詰まりに有効な真空式パイプクリーナーの使用方法!ラバーカップとの違いも解説
トイレなどの排水管の詰まりを取り除くときに効果的なのが、真空式パイプクリーナーです。
真空式パイプクリーナーの先端には、塩化ビニル樹脂で造られたカップの形をしたようなものが付いています。
排水管で詰まりが発生したときには、カップ部分を排水口に押し当て、引っ張ることで詰まりが解消できるのです。
ただし、ラバーカップのように柄の部分を引っ張るのではなく、ポンプ部分に付いている取っ手を引っ張ります。
本記事では、真空式パイプクリーナーの使用方法や、ラバーカップとの違いについて解説をしていきますので、参考にしてみてください。
真空式パイプクリーナーについて
真空式パイプクリーナーとは、圧力を利用して、詰まりを取り除ける道具です。
ポンプ部分に付いている取っ手を押し下げることで圧力のかかった空気を送り、取っ手を引っ張ることで押し下げた空気を引っ張ります。
圧力をかけた状態で空気を押し下げたり引っ張ったりすることで、詰まっている物質にアプローチをかけることが可能です。
真空式パイプクリーナーにはカップのような先端部分以外に、エアコンのドレンホースの詰まりを取り除くための先端部分もあります。
カップのような先端部分にもキッチンや洗面台で使えるサイズ、浴室・トイレで使えるサイズがあるでしょう。
先端部分はアタッチメントになっており、簡単に取り換えることができます。
市販で売られている真空式パイプクリーナーは、大阪府大阪市西区立売堀にある、株式会社カクダイ GAONA事業部が販売をしている、「これカモ 真空式パイプクリーナー」が有名です。
参考:GAONA┃商品紹介ページ
真空式パイプクリーナーの使用方法
真空式パイプクリーナーは排水管の詰まりを取り除くために有効ですが、つまりの原因によっては市販品の真空式パイプクリーナーでは取り除けない場合があります。
小物などの異物のときや、蓄積した油汚れの塊、大量のトイレットペーパー、水で膨張する物などが詰まりの原因の場合、無理に取り除こうとすることは控えることがおすすめです。
詰まりの原因次第では、真空式パイプクリーナーを使うことで詰まりが排水管の奥に入ってしまい、詰まりがひどくなる場合があるため、水道修理業者などへ依頼しましょう。
真空式パイプクリーナーは以下の手順で使用します。
- 排水管の入り口に、カップ部分を押し当てます。
- ゆっくりとハンドルを押し下げ、空気を入れます。
- 勢いよくハンドルを引っ張ります。
- ハンドルを引っ張った後に、水が流れていけば終了です。
1度の作業で水が流れていかないときは、2度、3度と繰り返してください。
洗面台にはオーバーフロー穴という穴が開いています。
オーバーフロー穴が開いたまま作業を行うと、空気がそこから抜けていってしまうため、塞いでから作業を行うようにしましょう。
カップ部分がうまくはまらないときは、水が足りてない可能性があります。
この場合には、水を足してください。
ラバーカップ(すっぽん)との違い
真空式パイプクリーナーとラバーカップは、どちらも排水管の詰まりを取り除くために用いられます。
2つの大きな違いは、仕組みと価格です。
ラバーカップは柄を持ち、カップ部分を押し下げたり押し上げたりすることで、圧力を生んで詰まっているものを取り除きます。
ラバーカップの種類は多く、キッチン用やトイレ用など、詰まりを取り除きたい場所に合わせて、買い揃えることが可能です。
ラバーカップは英語でプランジャーと言うため、販売店によってはプランジャーで販売されていることもあるでしょう。
真空式パイプクリーナーは用途に合わせたカップ部分のみの販売があるため、本体を1つ購入すれば、あとは用途に応じて先端部分を交換して使用することができます。
ラバーカップはシンプルな構造で、気軽に使えるというメリットがありますが、圧力を自分で生み出す必要があります。
そのため、真空式パイプクリーナーよりも作業に時間がかかることや、労力を要することがデメリットとして挙げられるでしょう。
価格は真空式パイプクリーナーは本体が2,000円強しますが、ラバーカップはダイソーなどの100均でも購入することができます。
業務用の真空式パイプクリーナーがある
水道修理業者などは、「高圧ポンプ」という業務用の真空式パイプクリーナーを準備しています。
高圧ポンプは自転車の空気入れのような形をしていて、カップ部分を排水口に取り付け、高圧の空気を押し込むと、市販品では対処できない詰まりも取り除くことができるのです。
おおさか水道職人では、高圧ポンプを使用した除去作業は、18,700円〜承っております!
詰まりの程度により費用は変わるため、ご留意いただけますと幸いです。
高圧ポンプを使用して詰まりを取り除くと、地に鳴り響くような音を発しながら詰まりが流れていき、抜けきったときには爽快感があります。
ご依頼をいただいたお客様からも、とても好評のため、ぜひ1度ご依頼ください!
おおさか水道職人は24時間受付・365日営業をしています。
夜間でも早朝でも、いつでもお気軽にご相談くださいませ!
まとめ
真空式パイプクリーナーは圧力をかけた空気を利用して、排水管の詰まりを除去します。
ラバーカップよりも強力な圧力で詰まりを取り除きますが、購入に必要な価格が高くなるでしょう。
真空式パイプクリーナーを使用しても詰まりが取り除けないときは、無理に取り除こうとせずに、水道修理業者などに依頼をしてください。
異物などは真空式パイプクリーナーでは取り除けませんし、取り除こうと作業をしたことによって、詰まっている原因が排水管の奥に入り込んでしまうこともあるのです。
真空式パイプクリーナーは、先端部分のみを用途に応じて付け替えることが可能です。
用途に応じて使い分けをすることで、真空式パイプクリーナーの力をうまく引き出すことができるでしょう。