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水のコラム

ウォシュレットから水漏れした際の応急処置を知っておこう!


今や住宅、公共施設含めトイレのほとんどはウォシュレットといわれる温水洗浄機が採用されています。温水洗浄機はあらゆる機能が備わっていて便利な反面、漏水によるアクシデントが多くなっています。

温水洗浄機から漏水が発生した経験はありませんか?漏水が少量だと、気にせずそのままにしてしまうかもしれません。放置するとどのようなトラブルが起こるのでしょうか。

本記事では、温水洗浄機の漏水を放置した場合に起こるアクシデントや漏水の原因、応急処置法予防策を紹介していきます。温水洗浄機は、広くウォシュレットの名称で認知されておりますが、ウォシュレットはTOTOの登録商標です。記事内ではウォシュレットと温水洗浄機を同義語として適宜使い分けています。

ウォシュレットの水漏れを放置することによって起こりうるトラブル

温水洗浄機を使用する家庭が増えるとともに、漏水によるアクシデントも増えています。温水洗浄機は電化製品なので時間と共に老朽化の進みが早いためかもしれません。

漏水をそのままにしておくとどうなるのでしょうか?考えられる二次災害は次の通りです。

・電気系統のトラブル
・カビの繁殖
・トイレの床の腐敗
・水道代がかさむ

温水洗浄機からの漏水は、少量なことが多いため、大丈夫だと思い込み放置してしまう方が多いです。しかし放置すると後々大きなことに発展しかねません。

さらに温水洗浄機は電化製品なので、漏水を放置すると本体やコードを濡らしてしまい、故障の一因にもなります。この状態で使い続けるのは大変危険です。温水洗浄機の本体に大きな負担がかかり、内部のパーツが発熱したりや断熱を起こしてしまったりするかもしれません。

そのまま発火する可能性もあります。温水洗浄機は電気が通っているので、本体やコードが濡れてしまったら大変です。すぐにトイレの止水栓を閉め、ゴム手袋をはめて水気をふき取り、コンセントを抜きましょう。

漏電が起きると感電する恐れもあります。充分注意し、プロに修理を頼みましょう。

また、漏水の箇所や床の放置は、カビの繁殖につながります。トイレ内に湿気がこもり、カビの繁殖を促し、健康被害を起こしてしまうかもしれません。

その他にも床材や壁まで水が染み込んで材木などが腐敗すると、床や壁の修繕も必要になってしまいます。さらに腐敗が床下まで進むと、湿度を好むシロアリが繁殖します。そうなってしまうと、害虫駆除も必要となり、修繕が大規模になってしまいます。

温水洗浄機からの漏水はノズルやタンク、洗浄機の横にある操作パネルの下などあらゆる場所から起こる恐れがあります。それらの箇所から少しでも漏水が起きてないか、日頃から気にかけることが大切です。

ウォシュレットの水漏れ原因

トイレは毎日の生活に欠かせないので、温水洗浄機の使用頻度も自然と高くなります。そうするとパーツやパッキンが消耗してしまい、動作不良が起こりやすくなります。

そしてやがて漏水が起こる原因となってしまいます。温水洗浄機での水漏れ箇所は主に次の通りです。

・ノズル
・温水タンク
・温水洗浄機横
・温水洗浄機便器
・温水洗浄機本体

まず「ノズル」からの漏水です。
洗浄ノズルは使わない時は格納されていて、スイッチを押すと姿を現して水を噴射します。ノズルに問題がなく、電源にも異常がなかった場合、水の流れを抑えるバルブユニットのアクシデントやノズル内部のパーツの老朽化、ノズルのつまりなどを疑いましょう。

ノズルには電気が通っているので、漏水は大変危険です。

次に「温水タンク」からの漏水です。温水タンクの漏水は、パッキンが消耗していたり機械でトラブルが起きていることが疑われます。

そして「温水洗浄機の横」から漏水は、水抜き栓に問題があると考えられます。水抜き栓に何らかのアクシデントでひびが入ったり、ゴムパッキンが老朽化したりすると漏水が起こります。

また「温水洗浄機の便器」内からの漏水はホースのゆがみか切断の可能性があります。

ほかにも、「温水洗浄機本体」からの漏水もあります。給水管やホース、温水タンクやパッキンの老朽化、または継目のボルトのゆるみなども考えられます。

ウォシュレットから水漏れした際の応急処置

漏水が発生した場合の応急処置は、止水栓を閉めて水を止め、温水洗浄機の電源プラグをコンセントから抜きます。止水栓とは、水道から送られてくる水を調節しているところです。

マイナスドライバーで右に回すと水が止まります。これで漏水は止まり漏電の恐れもなくなります。

温水洗浄機は電化製品で、デリケートな機械です。自力での応急処置はここまでと考えた方がよいでしょう。修繕会社に相談し、修繕をお願いしてください。無理に直そうとすると漏水が悪化することがあります。

また、火災などの大きな不具合に発展することもあります。素人の修繕は危険で、過去に火災が起こった事例もあり、製造物責任法(PL法)により、素人が温水洗浄機のパーツを入手することが不可能になってしまったのです。

ウォシュレットの水漏れを防ぐ対策

温水洗浄機からの漏水を防ぐためには、日頃からの手入れが重要です。漏水は、トイレの環境管理と掃除によって予防ができます。環境管理にはトイレ内の温度や湿度の管理が含まれます。

トイレ内は日ごろから換気を充分に行ってください。そうすることによって、温水洗浄機の故障やカビの繁殖を防ぐことができ、パーツの老朽化も遅らせることができます。

カビは一度発生してしまうと一気に繁殖し、健康被害が深刻になる恐れがあります。また熱気が溜まってしまうと、温水洗浄機が過熱してしまう原因になります。

トイレの中は小まめに換気しましょう。夏季や長時間家を留守にするときには常に換気扇をつけたままにして、温度や湿度の急な上昇を防いでください。トイレの換気扇は24時間つけっぱなしにしていても、消費電力はそれほどかかりません。

冬場は温水洗浄機内部の水が凍結する心配があります。凍結予防機能があるものもありますが、ない場合は便器内や配管内にある水を抜くなどの対策が必要です。

そして温水洗浄機で最も漏水しやすいのは、ノズルです。最近の温水洗浄機には「ノズル洗浄機能」があるものもあります。2週間に1回頻度、ノズルを柔らかい布でふきましょう。

温水洗浄機にホコリやカビ、尿石などがこびり付くと不具合が起こりやすいです。また給水フィルターやノズルのつまりも漏水が起こってしまいます。便座や便器と一緒に温水洗浄機本体も掃除し、汚れを除去する習慣をつけておくとよいでしょう。

温水洗浄機は精密な電化製品なので、こまめに点検をしてください。各種フィルターや脱臭カートリッジの点検とメンテナンス、便座クッションの点検なども定期的に実施しましょう。

日々の積み重ねで、デリケートな温水洗浄機の不具合を最小限に留めることができます。それでも漏水が起きた場合は、正しい応急処置をして、プロに修繕をお願いすることをおすすめします。

まとめ

ここまで温水洗浄機からの漏水をそのままにしておくことによって起こり得るアクシデント、漏水の原因、応急処置と予防策を紹介してきました。温水洗浄機は電気が通っているので、漏水が起こると水道代がかさむだけではなく漏電の危険も伴います。

漏水を発見したらそのままにしておかず必ず対処してください。修繕は自力で行うのは難しいので、プロに依頼しましょう。

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