給湯器が水漏れする原因や影響は?今すぐできる対処法も紹介
給湯器からポタポタと水漏れしているのを見つけたとき、「どこか故障しているのではないか」と不安に思う人は多いでしょう。給湯器の水漏れは緊急性が高いものとそうでないものがあるため、まずは原因をしっかりと見極めることが大切です。
今回は、給湯器が水漏れを起こす原因として考えられるものや、水漏れを放置する危険性、水漏れの対処法などをまとめてご紹介します。
目次
給湯器の水漏れを放置するとどうなるのか?
給湯器の水漏れが故障によって起きている場合、そのまま放置すると給湯器内で不完全燃焼を起こす可能性があります。不完全燃焼が起こると発生する一酸化炭素は無色無臭なので、室内にいる人が気付かないうちに一酸化炭素中毒にかかってしまうことも考えられるのです。
たとえ給湯器が屋外に設置されている場合でも、窓が開いているとそこからガスが室内に入り、中毒を起こしてしまうこともあります。また、給湯器が水に濡れることで電気系統がショートし、火災の原因になることもあるため、水漏れに気付いたらすぐに給湯器の使用を中止してください。
もちろん、マンションやアパートなどの集合住宅では、階下に水漏れの影響が及んでしまう心配もあります。給湯器が水漏れを起こすとたくさんの水が無駄になって水道代が上がり、お湯を沸かすのに時間がかかるようになるため、ガス代も高くなるのです。被害が拡大する前に対処しましょう。
給湯器が水漏れする原因
給湯器が水漏れを起こすのは、多くの場合、経年劣化が原因です。給湯器の法定耐用年数は6年、標準使用期間は10年と定められており、それを超えるといつ壊れてもおかしくありません。
ゴムパッキンなどが劣化によって破損し、それが原因で水漏れが起こってしまうことが多いのです。そのほかにも、配管が凍結による膨張を起こし、破裂してしまうことが水漏れの原因になる場合もあります。長期間留守する場合などは、凍結防止のために必ず水抜き作業をおこないましょう。
また、給湯器を設置する際に何らかのミスがあり、それが原因で水漏れを起こした可能性も考えられます。最初は問題なく使えていても、時間がたつとともにその部分に負荷がかかり、水漏れとして症状が現れることもあるのです。
給湯器の水漏れを見つけたときの対処法
給湯器が水漏れしているのを見つけたときは、ガス漏れなどを防ぐために、すぐにガスの元栓を閉めてください。リモコンにエラーコードが表示されているか確認してから、給湯器の運転を止めてコンセントを抜き、給水バルブも閉めましょう。
水滴をたどりながら、どこから水漏れが起きているのか、どのくらいの量の水が漏れているのかを確認します。給湯器本体や配管の接続部から水漏れが起きている場合は、ただちに修理が必要になるので業者へ連絡してください。
もし、水が出ている箇所が水抜き栓の場合は、減圧のために一時的に水が出ただけで、給湯器の故障ではない可能性が高いです。電源を入れてお湯を出してみて、問題がなければそのまま使い続けられます。
給湯器の水漏れは修理?交換?
給湯器から水漏れが発生した場合、修理で済むのか交換が必要なのか、判断するのは難しいでしょう。「設置から何年経っているか」と「水漏れ以外の不具合は出ていないか」が判断する際のポイントです。設置から6~10年ほど経っている給湯器が水漏れを起こした場合、修理してもすぐまたほかの部分に不具合が発生する可能性があります。
さらに、10年を過ぎるとメーカーの部品保有期間が終わってしまうため、修理したくてもできない状況になってしまうのです。また、普段使っていて水漏れ以外にも不具合が起こることが多いと感じるようなら、この機会に交換したほうがよいでしょう。
修理代の相場を把握しておくことが大切
給湯器の修理を業者に依頼した場合、修理代は基本工事費と部品代を合わせたもので計算されます。基本工事費は約1万円が相場といわれていますが、部品代は数百円のものから数万円のものまであるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
また、初めて修理を依頼する際は、複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較してみることをおすすめします。そうすることで、修理代の大まかな相場を把握できるためです。
給湯器を新しいものに交換する場合は、本体費用と工事費を含めて10万~40万円前後が相場といわれています。どのような給湯器にするかによって本体費用が大きく変わってくるため、慎重に選ぶとよいでしょう。
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