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重曹とクエン酸を使ったお風呂掃除の方法

2021.09.08

台所の掃除用に重曹やクエン酸を使っている方はいませんか？実は重曹とクエン酸は家中の色々な場所のお掃除に使用できます。今回は重曹とクエン酸を使ったお風呂掃除の方法をご紹介します。

1 重曹とクエン酸の特徴
2 重曹とクエン酸の使い方
3 お風呂掃除のコツ
4 水回りのトラブルはおおさか水道職人におまかせください

重曹とクエン酸の特徴

重曹とクエン酸にはそれぞれ強みがあります。重曹は弱アルカリ性のため、酸性の汚れに効果があります。お風呂場でいうと皮脂汚れです。また「静菌作用」と呼ばれる雑菌の増殖を抑える効果があり、カビ予防に役立ちます。

クエン酸は酸性のため、アルカリ性である水垢や石鹸カスの汚れに効果的です。クエン酸単体ではカビ予防の効果はありませんが、重曹とクエン酸を混ぜると二酸化炭素の泡が発生します。この泡がカビや排水溝の汚れに効果を発揮します。

重曹とクエン酸の使い方

・重曹水の作り方
40℃くらいのお湯200mlに対して重曹を小さじ2杯入れて混ぜます。水だと重曹が溶けづらいためお湯を使うのがおすすめです。

・クエン酸水の作り方
水200mlと小さじ1杯のクエン酸を入れて混ぜます。

・重曹ペーストの作り方
重曹と水を2：1の割合で混ぜます。大体で大丈夫です。

・クエン酸ペーストの作り方
クエン酸に大さじ3に対して水小さじ1の割合で混ぜます。こちらも量らなくて大丈夫です。

・注意点
重曹にもクエン酸にも使えない場所があります。重曹はアルミや銅素材、大理石の素材はNGです。クエン酸は鉄などの金属、コンクリート、大理石に使えません。コンクリートはタイルの目地に使用されている場合があるので確認が必要です。重曹やクエン酸は自然由来とは言え、目や口に入っていいものではありません。掃除中は換気をし、目に入らないようにゴーグルをしましょう。

お風呂掃除のコツ

・天井
天井は直接シャワーの水がかかりませんが、汚れ自体はつきにくい場所です。しかし、浴室は湿度が高いため放置しているとカビが発生してしまいます。手が届かないので面倒な場所ですが、フロアワイパーを使うと簡単に掃除ができます。普段はフローリングをするのに使いますが、手が届かない天井にもおすすめです。黒カビが目立つ場合はフロアワイパーに重曹水とクエン酸水をウェットシートにスプレーします。その後、普通のウェットシートで拭き取ります。

・壁、鏡、蛇口
こちらの場所はシャワーの水がかかるため、水垢や石鹸カスの汚れが付着しています。クエン酸水をスプレーしてスポンジで掃除しましょう。汚れがひどい時は、クエン酸水を染み込ませたキッチンペーパーをかぶせ、ラップで密封します。数時間放置してラップとキッチンペーパーを剥がせば、きれいになります。

・浴槽
浴槽の汚れは皮脂汚れが主です。重曹水をスプレーしてスポンジで軽くこすりましょう。頑固な汚れには重曹ペーストを塗って、しばらく放置してからこすり洗いが効果的です。重曹は研磨作用があるので、強くこすりすぎると材質を傷つけてしまいます。力の入れ過ぎに注意しましょう。

また、残り湯を使って浸け置き洗いをする方法もあります。浴槽の残り湯にカップ1杯程度の重曹を入れて、一晩放置してください。そこに、洗面器や子どものおもちゃ等など小物類を入れておくと、小物類も簡単にきれいになります。

・床
床の黒ずみに対しては重曹が使えます。重曹水をスプレーしてこする、または一度シャワーで濡らした後直接重曹の粉を振りかけてこすり洗いをしてもOKです。

・ピンクぬめり
床や壁の隅、シャンプーの下などにピンクのぬめりが発生している場合、効果を発揮するのは重曹です。重曹水をスプレーしてこすりましょう。直接重曹の粉を振りかけてもこすり洗いでも大丈夫です。

・黒カビ
壁やパッキンなどに黒カビがある場合、できてすぐのものなら重曹だけで対応できます。ただ、頑固な黒カビには重曹とクエン酸のダブル使いが効果的です。黒カビの部分に重曹ペーストで覆い、さらにクエン酸ペーストを乗せます。数時間放置し、こすり洗いをします。

・排水口
排水口は髪の毛が溜まったり、ぬめりがへばりついたりと、浴室で一番汚れている部分です。放っておくと臭いや詰まりの原因となってしまいます。そうなる前に、重曹とクエン酸でお掃除しましょう。

まず、排水口の蓋、ヘアキャッチャー、を取り外します。髪の毛や汚れがあれば、取り除きましょう。次に、排水口に重曹とクエン酸を2対1の割合で振りかけます。そして、200ccほどのお湯を注いでください。泡が出てくるので、1時間ほど放置して水に流せば完了です。また、取り外した部品も重曹を振りかけて洗えます。細かい作業なので歯ブラシを使うと便利です。

排水溝からの腐敗臭がする場合、排水トラップに原因があるかもしれせん。排水トラップとは周辺に水を溜めることで、排水管から上ってくる悪臭や害虫の侵入を防ぐためのものです。何らかの理由で溜めている水がなくなってしまうと、排水管から悪臭があがってきてしまいます。水を流して掃除をして解決する場合もありますが、原因がわからない時はプロの業者に依頼しましょう。