お風呂の換気扇が臭い場合に考えられる原因とは?
浴室から嫌な臭いがするというときに、よく聞く原因である排水口からの臭いではなく換気扇からの臭いだったなんてことはありませんか?
換気扇は掃除が意外と大変な部分であり、汚れやカビが原因で嫌な臭いが発生することがあります。
そこで今回は換気扇からの嫌な臭いの原因と換気扇の掃除方法、そしてそのほか考えられる原因について解説していきます。
お風呂の換気扇が臭い場合に考えられる原因
お風呂は毎日使用する場所ですし、雑菌が好む湿気の多い環境のため、悪臭が発生することがあります。悪臭は排水口からのときが多いですが、換気扇から発生している場合もあります。
ここでは換気扇が臭いときに考えられる臭いの原因を3つご紹介していきます。
まず1つ目に「カビ」です。
換気扇に湿気が溜まりカビが生えていると臭いの原因となります。シロッコファン(多数の羽がついている小型ファン)にカビが生えていることが考えられるため、シロッコファンをこまめに掃除しましょう。
続いて2つ目に「隣近所で発生した臭い」です。
換気扇の排気口がベランダにある場合があります。そのようなときには外の臭いを排気口が吸い込んでしまうため、場合によってはお風呂に嫌な臭いを届けてしまいます。外の環境を整えたり、換気を徹底したりして臭いを抑えましょう。
最後3つ目に「排水口の臭い」です。
換気扇を動かしているときのみ臭うという場合は、もしかすると換気扇が原因ではないかもしれません。排水口からの嫌な臭いが換気扇によって舞っているだけの可能性があります。
お風呂をしっかりと掃除することで臭いの原因はなくせますのでこまめに掃除をしましょう。
お風呂の換気扇の掃除方法
ここまで換気扇に関連する嫌な臭いの原因をご紹介してきました。
では一体どのくらいの頻度で掃除をするとよいのでしょうか。そしてどのような掃除が適切なのでしょうか。
ここではお風呂の換気扇の掃除方法について解説します。
「換気扇にホコリが溜まっているな」と感じたときに軽い水洗いなどで済ませていませんか。
換気扇の内部は結構汚れが溜まっている状態なので、表面を軽く洗うだけでは改善されません。そのままですと、換気扇の動きが鈍ってしまい、効率的に換気ができなくなってしまいます。
そしてその非効率な換気がカビの発生を誘発して悪臭を放つ原因となります。効果のあるお風呂の換気扇の掃除方法は以下の通りです。
まず化粧カバーを取り外しましょう。次にシロッコファンを取り外し、洗ってください。化粧カバーとシロッコファンのホコリの量の多さに驚くかもしれませんが、しっかりと取り除いてください。そして換気扇本体のドラムと化粧カバーを洗いましょう。
基本的には賃貸物件の場合には基本的に入居前に換気扇の掃除も行われています。しかし、悪質業者ですと奥まで掃除が行き届いていないということもあるかもしれません。
換気扇の頑固な汚れはカビの発生と臭いの発生の原因となりますので、いち早く対処することが重要です。また、こすり洗いで汚れを落とすのが厳しい場合にはアルカリ性の重曹水に漬け置きする方法もあります。
適切な掃除を行うことで換気扇を清潔に保つことが出来ます。家族の人数や換気扇によって異なりますが、このような掃除を年に数回行うとよいでしょう。
お風呂のイヤな臭いは換気扇が原因ではない場合も多い
ここまでで換気扇に関連する嫌な臭いの原因と、換気扇からの臭いを消すための掃除方法をご紹介してきました。
しかし、換気扇の清掃や排水口の清掃を終えて清潔になったはずなのに、臭いが消えないという場合にはどうしたらよいのでしょうか。
そのような場合に考えられる原因のほとんどは、「自力で汚れを落としきれなかったこと」です。
一見洗剤や漂白剤で綺麗にしたと思っても、換気扇や排水口の細かい隙間や奥の方は手が行き届いていないことがあります。そのようなときには臭いが残る場合もあります。
最善を尽くしても臭いが残ってしまう場合には、これ以上自分で掃除をしても解決しないかもしれません。そのようなときには掃除を専門とする業者に依頼してきれいにしれもらいましょう。
私たちでは掃除が出来なかった場所までしっかりと掃除をしてくれるため、嫌な臭いの改善に繋がります。
また、それでも悪臭が発生している場合には、配管に何らかの問題が発生していたり、排水口が詰まっていたりと一般的な汚れとは異なっている可能性もあります。
いずれにしても素人が解決できる範囲を超えていますので、すみやかに専門業者に依頼することを強くおすすめします。
まとめ
今回はお風呂の換気扇が原因で発生する嫌な臭いの原因と、換気扇の掃除方法、そして掃除後も臭いが残る場合の原因について解説していきましたが、いかがだったでしょうか。
浴室は湿気が溜まりやすく雑菌が好む環境になりやすい場所です。だからこそ換気扇の正常作動が非常に重要になります。
換気扇の表面だけの掃除では不十分なことが分かりましたので、しっかりと掃除をしましょう。自力で厳しいときには無理をせず業者への依頼がおすすめです。