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水のコラム

節水型トイレが詰まったときの対処法と普段からできるつまり予防方法を紹介

水道代の節約になったりエコに繋がったりというイメージから、節水型トイレを導入する家庭が増えています。

しかし節水型トイレに交換した途端につまりやすくなったという人も多く、流すときはいつも「大」で流す、という人もいるようです。

せっかくの節水型トイレなのに水を多く使ってしまってはもったいないですよね。そこで今回は、節水型トイレが詰まったときの対処法に加え、普段からできるつまり予防方法について詳しく説明します。

節水型トイレの特徴

節水型トイレはどんな特徴があるのでしょうか。

サイフォンの原理を使っている
節水型トイレはわずかな水量で排水できるよう、サイフォンの原理を利用しています。サイフォンの原理とは、管が水でふさがった状態のときに、下から上に水が流れる原理のことです。

この原理で水が引っ張られて流れていくので大量の水を流す必要がありません。このような構造上の工夫で、節水を実現しています。

水道代の節約ができる
従来のトイレは一回の使用水量が多く、12リットルから20リットルもの水を流していました。節水トイレは「大」でも6リットル程度と半分以下に抑えられており、最新のトイレでは1回あたり3.8リットルという機種もあります。

機種や家族構成によって異なりますが、年間1万円以上も水道代を節約できるケースも多いです。長く使えば使うほど、節水の効果が高まるでしょう。

掃除がしやすい
節水型トイレは少ない水でトイレッチペーパーや便を流しやすいように、便器の表面になめらかな素材を採用されていたり、加工されていたりする製品が多いです。

このなめらかな表面は流れやすくする効果とあわせて汚れが付着しにくかったり、汚れが落ちやすかったりという特徴もあるため、掃除がしやすいというメリットもあります。毎日のように使うトイレを快適に過ごせるのは嬉しいですね。

節水型トイレが詰まりやすい理由

節水型トイレが詰まりやすいのはどんな理由があるのでしょうか。

流れる水量が少ないから
節水型トイレは一度あたりの水量が少ないのが特徴ですが、一度に流すトイレットペーパーや便などの量が多すぎると、スムーズに流しきれずに詰まってしまうことがあります。

便器の中から流れていったように見えても、流れ切らずに配管のどこかでたまっているかもしれません。

水圧を確保できない場合がある
サイフォンの原理でスムーズに水を流すためには、十分な圧力が必要です。家の構造や立地などでトイレの配管や、設置している場所に高低差がないなどの理由があり、スムーズに水を流すための十分な水圧が確保できていなくて詰まるケースもあります。

また、詰まりやすいからと何度も水を流してしまうと水圧を確保できにくくなりますし、せっかくの節水効果が失われてしまうでしょう。

トイレ詰まりの対処法

トイレが完全に詰まってしまうと、汚水が上がって室内に溢れる不安もありスムーズに使えなくなるので大変不便です。そうなる前に、自分でできるトイレ詰まりの対処法についてご紹介します。

お湯を流しこむ
バケツやペットボトルを使ってぬるま湯を流し込めば、つまりかけの固形物が溶けて流れていくことがあります。掃除用品を購入する必要もなく気軽に試せるので、つまりに気がついたら試してみましょう。

ただし、熱湯を直接便器に流し込むのは絶対にやめましょう。陶器製の便器は急激な温度変化で割れる危険があるので、つまり以上の大きなトラブルに発展する恐れがあります。40度から50度程度のお湯を使って、高い位置から流し込むとよいでしょう。

ラバーカップを使う
トイレつまりの解消手段として一般的なラバーカップを使うのもおすすめです。スッポンとも呼ばれるラバーカップは、ホームセンターなどで手軽に購入できます。いざというときのために購入しておくと、真夜中につまりが発生したときも心強いでしょう。

使用手順は、まずラバーカップを便器の水がたまっている場所にゆっくりと密着させて押し込みます。その後、一気に引っ張ることで便器内のつまり原因に圧力がかかり、解消できます。

ラバーカップは和式と洋式で形状が異なるので、使用するトイレのタイプに注意して準備しましょう。

ワイヤーブラシを使う
ワイヤーブラシは細長いワイヤーの先端がブラシになった清掃用具です。手が届かない場所に発生したつまりを解消できますし、100円ショップなどでも売っている安価な道具なので購入しておくと便利です。

使い方は簡単で、ワイヤーブラシを便器の排水口から少しづつ差し込んでいきます。つまりが発生している箇所で止まるので、そこからぐるぐると先端を回してみましょう。ブラシがつまりとなる原因を取り除き、水が流れるようになります。

節水型トイレの詰まりを予防する方法

節水型トイレは詰まりやすいですが、工夫をすれば予防できます。予防法についてご紹介します。

何回かに分けて水を流す
一度に大量のトイレットペーパーや便を流すのではなく、こまめに水を流すと詰まる可能性を減らせるでしょう。排泄物を流す際に1回、トイレットペーパーを流す際に1回と小分けにするなどの工夫が必要です。

トイレットペーパーを一度に大量に流さない
人それぞれトイレットペーパーを使う量はバラバラですが、必要以上に使っていると感じる場合は使う量を減らすのも一つの予防法です。

ずっと同じ量を使っている感覚でも、シングルのトイレットペーパーからダブルのトイレットペーパーに変えていれば紙の量は2倍になっています。

ためらわずに「大」で流す
節水の意識が高く、いつも「小」で流すという人もいるかもしれませんが、水量が少なく詰まってしまう可能性が高まるでしょう。

節水型トイレは「大」でも十分に節水効果が高いので、ためらわずに「大」で流すようにすれば、適切に排水されてつまらずに使えます。

業者に依頼した方がよい詰まりとは

業者に依頼した方がよい詰まりもあります。どのようなケースでしょうか。

水に溶けないものを流してしまったとき
上記でご紹介した詰まりの対処法は、トイレットペーパーや便など水に溶けるものに有効な方法です。

家の鍵や携帯電話など、水に溶けないものを流してしまい手の届かないところで詰まってしまった場合は素人では対応が難しいので、プロの水道業者に依頼しましょう。

長年使用して流れが悪くなっているとき
トイレを長年使用しているうちに、排水管の中に尿石などが付着して堆積し、排水管を狭くして流れが悪くなっている場合があります。

経年劣化による汚れは素人では取り除くのが難しいですし、状態によっては配管自体を新しく交換する必要があるかもしれません。いずれにせよ、プロの水道業者に頼む必要があります。

節水型トイレが詰まったらすぐできる対処法から試そう!

節水型トイレは水道代を節約でき、掃除もしやすいため近年は設置が増えていますが、水量が少なかったり水圧が足りない場合があったりなど、デメリットもあります。

トイレットペーパーの使用量を考えたりこまめに流すなど、普段から詰まりをできる予防法があるので意識して続ければ、詰まりを起こす可能性を減らせて長く快適に使用が可能です。

また、トイレが詰まったときは自力でできる詰まりの対処法があります。水道業者に依頼する前に、すぐできる対処法を試してみましょう。

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