ウォシュレットの取り付けはDIYできる?費用相場もあわせて解説!
トイレの利便性を求めて、ウォシュレットを導入したいと考えている人も多いのではないでしょうか?ウォシュレットは、水洗機能はもちろん便座の温度調整などの様々な機能面に優れており、トイレ時間を快適にしてくれます。
しかし、ウォシュレットを後付けする際、気になるのが自力で取り付けができるのかという点や費用面ですよね。
では、実際ウォシュレットは、自力で取り付けることはできるのでしょうか?そこで今回は、ウォシュレットの取り付けをDIYで行う方法や費用相場もあわせて解説します。
目次
自分でウォシュレットを取り付ける方法は?
ウォシュレットは自力では取り付けが困難なイメージがありますが、ウォシュレットは、自分で取り付けることができます。ただし、取り付けにはいくつか条件があります。その条件をクリアしているかどうかをチェックしてから導入を検討しましょう。
まず、トイレ室内にコンセントが差せる電源があるかどうかです。ウォシュレットは電化製品に分類されるため、いくら高機能なウォシュレットを用意しても電源がないと接続することができません。
また、ウォシュレット本体の電源コードの長さは、メーカーによって微妙な差があります。住宅機器製造メーカーでお馴染みのTOTOの登録商標であるウォシュレットですが、TOTOの場合1.0メートル、パナソニックの場合0.95メートル、LIXILの場合1.0メートルになります。
さらに、自宅の便座がウォシュレットの設置に対応しているタイプかどうかもチェックが必要です。背後にタンクがある一般的な洋式トイレでは取り付けが可能です。また、背後が低いワンピース型の洋式トイレも取り付けが可能です。
ただし、壁の隅にタンクが設置されており、トイレ本体と少し距離があるタイプの場合は、各メーカーで対応しているかを事前に確認する必要があります。
ウォシュレットの気になる本体価格ですが、自分で用意する際には2種類のタイプに気をつけて選ぶようにしましょう。主に、洗浄用のお湯が常時タンク内にある貯湯式ウォシュレット、洗浄水が通るパイプにヒーターが内蔵されている瞬間式ウォシュレットの2パターンです。
貯湯式ウォシュレットの場合、約1万円台から購入することができ、機能がシンプルなので初めてのウォシュレットに最適です。瞬間式ウォシュレットは、約2万5,000円から購入することができ、貯湯式ウォシュレットに比べて機能が充実しているのが特徴です。
どちらのタイプも、家電量販店やホームセンターなどで購入できます。取り扱い数や価格に差があるので、販売されているモデルの相場をよく確認してから購入しましょう。
自力でウォシュレットを取り付ける際、いくつかの工具が必要になります。必ず必要になるのは、プラスドライバーやマイナスドライバー機能付きのスパナ、便座取り外し工具です。また、モンキーレンチやウォータープライヤーもあると便利です。
ウォシュレット本体と必要な工具が揃えば、実際に自力で取り付けができます。まず、既存の便座を外していきます。便座のほとんどは、便器の裏でナットよって固定されているので、スパナを使用して取り外します。
ナットを取り外したら、便座自体を持ち上げるように取り外します。その後、新品のウォシュレットに付いているべースプレートを便器に取り付けます。このベースプレートは、多くの便器のサイズに対応することができるため、寸法を測りながら適切な位置に取り付けます。
ベースプレートを正しい向きでセットし、左右のネジをプラスドライバーを使用して固定します。
ここまでの作業が完了したら、止水栓や給水管に関する作業に移ります。初めに、マイナスドライバーを使用して止水栓を閉めます。その後、止水栓のある部分からトイレに繋がっている給水管を取り外します。
給水管を取り外した後、分岐金具を取り付けてタンクとウォシュレット両方に水が供給されるような形を作ります。分岐金具を取り付ける際、締め付けが甘いと水が漏れ出す恐れがあるのでしっかりと固定しましょう。
ここまで完了すれば、残りは仕上げの工程です。初めに取り付けたベースプレートにウォシュレット本体を取り付け、電源プラグを差し込みます。
最後に、ウォシュレットの動作確認と水栓部分から水が漏れていないかを確認し、壁にリモコンを設置すれば一連の取り付け作業は完了です。
ウォシュレット選びのコツは?
ウォシュレットは、メーカーから機能性まで選択肢が幅広く、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。自宅の環境に適したウォシュレットを選択しなければ、その恩恵を十分に受けることはできません。
では、どのような点を意識して選べば良いのでしょうか?ここでは、ウォシュレット選びのコツについて解説します。
ウォシュレット本体の価格で選ぶ
ウォシュレットは電化製品に該当するため、決して安い買い物ではありません。機能性を重視することも大切ですが、費用面を考慮して選ぶのも有効です。
ウォシュレットの本体は機能性にもよりますが、約5万円以下で販売されているケースがほとんどで、自力で取り付けを行えばほぼ本体代金のみで済みます。業者に取り付けを依頼した際には、プラスで1万円から2万円かかると考えておきましょう。
温水の作り方で選ぶ
ウォシュレットには貯湯式と瞬間式がありますが、その違いをよく理解して自宅にマッチしたタイプを選ぶのもコツです。貯湯式は本体価格は安いですが、保温に電気代がかかる点に注意が必要です。
瞬間式は湯切れの心配がなく保温も必要ありませんが、本体価格が高いので、機能的な側面と経済的な側面の両方を考慮して選びましょう。
DIYの取り付けと業者に依頼する場合の費用や日数は?
DIYの取り付けと業者に依頼する場合の費用や日数についても押さえておきましょう。DIYで自分で取り付けを行う場合は、基本的にはウォシュレット本体以外には費用はかかりません。
必要に応じて、工具を準備するだけで取り付けができます。
主に、費用は約5万円以下、取り付けには半日前後かかると考えておきましょう。対して、業者に取り付けを依頼する場合は、ウォシュレット本体代金や部品代に加えて、基本料金や出張費などの技術料が発生します。
費用は約5万円から10万円の範囲が相場になり、取り付け日数は早くて数時間、電気工事が必要な場合は1日かかると考えておきましょう。
トイレ内にコンセントが差せる場所がないと電気工事が必要になるので、時間と費用が追加で発生します。電気工事が必要かどうかを考慮して依頼するようにしましょう。
ウォシュレットを自分で購入して取り付けてもらう方法は?
ウォシュレットを自分で購入して取り付けてもらう方法の一つとして、施主支給があります。
施主支給では、取り付けのみを依頼するので、業者によって対応が異なります。
施主支給の大きなメリットは、本体を自分で用意するため材料費がかからないことです。また、好きなウォシュレットを選べるため、選択の幅が広がり、好きな機能を選べる自由性があります。
しかし、施主支給は、自分でモデルを選ぶのに時間がかかるという点と購入したウォシュレット本体を取り扱うことができる業者かどうかを確認しなければいけない点がデメリットです。
購入を検討しているモデルに対応できる業者を選べるかという点に注意しながら準備することがポイントです。
まとめ
この記事では、ウォシュレットの取り付けをDIYで行う方法や費用相場もあわせて解説しました。
ウォシュレットは自分だけでなく、自分以外の家族や来客にも喜ばれる機能が満載です。自宅のトイレ環境とウォシュレットの選び方のポイントを押さえて、適切なウォシュレットを選ぶようにしましょう。
また、慣れない作業のため、DIYで取り付ける際には手順を慎重に確認しながら進めることが大切です。
DIYでの取り付けが難しい場合は、事前に依頼できる業者を見つけておくと、いざという時に安心して任せられます。