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水のコラム

キッチンから異音がしているときの原因と改善策は?


キッチンを使用しているときに、異音が聞こえてきた経験がある人は多いのではないでしょうか。

通常、キッチンにはそのときに行っている作業の音や、冷蔵庫のモーター音など様々な音で溢れていますが、振動音や耳鳴りのときのような高音などがしているときには注意が必要です。
これらの音は異音に該当し、キッチンでトラブルが起きている可能性が考えられるでしょう。

異音がすぐに消えるだろうと放置することもあるかもしれませんが、放置することで異音の元となる原因の被害が拡大するケースもあるため、キッチンから異音がしている場合には対応が必要です。

本記事では、異音の種類ごとの原因や対処方法を解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

振動音の原因

キッチンから「ブー」や「ブーン」、「ヴィー」という低音の振動音がする場合、止水弁やキッチンのシンク下にある蛇腹型をしたホースが原因として挙げられます。

蛇腹型のホースを触ってみて振動を感じる場合、振動によって異音が発生している可能性が高いです。
この振動は通常の動作のため、異音がしていても問題ありません。

ホースに振動がない場合には、逆止弁が故障している可能性があるでしょう。
逆止弁は水の逆流を防ぐために取り付けられた部品で、止水栓の近くにあります。
逆止弁が原因のときの異音の発生源は止水栓付近で、この場合には逆止弁の故障が考えられるでしょう。

逆止弁が故障している場合、止水栓ごと逆止弁を交換することがほとんどです。
止水栓の交換は自分でも比較的容易にできますが、逆止弁の交換といった止水栓の修理は、止水栓の分解が必要となり自分で行うことが難しいため、水道修理業者などに依頼をしましょう。

高音の原因

キッチンの蛇口を使っているときに「キーン」という高音がしている場合には、水圧が高い(水量が多い)可能性が考えられます。

故障ではないため修理は不要ですが、水圧の対策を行わないと音が鳴り止まないため、止水栓を回して水量を調整しましょう。

キッチンの止水栓はシンクの下にあり、細い配管にハンドルのようなものが付いています。
ハンドルが2つ付いている場合には、両方閉める必要があるでしょう。
素手で回すことができないときは、軍手を使用したり、タオルなどの布で掴むと回せることがありますが、無理やり回すと止水栓が壊れてしまうことがあるため、水道修理業者などに依頼をした方が良いでしょう。

捻ったときのような音の原因

蛇口のレバーを上下するときに「キュッ」や「キュキュッ」、「キュィ」というような、何かを捻ったときに鳴るような音が聞こえるときは、蛇口の中のバルブカートリッジが劣化している可能性があります。

バルブカートリッジの寿命は一般的に10年と言われているため、蛇口の設置から10年以上経過している場合はバルブカートリッジの交換、もしくは蛇口本体の交換をしましょう。

衝撃音の原因

蛇口を閉めるときに聞こえる「ドンッ」と地面に響くような衝撃音は、「ウォーターハンマー現象」が起こっている可能性が高いです。

ウォーターハンマー現象は水道管内の圧力が変化することで起きる現象です。
蛇口を閉めることで水道管の中を流れている水が堰き止められ、水が止まるときの勢いで水道管が壁にぶつかることがあり、この際の衝撃音が原因と考えられています。

シングルレバー混合水栓で起こりやすく、レバーを動かす動作をゆっくり行うことで改善が見込めるでしょう。
ただし、改善しない場合には水道管が何度も壁にぶつかることで傷んでしまい、破損する恐れもあるため、水撃防止装置を設置することがおすすめです。

ウォーターハンマー現象を放置し水道管が破損してしまうと、壁の中で水漏れが起き、水道管の修理や壁紙の張り替えなどの修理や交換が必要になってしまいます。

キッチンの異音の対処方法

キッチンの異音の対処方法はそれぞれ異なります。
自分でできる対処方法もありますが、異音が改善しないときや異音が大きくなったとき、一時的に改善したものの異音が再開したときには、水道修理業者などに依頼することがおすすめです。

止水栓の交換

止水栓の交換には「新しい止水栓」「モンキーレンチ」「シールテープ」が必要となります。
シールテープは「シーリングテープ」とも呼ばれ、テフロン製のテープの形状をしたシールです。
JIS名称は「シール用ふっ化エチレン樹脂未焼成テープ」となっており、異なった3つの呼び名があるため、取扱店によって販売商品名は様々でしょう。

シールテープは配管の接続した部分に生じる隙間を埋める役割があるため、止水栓の取り付けの際にはシールテープを巻くことが推奨されます。

【止水栓の交換手順】

  • 水道の元栓を閉める
  • 止水栓のナットを緩める
  • 止水栓を取り外す
  • 止水栓の先端部分に、シールテープを10周前後丁寧に巻く
  • 新しい止水栓を取り付ける
  • 元栓を開け、確認を行う

水道の元栓は、住宅の形態によって設置場所が異なります。
戸建て住宅やアパートの場合、敷地内の地中に水道メーターと一緒に埋設されているでしょう。
集合住宅の場合、玄関の扉近くにある鉄扉の中で、水道メーターの隣くらいの位置に設置されています。

止水栓を交換しても振動音のような異音が止まないときは、止水栓の設置がうまくいかなかったことや、他の原因が異音の発生源と考えられるため、水道修理業者などに原因の特定と対応を依頼しましょう。

バルブカートリッジの交換

バルブカートリッジは正しい型番(品番)のものを購入する必要があります。
購入する前に型番を調べ、当該品をメーカーの公式ホームページや、ホームセンターなどで購入しましょう。
型番が分からないときはメーカーへの問い合わせがおすすめです。

バルブカートリッジの交換には「新しいバルブカートリッジ」「ラジオペンチ」「マイナスドライバー」「竹串などの先端が尖った細い物」を準備しましょう。

【バルブカートリッジの交換方法】

  • 止水栓を閉める
  • ハンドルレバーを取り外す
  • バルブカートリッジの蓋部品を取り外す
  • バルブカートリッジを回し、ペンチなどでつまんで取り外す
  • 新しいバルブカートリッジを取り付ける
  • バルブカートリッジの蓋部品、ハンドルレバーの順で取り付ける
  • 止水栓を開け、確認を行う

新しいバルブカートリッジには、ネジなどが付属しています。
ハンドルレバーを取り付ける際は、新しいネジを使用してください。

バルブカートリッジには「前」と記載されているものがあるため、前の記載があるものは、前の文字が前方になるように取り付けましょう。

キッチン蛇口の交換

バルブカートリッジの交換が難しい場合や、バルブカートリッジを交換しても捻ったときのような異音が消えない場合、蛇口の交換をすることで改善するケースがあります。

キッチン蛇口の交換には「新しい蛇口」「モンキーレンチ」「ドライバー」が必要です。

【キッチン蛇口交換方法】

  • キッチンの止水栓を閉める
  • 給水管と給湯管、蛇口のホースを繋ぐナットを緩める
  • シンクの上から蛇口を取り外す
  • 新しい蛇口をシンクの上から取り付ける
  • ナットを締め、止水栓を開け、確認を行う

異音だけではなく他のトラブルも起きている

水まわりの水漏れや蛇口の破損、壁・床・水道メーター近辺の水漏れなど、異音以外のトラブルが同時に発生しているときは、水道修理業者などに依頼することがおすすめです。

ウォーターハンマー現象などで水漏れが起きている場合、壁や床下といった水道管が敷いている場所で起こりますが、これらの場所は目視で確認することができず、気が付きにくい場所です。
目視で確認できるようになったときには水漏れ被害が拡大しているケースが多く、自分での対応ができない場合がほとんどです。

キッチンから異音がしてお困りの際は、おおさか水道職人にお任せください!
おおさか水道職人は、自治体に認定された給水装置工事事業者です。

水道管の設置や交換は、自治体に認定を受けた給水装置工事事業者しか行うことができません。
キッチンからの異音のトラブルは、給水装置工事事業者に依頼することで、スムーズに修理や交換に進むことができ、早期解決を目指せます。

おおさか水道職人は地域密着型のサービスです。
ご連絡をいただいた後、最寄りのスタッフが最短30分で現場に駆けつけます。

おおさか水道職人ではキッチンの異音以外にも、水まわり全般のトラブルに対応しています。
トラブルの大小問わず、まずはお気軽にご相談くださいませ。

まとめ

キッチンの異音は、異音の種類によって原因と修理方法が様々です。
自分で修理ができる内容と、逆止弁の交換のように自分では修理が難しい内容があります。

異音の種類によっては放置していると水道管の破損など、重大な被害を招くこともあるため注意が必要です。
自分での対応が難しい場合には、水道修理業者などに依頼をするようにしましょう。

大阪府には、大阪市城東区鴫野東に本拠地を構える、国内のキッチンシェアの多くを占めるタカラスタンダード株式会社があります。
タカラスタンダード株式会社などキッチンのメーカーは様々ですが、おおさか水道職人では、キッチンや蛇口のメーカーを問わずにご依頼を承っております!

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