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水のコラム

井戸のポンプは自分で修理できる?詳しい方法を解説

家庭用井戸ポンプを設置しようと検討している方はいないでしょうか。

家庭用井戸ポンプは水道代を節約できる点や災害時でも安定的に水を利用できる点などでメリットがあります。しかし、複数のデメリットの存在も把握しなくてはいけません。

そこで今回は井戸ポンプの紹介と、井戸ポンプを導入するメリットとデメリット、家庭用井戸ポンプの設置方法について詳しく解説します。

井戸ポンプとは?活用方法を紹介

ここでは家庭用井戸ポンプの仕組みや特徴について解説します。

家庭用の井戸ポンプは手動式と電動式の2種類があります。それぞれの特徴の違いからどのような方に向いているかが異なりますので、事前に確認することが大切です。

手動式の井戸ポンプの特徴としては、以下の3点です。手で押して水をくみ上げること、停電しても問題なく使用できること、ポンプで手を挟んで怪我をする恐れがあることです。

体の力を使って水をくみ上げるため、力が弱い小さな子供や高齢者には難しく危険な場合もあります。しかし、電力を使用しないため、停電時でも通常時と同じく利用できる点においては非常に安心ですよね。

一方で電動式の井戸ポンプには以下の3点が特徴としてあります。電気の力で水をくみ上げること、体の力を使わないこと、怪我をするリスクは少ないが停電時には利用できないことです。

電気式の井戸ポンプは電気でモーターを動かし水をくみ上げるため、子供や高齢者でも簡単で安全に利用できます。しかし、手動式と違って停電時には使用できなくなるため、注意が必要です。

さらに電動式の井戸ポンプには3種類のタイプがあります。1つ目が浅井戸ポンプです。仕組みとしてはストローと同様で、設置したポンプが管を通して水を吸い上げるタイプです。

2つ目が深井戸ポンプ(ジェット式)です。こちらは吸込管と圧力管があり、それらの管に水が通ることで圧力を上昇させて水をくみ上げています。3つ目が深井戸ポンプ(水中式)です。水中に吸込口を設置し、そこに接続されている揚水管から水を押し上げます。

モーターが水中に設置されているため、稼働音が小さいことがメリットです。

一般的には、構造がシンプルで費用も安いという点から浅井戸タイプが一般家庭用として設置されます。

井戸ポンプを導入するメリットとは?

家庭用の井戸ポンプを導入することによるメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。ここでは家庭用井戸ポンプを導入することによるメリットをご紹介します。

水道代を節約できる
家庭用井戸ポンプを設置することで水道代を節約できます。井戸ポンプを設置する際には一定の費用が必要になり、定期メンテナンスでも費用が発生します。

しかし、長期的に見てみると水道を利用するよりも大きく節約できます。

災害時の備えとなる
家庭用井戸ポンプを設置すると災害時に水が使えるというメリットがあります。

災害時には断水してしまい、上下水道インフラが利用できなることが多々あります。水は私たちの生命維持には欠かせないもので、水が利用できないだけで危険な状態になったり、公衆衛生が保てなくなったりします。

しかし、先述の通り災害時に必ず利用できるのは手動式の井戸ポンプのみです。電力に依存している電動式井戸ポンプは、停電してしまうと利用できなくなることを必ずおさえておきましょう。

常に適温の水が飲める
水道水と違って適温の水がすぐに飲めるという点もメリットです。水道水の水温は周囲の気温に大きく左右されるため、真夏ではぬるく、真冬では冷たすぎるということもあるでしょう。

しかし、井戸の中の温度はほぼ一定に保たれているため、井戸水も常に適温が保たれています。「いつでもすぐに適温の水が飲みたい」という方にはおすすめかもしれません。

井戸ポンプを導入するデメリットを紹介

一方で井戸ポンプの導入にはデメリットも伴ってきます。ここでは井戸ポンプを導入することによるデメリットをご紹介します。

設置に費用・時間がかかること
家庭用井戸ポンプを設置するにはかなり時間が必要となり費用が発生します。

井戸ポンプを設置する前には、各自治体に公共下水道使用届という届を出す必要があります。これを出さないと罰金が科せられるため事前にしっかりと準備しておく必要があります。

そのほか助成金の申請や確認など事前準備も多いため時間がかかることを把握しておきましょう。また、新しく井戸を設置しようと考えている方は、井戸を掘削するために非常に高額な費用が発生することをおさえておきましょう。

事前準備の大変さ設置にかかる期間、費用などを知ってから家庭用井戸ポンプの設置を断念する方も一定数いるようです。事前にどのくらいの費用とどのくらいの時間が必要となるかを確認しておきましょう。

定期的に検査が必要となること
家庭用井戸ポンプを設置した場合には定期的に水質検査を行わなくてはいけません。定期的な水質検査が面倒だと感じる方にとっては大きなデメリットとなることでしょう。

そして、水質検査を専門業者に依頼する際にも一定の費用が発生することもおさえておかなくてはいけません。年に1回以上決められて項目(一般細菌、大腸菌、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素および亜硝酸態窒素、塩化物イオン、有機物、pH値など)に関して検査が必要などと、各自治体で決められているため、それに従って検査をするようにしましょう。

さらに、業者に依頼する水質検査以外にも井戸水を飲む際には、簡単な検査を毎日しなくてはいけません。毎回井戸水を飲む前には味、色、濁り、臭いをしっかりと確認するようにしましょう。

これらの検査を怠ると健康被害に発展することがあるため、面倒だと感じる方は設置するかどうかをもう一度考える必要があります。

井戸ポンプの設置方法とは?

では井戸ポンプの設置方法を自力で設置する場合と専門業者に依頼する場合で分けて解説します。

自力で井戸を設置する場合
家庭用井戸ポンプについては自力で設置することも可能です。しっかりと手順を確認して作業を行いましょう。では設置方法です。

まずは井戸を掘る場所を決め、スコップで1mほどの深さまで掘ってみてください。続いて掘った穴の中にさや管と呼ばれるパイプを設置しましょう。

そこからさらに深く穴を掘ってください。帯水層(十分な地下水供給能力を有する透水性の良好な飽和した地層の名称)、アで到達し水が出てきたら井戸ポンプを設置しましょう。

この時に注意してほしいのが、地面を掘り進めればすぐに水が出てくるということではないということです。そして、掘り進めたことで有毒ガスが発生してしまう恐れもあります。十分に注意しながら丁寧に進めましょう。

専門業者に依頼する場合
自力でポンプを設置することも可能ですが、簡単な作業でもありません。併せて、どのくらい掘り進めればよいかが分からない点もネックとなります。もしも、そのような不安が合ったり自信がなかったりする場合には専門業者に依頼してみることがおすすめです。

家庭用井戸ポンプを設置する際に専門業者に依頼すると、30万円以上は必要となることを把握しておきましょう。さらに深く掘り進めなくてはいけない場合には100万円を超えるようなこともあります。作業を依頼してから支払えないなんてことにならないためにも、あらかじめ複数の業者に相見積もりをしてもらうことをおすすめします。

まとめ

今回は家庭用井戸ポンプの特徴と、井戸ポンプを導入することによるメリットとデメリット、井戸ポンプの設置方法について解説してきました。家庭用井戸ポンプを設置することによって実質的に水道代をゼロにすることができ、災害時にも安定的に水を利用できるなどのメリットがありました。その一方で定期的なメンテナンスが必須な点や、設置には長い時間と莫大な費用が掛かるなどのデメリットがありました。家庭用井戸ポンプの導入を検討している方は、それらの両観点をしっかりと理解したうえで、導入するかどうかを決めるようにしましょう!

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