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水のコラム

散水栓から水漏れが起きる原因とは?事前に修理方法を覚えておこう!


水道代が高くなっていたり、散水栓の周りが湿っていたりする場合は、散水栓が水漏れを起こしているかもしれません。

散水栓は水漏れが起こりやすい箇所である上、日常的に使用する機会があまり多くないためなかなか発見できないケースがあります。

水漏れを起こすと水道代が高額になるだけではなく、庭や住居に対してもトラブルを発生させる要因になります。

散水栓から水漏れが起きる原因

散水栓から水漏れが起きる原因はいくつかあります。

原因と修理方法がわかれば、自分で修理ができるものもあるので、原因から見つけましょう。
■パッキンの劣化や不良によって水漏れが起きている場合
パッキンの劣化や不良によって、散水栓から水漏れが起きるのは非常によく見られます。
そして、パッキンは劣化や不良が起こりやすい部品です。

パッキンが故障すると、蛇口を閉めたとしてもパッキンの箇所から水漏れしてしまいます。

散水栓に使われているパッキンは3種類あります。

・ハンドル部分からの水漏れ:三角パッキンを交換
・吐水パイプの根本からの水漏れ:Uパッキンを交換
・吐水パイプの先端からの水漏れ:コマパッキンを交換

上記を確認しながら、実際に故障しているパッキンを見つけてみてください。
パッキンは構造が複雑ではないので、分解と組み立てができる人であれば自分で修理ができるでしょう。
■配管から水漏れが起きている場合
地震の揺れや冬場に配管が凍ってしまった場合は、配管が破損してしまって水漏れを起こしている可能性があります。

パッキンと違ってすぐに見つけられない上、被害も大きくなりやすいケースです。

配管に関しては自分で直せないので、プロに依頼して修理してもらうしか選択肢がありません。工事の箇所によっては専門の資格が必要になる修理になるためです。
■蛇口に問題があって水漏れが起きている場合
蛇口に問題があって水漏れが起きている場合は、蛇口の交換か修理が必要です。

一般的に散水栓に使用されている蛇口の単水栓はホームセンターで購入できます。蛇口交換の際は、必ず元栓を閉めて行ってください。
レンチ等の工具が必要になる場合もあるので、用意してから交換しましょう。

散水栓から水漏れが起きた際の対処法

散水栓から水漏れが起きた場合、まずは元栓を閉めてください。

少なくとも現状より被害が拡大しません。応急処置としてできるものは少ないので、まずは元栓を閉めて被害が大きくならないようにしましょう。

パッキンの劣化など原因が明確であり、なお且つ修理が簡単にできるものであれば自分で対応できます。

水漏れは急いで修理しなければなりませんが、

・対処法がわからないのに業者を呼ばずに修理を試す
・時間をかけて対処法を調べる
・原因が明確ではないのに蛇口を分解して部品を交換する

などの対処法は避けてください。被害が大きくなってしまう場合があります。

散水栓の水漏れ修理を業者に依頼した際にかかる費用相場

自分で修理ができなかった時は、業者に修理してもらいます。

しかし、水漏れ修理に関しては普段は依頼しないものであるため、費用相場がわからなくて当然です。

散水栓の水漏れ修理を業者に依頼した時にかかる費用の相場をご紹介するので、依頼の際の目安として活用してください。
■散水栓の修理には、基本料金と配管修理と消耗材の費用がかかる
散水栓の水漏れ修理は、基本料金と配管修理と消耗材の費用がかかります。
基本料金は、業者を手配した時にかかる費用です。

5,000円~1万円程度が一般的で、出張費を含めて金額を掲載している業者もあります。

また、基本料金自体を安く設定しておきながら、出張費が高額に設定されてしまい、相場より高額な費用がかかるケースもあるので、注意してください。

土日祝日や夜間、早朝などは時間外料金として別途費用がかかる場合もあります。
配管が破損している場合は、管材の費用がかかってしまうでしょう。さらにパッキンの交換には消耗材が必要になります。

以上の3つが費用のベースとなり、修理した箇所によって金額が変動するのが一般的です。
■業者に依頼した場合の所要時間
一刻も早く業者に来て欲しい人は、到着するまでの所要時間が気になりますよね。
しかし、散水栓の修理の依頼を電話してから自宅に到着するまでの時間は、業者によって異なります。

最短15分で駆けつけてくれる業者もあれば、最短30分で駆けつけてくれる業者もあります。早く業者に来て欲しい人は、業者のホームページで時間の目安を確認しましょう。

また、電話をした時に到着時間を確認すると所要時間がわかります。
工事の時間も故障箇所や修理内容によって異なりますが、目安として

・パッキンや蛇口本体の交換もしくは修理:1~3時間
・配管の故障:4~6時間

程度は見積もっておきましょう。

パッキンに関する修理の場合は比較的短時間で終了します。

しかし、配管の場合は地面を掘って作業する必要があるため、どうしても時間がかかってしまいます。作業時間についても事前に確認しておくとより正確です。
■水漏れ中の水道代が軽減される場合がある
通常、散水栓の水漏れトラブルが起きた場合、漏れた水の費用も支払います。
ですが、水漏れによる水道代においては、支払いをしなくて済むケースがあります。

住んでいる場所によって、減額が認められる条件が異なる点にだけ注意してください。

申請の際は、水道修理の請求書と所定の申請書を提出する必要があります。詳細は市町村の水道局に問い合わせましょう。

ちなみに、自分で修理をした場合も減額の対象になるケースがあります。しかし、意図的に破損させたり、水漏れの修理をせず放置していたりした場合の減額は例外となるため、減額が認められません。

散水栓の水漏れを防ぐ対策

散水栓の水漏れを防ぐ方法はいくつかあります。

散水栓は比較的水漏れが起こりやすいといわれている理由について紹介します。理由を知ってから水漏れの対策をしましょう。
■なぜ散水栓は水漏れを起こしやすいのか
散水栓が水漏れを起こしやすいといわれている理由はさまざまです。具体的には、

・雨や雪の影響でパッキンをはじめとするパーツの劣化が激しい
・凍結によって内部の水が膨張して蛇口を故障させる
・使用時にホースを強く引っ張ってしまい蛇口が変形する
・地震や工事の影響により配管にダメージが入る

などです。

地震や工事に関しては避けようがありません。
しかし、他の理由に関していえば対策が可能であるため、以下の対策を試してみてください。
■散水栓から水漏れしないようにする
雨や雪の影響による凍結に対する予防としては、カバーを使用したり、凍結対策をしたりすれば、予防ができます。

保温材を取り付ければ、雨や雪の影響で凍結する心配がありません。

もう一つの予防としては、日常的に丁寧に使用することがあります。ホースを引っ張らないように、蛇口や配管への負担を軽減するようにしましょう。

また、直接対策をする方法とは別に、毎月水道代をチェックして、極端に高くなっていたらすぐにチェックするようにするなどの方法もあります。
まとめ
散水栓の水漏れに気付くのは突然であるため、戸惑ってしまうのも無理はありません。水漏れを発見した場合は、応急処置として元栓を閉めて被害が広がらないようにしましょう。

自分で修理するのか、業者に修理をしてもらうのかは状況によって左右されるので、よく検討する必要があります。

水道代の減額をしてもらえる可能性があるので、請求書をしっかり保存しておいて申請してください。

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