのもおすすめです。排水口のふたや、ゴミ受けかご、トラップなど、外せるパーツは全て取り外し、三角コーナーと一緒に塩素系漂白剤をスプレーしてみてください。

これらのパーツもぬめりや雑菌、嫌な臭いが気になりがちですが、三角コーナーと同時にメンテナンスできます。こちらの場合も、三角コーナーと手順は同じです。5分ほど置いたのちに、流水でよく洗いましょう。汚れが残っていれば、こすり洗いで落とします。

塩素系漂白剤を使うのはちょっと…という方におすすめなのが、重曹水スプレーやセスキ炭酸ソーダスプレーです。こちらの場合も、各種パーツに吹き付けて、放置したあとに掃除すればOKです。

キッチンシンクを清潔に保つためのコツ

キッチンシンクを清潔に保つためには、いったいどうすれば良いのでしょうか。三角コーナーの使い方のポイントと共に紹介します。

・三角コーナーをステンレス製のアイテムに変更する
今や百円ショップでも購入できる、三角コーナー。とはいえ、安価なもので目立つのは、プラスチック素材の商品です。それよりも、ステンレス製の商品へと変更した方が、お手入れは楽になりますし、ぬめりやカビで悩まされにくくなるでしょう。市販の三角コーナーの中には、「カビ・ぬめりに強い」という点を売りにしたアイテムもあります。ぜひこうしたアイテムも検討してみてください。

プラスチック製の三角コーナーを使い続ける場合、中にアルミホイルのボールを丸めて入れておきましょう。アルミホイルから金属イオンが発生し、雑菌の抑制に役立つでしょう。

・夏場だけでも撤去する
三角コーナーのぬめりやカビは、気温が高いときほど悩まされがちです。こうした点から、夏場だけでも撤去するのがおすすめ。特に、毎日のメンテナンスが難しい時期には、勇気を出して撤去するのも良いでしょう。

夏場のキッチンで悩まされがちなのが、コバエによるトラブルです。三角コーナーにたまったゴミや汚れも、コバエの発生源の一つ。撤去することで、より確実に予防できるでしょう。

三角コーナーの代わりは、使い捨ての袋などを活用するのがおすすめです。底の部分に穴が空いているタイプなら、そのまま水切りして捨てられます。三角コーナーは便利なアイテムですが、取り扱いに注意が必要な側面もあります。こうしたアイテムだからこそ、上手に活用していきましょう。

キッチンの水栓や詰まりの不安は私共にお任せください

キッチンシンクの汚れよりも、水栓からの水漏れや排水溝の詰まりが気になる…という方もいるでしょう。汚れた三角コーナーは、新しいものに交換すればOKですが、水栓や排水溝は、そういうわけにもいきません。修理のプロにお任せください。

おおさか水道職人では、寝屋川市や河内長野市、松原市、東大阪市、枚方市、吹田市、和泉市、守口市など、広いエリアで水回りの修理に対応しております。原因がわからないトラブルについても、まずはご相談いただければ大丈夫です。修理のプロがしっかりサポートいたしますので、安心してお任せください。