キッチンリフォームにかかる日数とは?工期を短縮する方法も解説!
キッチンはどんどん改良され、機能性が豊かで便利になってきています。長年愛用したキッチンに別れを告げ、新しいキッチンを迎えることを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、「キッチンをリフォームするとなると、工事にどのくらいの日数がかかるのか気になる」といった方は多いでしょう。
本記事では、台所のリフォームについて日数はどの程度かかるのか、リフォームの流れや工期が長引きやすいリフォームの特徴、工期を長引かせないためにはどうすべきかを解説していきます。
キッチンリフォームにはどのくらいの日数がかかる?
台所のリフォームは工期が2~6日です。しかしこれは、キッチンの位置を変えないリフォームの場合です。
キッチンの位置を移動したり、キッチンタイプを変えたり、壁付から対面型に変更するのであれば工期は長くなってしまいます。
最短であれば工期は6日が目安ですが、正確な工期はリフォーム会社に確認しましょう。なお工事だけだと最短6日ですが、業者探しから完成までを考えると2か月程度かかります。
まず業者への問い合わせで1日、業者の現地調査に1日~1週間、見積もり提出に1~2週間、業者を決定するのに1週間程度、キッチンの手配に1~2週間、リフォーム工事に2~6日要します。
そしてキッチンはオプションを付けるとさらに時間を要し、納品まで3週間ほどかかってしまいます。工期を最短で済ませたい場合は、キッチンをそのまま変えるだけのシンプルなリフォームを依頼しましょう。
キッチンリフォームの実際の流れ
実際に台所リフォームが始まるとどのような流れで工事が進むのか気になりますよね。
台所リフォームの流れは次のとおりです。
・養成
・既存キッチン解体と撤去
・給排水管工事
・ガス配管工事
・電気工事
・下地工事
・前面パネルの取り付け
・レンジフードの取り付け
・キッチンの据え付け
・コンロの取り付け
・コーキング
・壁クロス貼り替え
養生とは、工事をしない箇所を汚れや傷から守るように保護する工程で、コーキングとは隙間をゴムパッキンで埋めていく工程です。
なお給排水管工事、ガス配管工事、電気工事は資格保持者しか対応できません。
資格保持者がいないため、リフォーム会社が対応できないということもあります。その際は別の専門業者に別途依頼する必要があります。
リフォーム会社とこれらの確認が漏れていると、スケジュール調整が難しくなり、工期が延びてしまうこともあります。リフォーム工事が始まる前に確認会話をしておくことをおすすめします。
工期が長くなってしまいがちなキッチンリフォームの特徴
台所のリフォームは基本的に2~6日で完了しますが、次の例では工期が長くなってしまいがちです。それぞれ理由を紹介します。
・キッチンの位置変更を伴う場合
・オーダーメイドの場合
・海外からの輸入の場合
・キッチンの位置変更を伴う場合
■キッチンの位置変更を伴う場合
まず「キッチンの位置を変える」です。
キッチンを壁付き型から対面型やアイランド型にするなど、キッチンを設置する位置を変える場合、工期が長くなります。
なぜなら電気、ガス、水道、廃棄ダクトも新たに工事しなくてはいけないからです。この場合には工期が約2~3週間かかってしまいます。
■オーダーメイドの場合
次に「オーダーメイド」です。
キッチンにもオーダーメイドがあります。1から希望通りに作成するので時間を要し、キッチンは納品まで1~2か月かかってしまいます。オーダーメイドキッチンに合わせて内装工事も変えると、さらに工期が長くなります。
■海外からの輸入の場合
海外のキッチンはとてもおしゃれなものが多くて憧れますよね。海外からの輸入には納品までに3~4か月かかってしまいます。
世界の情勢によってはさらに時間がかかってしまうこともあるでしょう。また注文時には細かく確認事項があり、発注まで時間をかかる傾向があります。
なお、注文したキッチンによっては設置に専門知識を持った職人しか対応できないものもあります。そうなると職人の予定も組み込んでいかなくてはならず、余計に時間を要します。
どれも既存のものとガラッとイメージを変えられますし、素敵なリフォームです。しかし時間がかかってしまうのはネックです。時間をかけてもこだわりたいという方におすすめです。
キッチンリフォームの工期を長引かせないためには?
キッチンを新しくしたいけれどリフォーム工事をしている期間、長く使えないのは不便ですよね。リフォーム工事中の食事はどうすべきか、考えなければいけません。
台所リフォームを長引かせないためのポイントは以下の通りです。
・キッチンの位置を変えない
・既存キッチンの整理整頓をしておく
・リフォームしやすい季節を選ぶ
■キッチンの位置を変えない
まず、キッチンの位置を変えないという点ですが、前述したように、キッチンの位置変更を伴うリフォームは期間を要します。排水・配管の問題がありますから、期間がかかるのはある程度仕方ないといえるでしょう。
期間が気になる場合には、キッチンの位置変更が本当に必要かどうか、しっかり考えましょう。たとえば「対面キッチンを作りたいから」といった理由で位置変更を考えているなら、キッチンの後ろにカウンターを設置することで、対面型キッチン風になります。
工夫や発想の転換で位置変更が不要となるケースもあるため、自分だけで考えこまずにリフォーム業者に相談し、プロの意見を聞いてみることもおすすめです。
■キッチンの整理整頓をしておく
次に、既存キッチンの整理整頓をしておくことです。
リフォーム工事をするときにキッチンの中身が空でなければ、工事は始められません。キッチンの中身を取り出すことから始めなければならず、工事期間は後ろ倒しになってしまいます。
工事の開始を遅らせないためにも、事前にキッチンの整理整頓をしておきましょう。
■リフォームしやすい季節を選ぶ
もう1つのポイントは、リフォームしやすい季節を選ぶことです。
台風や大雪、豪雨などが多い季節に工事日を設定してしまうと、タイミング悪く悪天候が重なってしまうかもしれません。
キッチンリフォームは室内なので天気は関係ないようにも思えますが、リフォーム会社が自宅に到着できない可能性もあります。
そうなると、春か秋が適しているのではないでしょうか。しかし春はリフォームする人が多い季節であるため、工事が埋まってしまっていることが多いです。
春にできないのであれば、台風の発生が少ない10~11月が穴場かもしれません。これらの条件がパーフェクトに揃っていればキッチンのリフォームは最短で進めることができるでしょう。
リフォームの工事期間が最短の6日で終わるにしても、その間の食事をどうするか考えておく必要があります。
1週間外食だと栄養も偏る上に、食費もかさんでしまいます。キッチンを使わなくても調理できるアイテムを準備しておくとよいでしょう。
キッチンを使わなくても調理できるアイテムは電気ケトルやオーブントースター、電子レンジやカセットコンロ、ホットプレートなどがあります。
これらを駆使することで最低限の調理は可能です。栄養面も管理できますし、外食するよりも食費を節約できます。
カセットコンロを使う際はしっかり換気をして、火気の取り扱いも充分気を付けましょう。
まとめ
ここでは台所のリフォームについて日数はどの程度かかるのか、リフォームの流れや工事期間が長くなってしまいやすいリフォームの特徴、工事期間を長引かせないためにはどうすべきかを解説してきました。
キッチンはとくにこだわらなければ最短6日でリフォーム工事が終わります。
しかしそれは工事のみの期間で、リフォーム会社への問い合わせをしてから完成までは2か月ほどかかります。
工事期間が長くなってしまうと、工事中の食事をどうすべきか、考えなくてはいけません。
できるだけ最短の工事期間に近づける工夫もあるので、最短で終わらせたいという方は参考にしてみてください。