シャワーから水漏れした時の対処方法や修理代の目安は？
シャワーを浴びたあと、しっかり栓を閉めたはずなのにポタポタと水がしたたり落ちて止まらない、ホースを伝ってチョロチョロと水が流れ出ている、水栓本体から水が漏れている。

水漏れに気づいたけれど、対処方法がわからない、業者に依頼したらどれくらい費用がかかるのか知りたいと思っていませんか。

この記事では、シャワーから水が漏れてきた場合の対処方法や、業者に依頼した場合の費用相場をご紹介します。

シャワーから水漏れする原因は何？対処方法は？

シャワーから水漏れが起きている場合、まずはどこから水漏れしているのか、水漏れしている場所を確認しましょう。

水漏れしている場所や部分を特定することで、原因がわかります。よくある水漏れ部分と水漏れの原因と修理、対処方法をご紹介します。

シャワーでよく水漏れが起きる部分
シャワーのトラブルで、よくある水漏れ箇所は次の４ヵ所です。

1. シャワーヘッドの一番先端、水が出てくる部分、
2. シャワーヘッドの元の方、ホースがつながっている部分
3. シャワーホース本体
4. シャワー水栓本体

それでは、水漏れしている部分ごとに１つずつ解説していきます。

シャワーヘッドから水が漏れる場合

シャワーヘッドから水が漏れる場合は次の原因が考えられます。

パッキンが古くなったことによる水漏れ
水漏れしている部分がシャワーヘッドの根元、シャワーヘッドとホースの接続部分の場合、中にあるパッキンの劣化の可能性が考えられます。

パッキンは消耗品です。長い間使用していると、自然にゴムが硬くなってひび割れすることがあります。

パッキンの劣化が原因で水漏れしている場合は、新しいものに交換すれば水漏れは止まります。

ホームセンターやネットショップで購入できるので、サイズを確認して合ったものを用意しましょう。

シャワーヘッドの中の水が原因
シャワーヘッドの中にたまっていた水が少しずつ漏れ出すことがたびたびあります。これは、シャワーヘッド内のどこかでトラブルが起きているという訳ではありません。

シャワーヘッドの向きを上に向けたり、下に向けたりして、ポタポタと水が出るのが止まれば、シャワーヘッドの中にたまっていた水が漏れ出していただけだと考えられます。特に修理や対処は必要ありません。

シャワーヘッド自体の故障やシャワーヘッドが古い
シャワーヘッドの向きを変えたり、ヘッド内の水を抜いたりしてもなお、水が漏れてくる時は、シャワーヘッドそのものが故障していると考えられます。また、長年使っていると、落としただけでひび割れたりする場合もあります。

このような場合は、シャワーヘッド本体を交換するのがおすすめです。シャワーヘッドはネットショップやホームセンターでの購入が可能です。

また、シャワーヘッドにはさまざまな機能がついたものも販売されています。型が合えば好きな機能が付いたものを選ぶのもおすすめです。簡単な作業なので、DIY初心者でも自分で交換できます。

シャワーホースから水漏れしている場合

ホースからの水漏れの場合、ほとんどがシャワーホースの経年劣化や破損が原因です。ホースに亀裂や穴が空いていないか確認してみてください。

ホースの亀裂や穴による水漏れであれば、防水テープでホースの亀裂や穴をふさぐだけで、水漏れは解消できます。見た目を気にしないのであれば、防水テープを貼った状態のまま使い続けることも可能です。

ホースを交換したい場合も、パッキン交換やシャワーヘッドの交換と同じように、比較的簡単な作業なので自分で交換できます。シャワーホースもホームセンターやネットショップで手軽に購入ができますよ。

ホースからの水漏れ修理は簡単なので、水漏れに気づいたらぜひ自分でやってみてください。

大元のシャワー水栓からの水漏れ

シャワーの大元、水栓から水が漏れている場合は、水栓の内部などでトラブルが起きている可能性があります。

シャワーヘッドの交換やパッキンの交換のように、簡単な作業では対処できないので、業者に修理依頼することを検討してください。

賃貸住宅の場合はどうする？

賃貸住宅でシャワーから水漏れのトラブルが起きた場合、賃貸契約の内容や水漏れの原因にもよりますが、管理会社や大家さん側で費用を負担してもらえることもあります。

不具合があるからと言って、自分で勝手に業者を手配せず、まずは管理会社や大家さんに相談してみてください。

一方、不具合はないけれど、使い勝手や機能が理由でシャワーヘッドを好きなものに変えたい場合は、費用を自己負担することで交換可能です。

ただし、賃貸物件を退去する時には「原状回復」が原則ですので、元々ついていたシャワーヘッドに戻す必要があります。使わないからと、処分してしまわないように注意してください。

シャワーからの水漏れ修理を業者に依頼する場合の修理代

シャワーの水漏れトラブルは、DIYで対処できる場合も多いのですが、中にはすぐに業者に修理を依頼した方がよい場合もあります。

水漏れの水量が多い時や、原因の特定ができない場合、自分で修理してみたけれど水漏れが止まらない場合、水栓本体が故障している可能性がある場合は、無理せず早めに業者に修理依頼をしましょう。

また、簡単な作業でも自分でやることに少しでも不安があるならば、業者に依頼したほうが確実です。ここで、業者に依頼した場合の修理費用の相場をご紹介します。

シャワーから水漏れした場合の修理費用は、シャワーヘッドやパッキンなどの交換部品代に修理費・出張費などを加算して算出されます。

■ シャワーヘッド交換の場合
シャワーヘッド本体+修理費+出張費　目安は約10,000円～20,000円前後
シャワーヘッド本体の機能によっては、もっと高くなる可能性もあります。

・ パッキン交換　　目安は約10,000円～15,000円前後

・ 水栓交換　　　　目安は約30,000円～50,000円
水栓本体の価格によって、高額になる場合もあります。

シャワーヘッドや水栓など本体を交換する場合は、本体の価格によっても金額が大きく変わる可能性があります。

また、業者によっては修理費や出張費にも差があるため、見積もりをもらって確認をしてください。

まとめ

シャワーから水漏れした場合の対処方法や修理費用の相場をご紹介しました。シャワーヘッドの交換や、シャワーホースの交換など、シャワーの部品交換作業は比較的難易度が低く、DIY初心者でも修理できるものが多いです。

水漏れトラブルが深刻なものでなければ、自分で修理してみるのもよいかもしれません。シャワーヘッドの機能にこだわって選べば、シャワータイムがさらに快適なものになりますよ。